人は「編集力」に対して対価を支払うのだということを理解しよう

客観的な事実がそこにあって、複数の客観的な事実を組み合わせることにより、何らかの社会的な意味を見出すわけです。独立した単一の事実だけを切り取っても、そこに意味を与えることはできません。

「事実」と「評価」は、明確に分けましょう。まずは事実をしっかりと整理しないことには、議論の前提を欠くことになってしまい、先に進みません。訴訟において書面により主張を準備する場合にも「事実」と「評価」は分けて論じることが求められます。そこを分けない書面に価値はありません。ただの文字列の羅列に過ぎません。そのような書面が誰かを幸せにすることなど決してありえないのです。

例えば新聞により報道されるニュースであっても、決して絶対的に客観的なものではありません。事実はおよそ客観的なものだと思われるかもしれませんが、報道する機関・立場によって伝えるニュアンスは変わってくるのです。複数の新聞を読み比べよう、と言われるのは、新聞によってニュアンスが全く異なるからです。客観的な事実を知るためには、複数の媒体に触れることが必要不可欠なのです。

編集力とは、情報発信者自身の価値観を軸とするものです。価値観の軸が存在せず、ブレている人が何かを発信したとしても、単なる思い付きに過ぎません。編集力を身につけるためには、まず自分の中にしっかりとした軸を作ることが必要です。

軸というのは、その人自身が人生においてどこに重きを置いているのか、ということです。やや抽象的な表現かもしれませんが、より具体的な言い方をすると、何が好きか?ということです。自分は何が好きなのか?ということを、改めて整理しましょう。自分のことは自分が一番分かっているはずですが、改めて整理してみることが大切です。

自分は何が好きなのか?自分が人生においてどこに重きを置いているのか?ということを整理した後には、その軸に従って編集力を高めるトレーニングを行いましょう。

具体的には、

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中尾慎吾@オンライン事務所

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中尾慎吾@オンライン事務所

弁護士/コンサルタント/会社経営者です。仕事術/ライフハック関連の情報を発信していきます。

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