オンラインゲームブースを出してみました

先日、SusTのコミュニティにて、オンラインゲームをブース出店してみました。

今回の記事はその内容と、感想になります

SusTとは

「実験をはじめよう。持続可能な社会のために」という活動であり、その中の1プロジェクトである仮想通貨[SusT]を試用する試みになります。
SusTは仮想通貨「PeaceCoin」プラットフォーム上で発行した通貨になります。この通貨の目的は正確に決めていないものです。なんとなく、利用コミュニティの趣旨が上記の通りなので、持続可能な社会実装に寄与するオンライン仮想通貨を発行・利用方法も含めて策定するプロジェクトになります。 

SusTマルシェとは

SusTという仮想通貨を発行したものの、どのように利用するかについて、妙案が浮かびませんでした。そこで、文化祭のように、オンラインで複数のブースが出店し、参加者はそのブースを自由に動ける形で愉しむイベントを設計し、なにがしかでSusTを使っていただく体験をする、または、そこまでうまくいかなくても、SusTの利用者の関係性を築き、利用しやすい環境を作ることを目指しました。結果約20人の参加者(ブース含む)が集まりました。
実質的に宣伝が皆無(Facebookでイベントを作成し、各自が適宜シェアするのみだった、また、集客期間も短かった)だったことを考えると、妥当な人数だったと思います。こういうイベントに興味を持つのは珍しいもの好きに限られると思いますので。

オンラインゲーム会の設計(1)方針策定

自分は運営の立場において、ゲームコーディネート力があると自負しているのですが、その際に判断基準は
「参加者の特性(何が好きか、誰と遊ぶか、どういうゲームが好きか)」
「参加人数(何人でプレイするか)」
を中核に据えています。その情報と現在用意できるゲームリストとマッチングして、最適なゲームを提案し、反応を見てFinarizeする決め方です。
ですが、今回はその両方が準備できない、時間制約を考えるとヒアリングする時間もない、という大変厳しい運営条件でした。
そこで、ペルソナを設定し、人数変数に基づくゲームをそれぞれ用意する形で対応する方針にした。すなわち、「ゲームという文化に積極的に触れてこなかった位ライトユーザー」「人数は10人以下で不明」です。
そうすると、ゲームに期待する価値は、「ゲームって愉しいんだ」の実感であり、そのために「ルールが非常にわかりやすい」「プレイヤーの人となりがにじみ出てくる」ゲームを選ぶこととした。結果「トーク中心」「ゲームを通して相手の性格が少し読み取れるもの」「一定のカオスを愉しめる」「インストがほとんどいらない(準備は大変でも)」この4つの基準でゲームを選定することとした。

オンラインゲーム会の設計(2)ゲーム選定と準備

幾つかの選択肢を検討した結果、以下の3つを選定することにしました
1.カタシロ(2人用)
2.紙芝居TRPG(3-5人用)
3.ラウンジ(6人以上用)
※上記リンク先はそれぞれのネタバレを含みますのでご注意ください
それぞれを選定した経緯を述べます。
まず初めに決定したのは紙芝居TRPGでした。これは一度開催済みだったので準備がほとんどいらなかったのが大きいです。この枠の競合はコンセプト、コードネーム、Dixit、ガーティックフォン、エセ芸術家ニューヨークに行くなどが想定できました。
これらは非常に良いゲームだと思うのですが、致命的な欠点がありました。それは、それらのゲームを愉しむにはゲームに直接関係ない手続きが必要になる、ということでした。具体的にはボードゲームアリーナ等です。
ここを回避して愉しむのは無理という判断をしました。
プレイ時間が2時間以上とかの場なら、愉しさの最大値に振ってゲームを選定する選択肢もありましたが。
ですが紙芝居TRPGを愉しむための人数制約があると感じました。論理的には何人でも愉しめるのですが、実際は会話の割合を考えると多すぎても少なすぎても問題がありました。そこを悩んだ結果、3人以上(自分を入れても入れなくても良い)5人まで(自分以外に4人以上集まったら自分はGMに徹する)と決めました。2人だと役割が多すぎて混乱して愉しめきれないと思ったんですね。そこで2人以下、6人以上を検討することになりました。
次に決めたのは2人です。これはじっくり向き合えるゲームにしようと思いました。1人でわざわざ来ていただけるんですから。なので、プレイ時間1時間かかりますが、カタシロを選択しました。TRPGを排除して、カタシロリビルド的な設計にして、ということにしました。
最後に決めたのは6人以上です。これも幾つか選択肢があったのですが、ラウンジの「NGゲーム」を中核に据えようと思いました。NGゲームは会話中心になるため、その後の関係性強化に即効性があると感じたからです。自己紹介の代わり位の位置づけですね。調べてみて、ラウンジが管理者に負荷はかかりますが、参加者には負荷がほとんどかからない設計だったのも背中を押す結果になりました。
これでゲームの選定が終わったので、それぞれの準備になります。
紙芝居TRPGは凡そ準備済だったので、他の物が中心になりました。
まずはラウンジを確認したら、実際に動くところまで確認が簡単にできてしまったので、説明用のペラ紙数枚作るだけで十分でした

出店後の感想

まずはご参加いただいた皆様ありがとうございました。
小成功という感じでした。
全体で20人程の参加者(スタッフ含めて)だった中で、2人*2来ていただいたというのが実際でした。
参加いただいた4名の方はゲームをちゃんと愉しんでいただいたという印象だったので、開催して良かったと思いました。
これを通して幾つかのことを思いました
①このコミュニティで開催する場合は0-4人まで考えれば十分
②説明用の資料を用意したほうが効率的だった(インスト用のチャートを入れていたのですが、動揺してしまって回らない率の方が高いので、会話口調で説明を刷る前提で再設計が妥当と思いました
次回は1時間は不要で、20分*2(前半は今回と同じ、後半はハンズオン)みたいにするのが良さそう
カタシロを想定して1時間をイメージしていたのですが、このレベルのフェスになると、1時間の枠を確保するのは大変難しいので、20分*2が最大かなーと思います。途中参加をしやすい(しずらい)ように見せるのも重要ですね。

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