タバコ屋不思議

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ノート

雨音

この間は16人のお客さんが来てくれた。
感謝。

物事が駆け足のようにうまく行くときもあれば、なんだか気がふさいでうまくいかない時もある。

その代わりに、忙しくしている時に気がつかないことに気持ちを寄せることが出来るその時間。

雨音。

15分しかないと急ぐあの日。
雨音を聞きながら時計を1分眺めていると
その長さに眼を見張る。

薄暗い室内に香るコーヒーのスパイス。

ネコのしっぽが左右に揺

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🌸🌸🌸満開!
6

始まりの季節に

壁に掛かっているカレンダーを見て
今日から4月か、と独り言のように呟く。
そして新たなメニューを考えていると
スタスタとボスが近寄ってきた。

キリリとした目で外を見るのかと思いきや、私の手の甲に頭を押し付ける。

珍しいね、ボス。
私は小さな額をこちょこちょしたり背中をゴシゴシと撫でていると、ボスの前足が
くるりと腕にしがみつく。
そして瞬時に甘噛みしたかと思うと、
後ろ足で私の腕をキックした。

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ありがとうございます!
2

Zzz..

気づけばもう日をまたいでいる。

3月29日は随分と寒かった。
帰路、春物のコートは風通しがよく
寒さが身に染み入った。

今日はボスも1日店にいて、鼻が焦げてしまうんじゃないかと思うほどストーブにつんのめっていた。
その表情たるや、眠りに落ちそうで落ちなくてたまらなく愛おしかった。

、、比良八講荒れじまい、滋賀ではこの時期吹き荒れる冷たい風が本格的な春の訪れを知らせる、、なんて言葉を聞いた事が

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🌸🌸🌸満開!
4

風の無い日に II

ガスマスクの店員がカフェラテと桜あんぱんを私の横にゆっくりと置いた。 
頼んだものと一緒にノートが添えてある。

ご自由にお書きください。

ノートを開くとそこには思い思いの言葉が並べられていた。そして、一つ一つの言葉には返信が添えてあり、そこには直接的でないけれど確かな関係性を感じるやりとりが残されていた。

心にそっと寄り添う言葉。

去年の3月、激務で体を壊して退職をした。胸を弾ませて入社式

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また遊びに来てください😊
3

風の無い日に I

今日はあまり風がない。無風の暖かい日。そんな日は難聴の調子が良くない。
耳の奥がぼぅっと膨張した感覚だ。

向かい風の日は前に進むことに意識が向き、追い風の日は背中を押されて小走りになる。

だけど無風の日になると、抵抗を受けて前に進むでもなく、背中を押されて走り出したくなるわけでもなく、ふっと自分の奥底に目が向いてしまうのだ。

部屋にいては息が詰まる。

私は以前臨時休業していたタバコ屋へ行こ

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素敵なことがありますように🌟