見出し画像

“ネップリ”はやべぇ

突然ですが皆さん“折り本”はご存知でしょうか?

画像1

上記の画像は私の支部(pixiv)の投稿より抜粋。悪ふざけしているようですがこれが通常運転です(※恐らく10円、になっていますが正しくは20円です)

A4でもA3でも、用紙に切り込みを入れて折るだけで全8ページの本が作れてしまうスグレモノ。私はこの折り本形式に思い入れがあって、小学生(確か低学年)の頃にオリジナルのキャラクターの絵本?吹き出しがあったので漫画?的なものを折り本で量産していました。

今思うとどうして捨ててしまったんだろう、と惜しくなるほど量産した気がします。恐らく20巻以上……?ぴったりサイズなお菓子の入れ物があり、それに大事にしまっていた記憶があります。

そんなわけで大人になっても二次創作で折り本を作りたい!更にそいつを本題であるネップリ(ネットプリント)で配信したい!と思い至りまして。早速原稿に取りかかりましたが、こいつがまぁ一筋縄ではいかない。

今回の原稿は表紙・裏表紙抜きの6ページに収まるようにしたかったのですが、A4サイズで作るとなると恐らく1500〜1800文字ほど?(もちろん改行によります)A3サイズだと約2800文字で本当に6ページぴったりでした。最終的に「ああ、やっぱり私は天才だな」と思えたので良かったのですが、個人的にこの長さで萌え要素+そのカップリング(キャラクター)らしさを両立させるのは難しい……!

最初に書いた原稿は4000文字オーバーしたので見事にはみ出しました。140文字SS、5000〜10000文字くらいの作品をパッと生み出せるのが自身の強みだと思うのですが、反面1500〜3000文字に作品をまとめることが壊滅的に苦手。昔から職場の連絡ノートとか「もっと簡素にお願いします」ってダメ出しされてたなぁ……

何はともあれちょっぴり萌え要素は少なめの作品が出来上がったので、早速「8ページ折り本ツール」さんで楽々折り本用の原稿を作成。その後ネップリに登録したのですが、ここで少し手こずってL版印刷しか出来ない設定で登録してしまった(原稿が出来上がった段階でセブンのマルチコピーアプリを通して印刷していたのですが、再度セブンへ出向いて正しくネップリ出来るか確認しに行って良かった……)

やはり私的には慣れ親しんだA4サイズの用紙でこぢんまりとした佇まいの折り本を作りたかったのですが、どう足掻いても2000文字以内は無理だ。ちょっぴり不満があったり久しぶりに作った折り本はきっとあの頃作ったものより不格好だろうけど、それでもやっぱり嬉しかった。自分の作品が『本』という形になるのはやっぱりとても嬉しい。

ここまで折り本の話を続け、やべぇのは“折り本”なんじゃないの?と思われたかもしれませんがまぁ聞いてほしい。支部とTwitterでネップリ始めたよ〜、と告知しましたが、まぁ印刷されることはないだろう、と思っていました。過去に苦い思いをしているので。

更にそのときは書き下ろしでもなく140文字SSを6ページに詰めた今以上に自己満足なものだったし、誰だったか忘れてしまったけどフォロワーに「ネットで読むだけと印刷しに行くのじゃ違うよね……」的な同情?アドバイス?をポソッ、ともらったことを覚えています。

今回はフォロワーさんが印刷してきますー!と言ってくれていたけど、果たしてそれもどうなるか……と思いながら今日で配信から5日が経ちました。現在のプリント実績はこちらです↓

画像2

私1回(試し刷り)

フォロワーさん3回(それぞれご報告いただいた)

あとの2回誰だ?

いや、もうちょっとまってほしい。腐女子は極度の興奮状態に陥ると「まって」しか言えなくなる。しかも私の場合はひらがなで、だ。

私以外の人、まだまだ繋がって日は浅いけど、それでも「誰か」よりは知っているフォロワーさんと、どこの誰かもわからない人がこのご時世にセブンへ出向き、20円払って原稿を印刷し、A3というかなり大きいペラペラな用紙を守りながら(これは妄想)自宅まで持ち帰り、その手で私の作品を、謂わば私の子供を、一人前の『本』という形に仕立て上げてくれている……

こんなに嬉しいことがあるだろうか。フォロワーさんと、それから私の知らないどなたかも、馴染みの焼き肉屋さんへご招待して奢ってあげたい気持ちになる。こんなに光栄なこと、断じて不要不急の外出にはならないと思うので。

というわけで、なんかもう満足しすぎてなんて言葉で締め括っていいのかわからない。とりあえず折り本はいいぞ。手のひらサイズはなんだってかわいい。気軽に『本』という形に出来るのはいい。更にネップリはいいぞ。その気軽に作った『本』を気軽に配信出来てしまう。もはや気軽どころか軽率でもいいと思う。これからも私は軽率に配信を続けていきます、はい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?