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プライド月間の一大イベント‼︎マイティー・フープラ

6月はプライド月間です🌈
今月3日と4日イギリスで世界最大と言われるLGBTQ+フレンドリーなフェス『マイティー・フープラ』が開催されました。
過去のnoteにもマイティー・フープラの事は書きましたが改めてこのフェスの魅力や今年の見どころをまとめてみました。

マイティー・フープラの魅力
マイティー・フープラはLGBTQ+当事者や支援者が主役です。
毎年マイティー・フープラの理念に賛同するアーティスト達がステージに立ちドラァグクイーンのダンサー達が共にステージを盛り上げます。
また会場全体が大きなLGBTQ+コミュニティになるため当事者が安全に過ごせるセーフティスペースとなり観客は思い思いの格好でマイティー・フープラを楽しめます。
また90〜00年代のポップス好きにはたまらないラインナップもマイティー・フープラの魅力の1つです。
近年ではマイティー・フープラで再結成するアイドルグループも増えてきました。

今年のマイティー・フープラの見どころ
毎年魅力的なアーティスト達が登場するマイティー・フープラのステージですが今年は特に若手から大御所まで充実した人選となっていました。
今年のステージを飾ったアーティスト達を紹介します。

まず去年はステップスとしてヘッドライナーを務め、今年はソロで登場したリサ・スコット・リー!
ステップスのナンバーからソロ曲まで披露しました。

Lisa Scott-Lee

ナターシャ・ベディンフィールドはキラキラな衣装で登場!

Natasha Bedingfield

映画『バービー』で話題のデンマークのユニット、アクア。
現在は3人で活動しています。

Aqua

新進気鋭のガールバンド、フローはマイティー・フープラ初参加!
持ち歌だけでなくジャメリアとのコラボパフォーマンスもありました。

Jamelia & FLO

新作アルバムをリリースしたばかりのジェイク・シアーズ。

Jake Shears

ジェイクはイヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダーともコラボして熱唱しました。

Jake & Olly

クレア再結成
今年の注目すべき出演者の1組が結成20周年を記念して再結成されたガールバンド『クレア』です!
クレアはガールズ・アラウドが生まれたオーディション番組『ポップスターズ:ザ・ライバルズ』でファイナルまで残った4人で結成されたグループです。
メンバーの相次ぐ脱退により2008年に解散しましたがオーディション番組で共に切磋琢磨し友人であるガールズ・アラウドのサラの死をきっかけにまた4人で集まりました。

Clea & Girls Aloud

サラの訃報を受けてから4人で食事の場を設け再結成してパフォーマンスをしようと決意、その舞台がマイティー・フープラとなりました。
残念ながらメンバーの1人クロエは今後の活動には参加しないと表明しましたが3人はまたクレアとして活動するようです。
1度限りではありましたが4人が揃ったパフォーマンスは多くのファンを喜ばせました。

Clea's Reunion

ガールズ・アラウド大活躍
そして筆者が特に嬉しかったのは今年ガールズ・アラウドが大活躍した事です。
初日にパフォーマンスしたのはナディーン!
ガールズ・アラウドのナンバーやソロ曲を熱唱しました。
ナディーンはマイティー・フープラ常連でプライドイベントからのオファーも多く、LGBTQ+コミュニティから愛されています。

Nadine Coyle

パフォーマンス後はオーディション番組時代の友人、クレアのメンバーと再会しました。

Nadine With Clea

そして2日目イヤーズ&イヤーズのコラボはジェイク・シアーズだけではありませんでした!
突如『ザ・プロミス』のイントロが流れステージに現れたのは…

Surprised!!

なんとニコラとキンバリー‼︎
サプライズで登場し『ザ・プロミス』と『コール・ザ・ショッツ』の2曲をオリー・アレクサンダーとパフォーマンスしました。
オリーはサラのチャリティイベントで『ザ・プロミス』を披露しており、あの時と同じアレンジで歌い上げました。
ニコラはシェリルとデュエットで出演した事がありましたがキンバリーは初出演、しかも近年歌手活動をしていなかったため貴重なパフォーマンスとなりました。

Mini Reunion

パフォーマンス後はジェイクも合流し4人で記念撮影。
ガールズ・アラウドファンは貴重なミニ再結成に感動しました。

マイティー・フープラの意義
イギリスではセクシャリティをカミングアウトするアーティストが増えてきておりプライドイベントも盛んに行われています。
LGBTQ+当事者だけでなく支援を表明しサポートしている賛同者(アライ)も増えてきました。
しかしLGBTQ+コミュニティに対する差別や無理解は未だに根強く残っています。
去年ヘッドライナーを務めたステップスはドバイで公演のオファーがありましたが『セクシャリティについて言及しない』という条件があったため断ったと公表しました。
また今回マイティー・フープラに出演したクレアのクロエ・モーガンはLGBTQ+コミュニティに対する無神経なツイートにいいねを押した事で謝罪に追い込まれました。
マイティー・フープラ出演者の不祥事はこれまで例がなかったためマイティー・フープラのLGBTQ+コミュニティのセーフティスペースとしての意義が問われてくるでしょう。

残念ながら出演者の不祥事がありましたが90〜00年代ポップス好きを満足させたマイティー・フープラ。
早くも2024年の開催日が発表されチケットの販売も始まりました。
来年は6月1日と2日になるので興味のある方はぜひ今のうちに予定を空けておきましょう!

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