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ガールズ・アラウド結成20周年イヤーを振り返る

今年初のnoteはやっぱりガールズ・アラウドの記事にします。
2022年はガールズ・アラウド結成20周年のアニバーサリーイヤーでしたがその前の年にサラが乳がんで亡くなりました。
残された4人は深い悲しみに打ちひしがれながらもサラの願いを叶えるために再結成の道を選びました。

サラの遺志を継いだ4人
2022年12月、ニコラがガールズ・アラウドとしてのチャリティ活動で100万ポンド(約1億6千万円)の寄付をしたと発表しました。
彼女達はこの1年でどんなチャリティ活動をしてきたのか振り返ってみましょう。

7月24日、ここからガールズ・アラウドのチャリティ活動は始まりました。
王立がん研究基金とチャリティウォーク『レース・フォー・ライフ・フォー・サラ』を開催、会場のハイドパークをニコラ、シェリル、ナディーンの3人と歩きキンバリーは別会場から家族とリモート参加しました。

Race for life for Sarah
Instastory of Kimberley

10月には衣料品ブランド『プライマーク』とコラボパジャマを販売しその売り上げを王立がん研究基金 (Cancer Research UK)とがん治療センターのザ・クリスティ慈善信託(The Christie Charitable Fund)に寄付しました。
この時ガールズ・アラウド解散後、そしてサラの死後初めてのグループショットを公開しファンの中にはサラがいなくなった事を突きつけられたようなショックを受けた人もいました。
しかし個人的にはサラの遺志を継いで4人で頑張るという決意表明のようにも見えました。
コラボパジャマには"The darkest nights produce the brightest stars(真っ暗な空は最高に輝く星々を生み出す)"というキャッチコピーが付いています。

Girls Aloud & Primark
Primark

10月8日にはチャリティイベント『プリムローズ・ボール』を開催、サラやガールズ・アラウドに賛同した人達も参加しました。
ホストを担当したのはフェーン・コットンでカイザー・チーフスのリッキー・ウィルソン、イヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダー、ウィル・ヤングがガールズ・アラウドの名曲をカバーしました。
またカイリー・ミノーグが自らプロデュースしたワインを寄付し会場で振る舞われました。
ライブだけでなくチャリティオークションも行われ、アーティストのコナー・ブラザーズが描いたサラの絵が出品されました。
会場にはサラの母親マリーも出席しメンバーと共にサラを偲びました。

Sarah's Primrose Ball
Girls Aloud with Marie(Mum of Sarah)

12月9日、デビュー20周年を記念して『サウンド・オブ・ジ・アンダーグラウンド』の7インチレコードをリリース、その売り上げももちろんザ・クリスティ慈善信託に寄付されました。

Sound of the underground vinyl



サラも奇跡を起こす
サラ自身も生前自叙伝『ヒアー・ミー・アウト』を執筆し自身の闘病を通して乳がんの早期発見の大切さを訴え若年性乳がんの啓発をしました。
残された時間で未発表曲『ウェアー・イット・ライク・ア・クラウン』及びリミックス版をリリース、その売り上げをザ・クリスティ慈善信託に寄付しました。
そしてサラが亡くなった後、自分も乳がん健診を受けてみようと思った人達が早期発見でき命を救われるという奇跡が立て続けに起きました。
1人目はサラのファンでこれまで自分は乳がんとは無縁だと思い健診をした事がありませんでした。
しかしサラの死をきっかけに健診を受けた結果ステージ2の段階で見つける事ができ手術や化学療法で快方に向かっています。
彼女は「サラが私の命を救ってくれた。」と感謝の気持ちを述べています。
2人目はサラの幼なじみの母親でサラの死をきっかけに前々からあったしこりの治療を決意しました。
診察の結果乳がんが見つかり乳房切除手術をしました。
「馬鹿みたいな事言ってると思われるかも知れないけどサラが『ちゃんと調べて』って言った気がしたの。できるならサラにお礼を言いたいし私のこの話が他の人達の早期発見を後押しできたらいいですね。」と語りました。

Hear me out
Wear it like a crown

ガールズ・アラウドはこれからも5人
サラが亡くなり残された4人はサラのいないガールズ・アラウドで歌う事ができませんでした。
その代わりサラが命懸けで行った若年性乳がんの啓発や乳がん治療に関わる機関や基金への寄付を引き継ぐ決心をしました。
その想いに応えるようにファンもチャリティ活動へ積極的に協力しました。
その結果が寄付金に繋がっています。
サラの遺志を継ぐ形でガールズ・アラウドは再び『5人』で活動再開しました。
乳がんの研究が進み苦しむ人が1人でも減る世界が来るようファンの1人として願っています。

5 girls 1 dream

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