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嫌いって言っていい

物事の良い面を見て否定しないで過ごすことは私の美点でもありますがともすれば自分の本当の気持ちに気が付かないで見過ごすこともしばしばあります。
特に、「いやだ、嫌い」という思いを抱くことに罪悪感を持つ傾向がありその気持ちを押し殺して無自覚なままもやもやし続けていることもしょっちゅう。

ですが最近、ネット上では名前を隠すことなくはっきりと自分の意見を言う人も多く非公開の場ではなおさらはっきりと「いやだ、嫌い」と口にするのをよく見かけます。
それが自分が思っていたことと同じだったりすると「嫌いって言ってもいいんだ・・・」とようやく目からうろこが落ちたような気付きを得ることも。

ネットの炎上騒ぎになるようなこともしばしばあるけれど、無名実名問わずはっきりと自分の気持ち、それもネガティブな意味に捉えられやすい言葉を伝えていることにただただ「スゴイ」と感動すらしてしまう。
言葉にする前段階の「いやだ、嫌い」という気持ちを認識して自分に許していることですら私に取っては「スバラシイ」のひとこと。

特に印象的だったのはずっと長いこともやもやしていた占い師さんの鑑定についてすっぱりと私が感じていたことと同じようなことをネットに書いている人がいて
「やっぱり!?!?」
と思い切り安堵したこと。

占いが好きで時々みてもらったりするのですが以前鑑定してもらった人が著名な方で、長いことそのお仕事をされていたためもやもやしようにもそういうものなんだろうな・・・と自分を納得させようとしていました。

これ思い切り、いい人ぶって悪いところ嫌なところを笑ってすまそうとしている&最初から「この人すごい人」フィルターかかって自分の基準でモノを見ようとしていない結果。

ネットの酷評は時として害になることもあるけれどこうやって言いたくても言えない小心者の心を安堵させていることもあるのです。

「嫌い」って言っていいよ。
ワードの持つイメージから言うといいんだかわるいんだかですが、一言そういうだけで自分を認めたような気持になって自信がつくのは小心者ならではでしょうか。

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