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親切な誰かと、なかなか帰らなかった娘にありがとう

よく晴れた日のこと。
じゃぶじゃぶ池のある公園にいきたい!と娘からのリクエストがあり、
よっしゃ!今日は晴れてるし、思いっきりびしょびしょになって遊ぶか!!
ビッチャビチャで大喜びの娘の写真がとれるぞ〜とほくほくしながら公園へ行きました。

まずはブランコ〜!とブランコでウォーミングアップする娘。
パパの大きなキャップを後前に被ったその頭でっかちなバランスが可愛らしくて、写真撮っちゃお〜!とカバンをガサゴソ。

ん?


ガサガサ…ガサゴソ…


無いっ!


携帯が無い〜!!


写真を撮りたくて公園に来たと言っても過言じゃないのに、携帯忘れてくるなんて!!
ショック過ぎます。
おかしいなぁ、出てくる時に確かに入れたはずだったのに。。
持ち物をテーブルに並べていた記憶はあって。最後に入れようと思ってたから入れ忘れてしまったんだ、と思ってガッカリしていました。


やがてじゃぶじゃぶ池に移動。予想通り大喜びで噴水を触ってみたり、水の上でジャンプしたり、まわりのお友達に負けず劣らずのはしゃぎっぷり。シャッターチャンスだらけだったのに、一枚もカメラに納められませんでした。
不憫に思ったパパがかわりにたくさん撮ってくれたけど、自分の携帯にこの笑顔を納めておきたかったのよ。とほほ。


そうして2時間くらい遊んだでしょうか。
とっくにお昼を過ぎてしまったので、おうどん食べよう!ちゅるちゅるだよ〜!と誘ってお着替えに。
着替え終わると公園の花壇を囲む石段を線路に見立てた電車ごっこがはじまってしまい、なかなか移動出来ずにいました。

その線路(石段)の上に何かが置いてあり、おもむろに踏もうとする娘。
パパに『こら!踏まないのー!』と注意されていて。
見てみると携帯でした。
いやいや、携帯踏んじゃダメでしょ〜なんて近づくと、
あら?わたしのにそっくり。

わたしの携帯、ただの黒のラバーケースがついてるだけの何の特徴もない携帯なんですが、そのヨレ具合というか、丸みとかそっくり。
そもそもなんでこんなところに携帯?もしかして…と、画面をタッチすると、目の前にいる娘の顔が待ち受けに。


おおおお!!

私の携帯!!!


家に置いて来たとばっかり思ってた携帯です!!
着いた時に貴重品以外の荷物をカバンから出して自転車のカゴに入れたのですが、
その時にオムツ入れとラバーケースがくっついて引き上げられて携帯だけ地面に落ちたのでしょう。
ぜーーーんぜん気づいてなかった。

娘が電車ごっこしなかったらスルーして家に帰ってしまい、携帯がない!ない!と大騒ぎするところでした。

親切な誰か、ここに置いてくれてありがとうございます。
もし交番に届けてくれてたとしたら、どこで落とした?どこの交番に連絡する?ってなってこれまた大騒ぎだったでしょう。(この公園は家からわりと離れているし、自転車で来ていたのでどこで落としたのか特定できなかったと思います)
公園で遊んでいる誰かの携帯かも、とそこに置いてくださって本当に助かりました。

すんなり帰らずにひと遊びしてくれた娘もありがとう。
なんでも効率よく済ませてしまおうとするタイプの私ですが、こうやって道草?寄り道しながら進むと思わぬ拾い物があるんですね。まさに拾い物。

急がば回れ

急いては事を仕損ずる


お財布がわりにも使ってますからね、失くしたら本当に困りますよね、携帯。

ここ数年で一番の運を使ってしまった気がしますが、それくらい大事なアイテム。

親切な誰かと娘さん、本当にありがとう。

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