大蔵屋商事で働く方、自販機業界で働く方は、ユニオンに合流してください!順法闘争とストの成果が出始めました!

この間の大蔵屋商事でのユニオンの交渉・行動状況についてお知らせします。

《大蔵屋商事との労使関係の現状》
1/30 第一回の団体交渉を実施するも、会社側は我々の要求事項に一切応じる準備も無く交渉にすら至らず。
2/21 8:30出勤闘争+順法闘争を開始。
2/26 時限ストライキを実施。 (大蔵屋商事、ジャパンビバレッジ東京による2社合同ストライキ)、自販機産業ユニオンの立ち上げ。

《順法闘争とストライキの実施後の成果》
1日の訪問台数が最大約30台→約15台程度までに減少!
現職組合員6名中3名が同等の台数まで減少!
業務時間内に1:00休憩を取得しても、ほぼ定時内で収まる業務量に近付いたと考えています。

 私達が順法闘争を実施して感じたことは、これまでは本来やるべきであった商品管理や自販機清掃などに回すべき時間が取れていなかったということです。これは業務量過多が原因だと言って間違いないでしょう。

 皆さんもそうではないですか?あまりの業務量の多さに、どこを省略したら時間短縮になるかに知恵を使ってはいませんか? 例えば、あのロケのあの商品が売れてないから差し替えて、売れるロケに回そう。と思っていたとします。しかし、商品変更をするより、本数修正のみで対応した方が遥かに時間短縮になりますよね?そちらを選んでしまうことも多くあるでしょう。また次回やろう、と諦めてはいませんか?

 1人で会社に意見してもなかなか通りません。これはブラック企業でなくとも同じだと思います。ましてやブラック企業を相手に1人の力では、なかなか太刀打ち出来ません。そのために労働組合、ユニオンがあるのです。まだ少ない人数ですが、そんな中でも成果を上げてこられたのはこのユニオンに所属しているからです。

 このまま会社の出方を待っていても変わらないと思いますよ?もう10年も同じ状況が続いてきたのですから。この先、どんどん担当台数を増やされる可能性もありますよ?これから切り替え、夏場の繁忙期を迎えるにあたって、適性台数で迎えたいとは思いませんか?

 会社は組合員に対して、業務削減をしていますが、目先の対応をしたに過ぎません。我々のユニオンは、大蔵屋商事で働くルートマン、そして自販機業界全体の改善を求めて立ち上がりました。 どうか皆さんも一緒に立ち上がりましょう。1人じゃありません。我々も含め多くの仲間たちが応援してくれています。みんなで闘っていきましょう!

 以下では、組合員がQ&A方式で組合を紹介しています。
《ある組合員へのQ&A》
Q、なぜ組合を作りましたか?
A、一番の目的は長時間労働が当たり前となっている労働環境を訴え改善してほしいという思いからです。切り替えの時期や繁忙期には月の残業時間が余裕で100時間を越えますし、酷いと150時間近く働いています。こうした殺人的な長時間労働は私だけではなく、他の仲間たちもそうです。会社に帰ってきて隣で積み込みしながら愚痴を言ったりふざけた話で笑いあった仲間が明日には亡くなっているかもしれない環境が放置され当たり前となってしまっているので、会社の経営を担う方たちに労働者の声を直接ぶつけて交渉したいので組合を立ち上げました。

Q、会社の対応はどのようなものでしたか?それについてどう思いましたか?
A、そもそも固定残業を越えて長時間労働をしていることを全く認識しておらず驚愕しました。会社の対応はこちらの要求に対しきちんとした回答を用意しておらず、さらには労基法を守るという内容の誓約書にもサインしないなど、組合との約束を書面に残さないといった不誠実な態度を示しています。

Q、組合に入ってストライキや順法闘争をしたことで、どのような成果が出ましたか?
A.一部の組合員のロケが減らされ業務量の削減につながりました。それにともなって、残業時間の削減、有給休暇の自由取得をできるようになりました。また、固定残業時間を越えた分の残業代を一部支払わせることにも成功しました。

Q.組合にまだ入っていない人にどのようなことを伝えたいですか?
A.一人でも多くの方に労働組合に合流していただき、多くの人が労働組合に入ることで経営陣にプレッシャーをかけて、会社全体で労働条件を良くしていきましょう。

■相談先
自販機産業ユニオン(総合サポートユニオン・自販機支部)
TEL:03-6804-7650(受付:平日17~21時/土日祝13~17時 水曜定休日)
MAIL:soudan@bku.jp(24時間相談可)

総合サポートユニオンの活動を応援してくれる方は、少額でもサポートをしていただけると大変励みになります。いただいたサポートは全額、ブラック企業を是正するための活動をはじめ、「普通に暮らせる社会」を実現するための取り組みに活用させていただきます。