あの日に誓った夢の全てを この手で必ず掴むから

拝啓

仙台では夏らしくない、涼しい日々が続いています。
ちょうど一か月前に来てくださったときから、季節が一つ進んだかのようです。


2018年12月3日。

その日にたまたま東京にいることがわかっていた私は、「4期生お見立て会」のチケットを握りしめ、日本武道館にいました。

オーディションの経過やSHOWROOMはほとんど見ておらず、顔と名前を一致させてはいたものの、先入観を入れずに4期生の初披露の場を拝見させていただきました。


自分の場合、「雰囲気がタイプ」だったり、「人として尊敬したい」だったりときっかけはあれど、
徐々に「あ、このメンバー推したいな」という感情が湧き上がってくることがあります。

けれど、この日は違いました。
勝手な考えではありますが、「自分に重ね合わせられる」、直感でそう思ったのです。

自己紹介後のライブパフォーマンスでは、全体を見ていたつもりではあったものの、つい3列目に目を移していました。

それだけ、気になってしまったのだと思います。


私は、いろいろな物事を一応こなすことはできても、そのバランスを取るのが得意ではありません。
さまざまなことに興味は持っていても、その一つひとつにしっかり向き合おうとすると、どうしても無理をしてしまう。けれども適度に手を抜くのが苦手。

言ってしまうと、そんな脆さを勝手ながら重ねてしまいました。


例えば、「サムのこと」で演じた「モモ」について、『「宇田川ホワイトベアーズに加入していた世界線の掛橋沙耶香」かな?っていうくらい似ているところが多い』と答えた点。

「モモ」の性格としては、自信がなく、嫉妬心を抱いているところ。
見て見ぬふりをしてしまう心理、難しい役柄を演じていたのを思い出します。
そこにも、私自身が抱えている脆さが具現化されていたかのようでした。



2021年4月20日。

前回の選抜発表後のモバメで、「絶対に次の選抜に入る」という強いメッセージを受け取りました。

2019年「夜明けまで強がらなくてもいい」の頃から感じてた選抜への想い、私の想像がちっぽけなものであったことを感じました。

過去のブログで『ほんとうは「私についてこい!」っていうかっこいいアイドルになりたいのですが、私にはできっこない』という記載もあったけれど、
その時とはもう別人のようでした。

きっと私なら、そんなことは言えなかったと思います。
そして今、それを実行に移していく。

27枚目、底力を出し切ったからこそ。
強く、逞しくなったからこそ。



今作は同期の賀喜遥香さんが初のセンターですね。おめでたいです。

自分勝手な思いですが、もし賀喜さんが考え込んでしまうことがあったら、
力になってあげてほしいな、と。

もちろん、周りには優しい先輩方がいます。憧れのみなみさんもいます。
どんどん頼ってください。

一人で抱え込まず、共有できる環境が乃木坂にはあると、一ファンの身ながら感じています。



「一緒に成長していきたい」そう思わせてくれるアイドルに初めて出会いました。

ここまで連れてきてくれて、ありがとうございます。

そしてここからがまたスタートです。見たことのない景色を、一緒に見に行きましょう。


掛橋沙耶香さん、初選抜本当におめでとうございます。

まずは福岡で、そしてその先も、屈託のないキラキラした笑顔が見られるのを
楽しみにしています。


再び暑い日が続きますが、どうぞご自愛ください。


敬具


2021年8月16日  しゃっく




追伸

ミーグリで絶対に、絶対に伝えたいスキッツのお話があるのですが、
またの機会に取っておきますね。



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引用元ブログは以下。


タイトルは「開幕宣言 / Novelbright」より。

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