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世の中、全員車イスで車椅子が当たり前の世界の場合

車イスがデフォルトワールドなら
どこへ車イスで移動するにせよ、感謝を口にしたり、求めることもないだろう
これは今の健常者が多数のデフォルトワールドと同じでして
どちらが多数かって事なんでしょう

普通、コンビニに買い物に行く道すがら
「ありがとうございます」を発することなく
普通に無言で到着して、買い物して帰ってくる
感謝があるとしたら
レジ袋詰めして下さる店員さんに「ありがとう」と
発するぐらいでしょうか

結局、この「ありがとう」も
レジに到着してからの人間関係でして
その感謝の言葉は車イスも健常者も関係ないのである
ハンディキャップがあろうが、なかろうが
一旦、レジ前のスタート地点に立ってからの事なので
その人間関係次第なのかと

こっちが客で、客が神様やから
ありがとうなんて言う必要ないし
むしろこちらの客に対して
必ず感謝こめて、ありがとうと言えと
思ってる客も多いでしょうか
店員さん側も、弱者強者の関係を
常に意識して、対応しているでしょうか

この弱者強者の関係性
健常者ワールドでも常日頃から
なんといいましょうか無意識に意識させられ
時には心が病む社会といましょうか

健常者ワールドにおける車イスの人たちは
人間関係を構築する発射台に到達する道すがらで
弱者強者の関係性のストレスにさらされ
ようやく一人間とうして対等に向き合ったとしても
そこは車イス関係ないのに、車イスやからと
お互い常にバリアが解けない
この心のバリアフリーもありまして
物理的なバリアは、車イスで乗り越えるは不可能で
心のバリアは、なんとかしたいものです

これは車イスだけの問題だけではなく
圧倒的多数側が弱者をどうフォローするか
ストレスのない世の中を享受している側の義務といいましょうか
その義務も余裕でキャパがあるような社会でないと
単なる弱者強者、多数が数の力で弱者を押しつぶす
果ては社会コスト上、仕方ないと
言い切ってしまうような冷たさがなんともやるせない

車イスの1日体験をやってみてほしいです
やったことがあるんですけど
結構腕力いります。
急なスロープや坂は、これ登るの無理やわみたいなとこ一杯あって
特に神戸みたいな坂も多い地域だと
いい運動なるといったらあれですけど腕力が鍛えられる
車イス経験なくても、オフィスの車輪付きのイス
座ったまま脚で床蹴って、どこへでも移動できるけど
段差があると、案外移動できない、そんな感じですわ車イスも
ましてや外で、このオフィスのイスに座ったまま移動してみ
案外いけるようでいけないとこばっかです

自動ドアじゃない施設の重い扉がたちまち困る
これほんま、どうやって開けてはるんやろって感じです
脚で蹴って強引に突き進むってのをやりたい所ですが
あかんやろねこの開け方
まぁ道路自体にありとあらゆるところも段差があって
世の中どこがバリアフリーやねんってのを経験させられたというか
知って衝撃を受けました。
特に階段が眼前に現れた時の絶望感が凄まじいです
どこにエレベーターがあるのか、まったく解らん施設とか
自動販売機も押せないボタンとか
飲みたいやつも飲めんやんこれとか
どうなとんやこれっての、経験させられまして
まぁ大変なんですよ車イス
どこがバリアフリーやねんって叫んでしまいました
映画館にある最前列にある車イススペース
一番前の席で1回みたことあって
大迫力やけど、首の骨折れるちゅーの
二度と座りたくないです
むかしの映画館は後ろから入って前方へスロープしてて階段はない
今のシネコンの作り自体がおかしいやろと思う

広い平坦なことだと、結構高速移動できて、むしろ楽しかったりする
どこまでスピードあげれるかとか、スピンターン的なもの試みたり
スポーツ的の要素を見いだせたりする
これは健常者がアグレッシブにその場限りでもつ発想なので
やり過ぎると不謹慎さを感じてしまう
不謹慎さが生まれる源泉とかを考えると
また車イスの微妙な属性とどうリンクするのか
ふと考えてしまう

人間社会、なんやかんしゃ全員弱者みたいなもんで
そういった視点に立つと
単なる数の力で
弱者がさらに弱者を叩くみたいな
ブルーハーツの「Train Train」
「弱い者達がさらに弱い者を叩く」
これがふと浮かぶんですよ
叩いてる弱い者側は
実は我々側じゃないかってことでして
それをひっそり見て笑ってる強者がいてと
真に弱者の視点に立つという事は
時には多数側を敵にまわすこともあり
それに立ち向かうのが真の強者と願いたいところですが
勧善懲悪的なアニメと映画がもう受けない昨今
特攻野郎Aチームが大好きでした

手段はともかく、いやより過激な手段で
結果完全オーライを叩き出すみないなストーリーでしょうか
勧善懲悪的なことがリアルの世界で本当に行われても
中々、世の中、やっぱ良くならないんでしょうかね
まず目立って仕方ないので
必殺仕事人みないに地下に潜って活動するとして
それじゃよく判んないので
ガザ地区にソレスタルビーイングが突如現れ
メルカバの砲身とキャタピラを全部切り落とし
去っていくみないなことがあったら
大混乱すぎて、それはそれで困る
正義の大ナタ振る力を求める世の中になればなるほど
何か危ない世の中に向かってるのかもしれない
今や政治家に睨みを利かす別の組織を選挙で選んで
政府を監視するみたいなのが必要でして
だったらそれ機能するなら
もうそれが政府やればというオチになりかねない
パラドックスというか
またそれを監視する組織が再び必要になってしもて
選挙しても選挙しても永久に良くならないみないな
星新一が、そんなの書いてたような気がします
では

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