豊受大神は台与さん!? ならば、ツクヨミさまは・・・


YouTubeで、『「倭人伝」から見える阿波。「ぐーたら気延山日記」主催者』って動画を見ました。タイトルにある「ぐーたら気延日記」の主催者さんって、必ず一次資料に当たってから、ブログなどで調べたことを発表されている方なんですね。

妄想だけで記事を書いている (;^_^A 私とは、全く次元が違う方。その方が平成26年に、阿波古事記研究会が主催する、「これだけは知っておきたい古事記講座」で講演されたときの動画です。

その中で私が興味をひかれたのが,(いや、ちょっと偉そすぎる・・・(^-^; 台与(とよ、いよ)さんのこと。

台与さんのことについてカンタンに説明しますと、卑弥呼さんの死後、男王が立って争いが続いた邪馬台国で、わずか13歳で女王になった方。卑弥呼さんの娘とも養女ともいわれている方ですが、このあたりは、はっきりしたことは分からないみたい。

さらに、即位後のことも、ほとんど記述がなく、いつ亡くなったのかということも分かっていません。ただ、台与さんのあと、男王が立ったのですが、その後は邪馬台国は安定していった。と、いうことは、とても有能で、女王として立派な仕事を成し遂げた方だったのではと思うのです。

おっと、話が長くなりました。動画の内容についてご紹介しましょう。ええ、すみません、私が興味を惹かれたところだけですが・・・。

台与さんについては歴史書に記述が少ないので、どのような人なのか、想像の域を出なかったのですが、この動画の中ではっきりと分かったことがあります。

それは、海部氏系図(勘注系図ともいう)に記載されている「大倭姫(おおやまとひめ)」のひとりが、台与さんではということ。この大倭姫さん、またの名を「豊受姫荒魂命(とようけひめあらみたまみこと)」「大宜都日女命(おおげつひめのみこと)」なんですね。

私、ここで、ドキッとしちゃいました。まずは、豊受姫荒魂命さまと、大宜都日女命さまが、同じ方だってこと。大宜都日女命さまって、宇迦之御魂神さまと同一神って言われているんですね。

ほんとかよ? と思われるでしょうが、伊勢神宮で最も大切な書物とされている「神道五部書」の中に、調御倉(つきのみくら)には、宇賀能美多麻(うがのみたま)がお祀りされていて、又の名を大宜都比命という、との記載があります。

このころは、読み方は同じでも、漢字が変わるということがよくあります。で、分かりにくくなるんですよね。

ですから、宇迦之御魂神さまと、大宜都日女命さまは同じ方なんですね。

だって、お伊勢さんがそうだ!と言っているので間違いないしです(・∀・)ウン!!

で、宇迦之御魂神さまというと、伏見稲荷神社の御祭神。あの、お稲荷さまの御祭神です v( ̄Д ̄)v イエイ

ここまで書いてきて、自分でも分かるのですが、動画を見た時の感動というか、衝撃をうまく伝えられない。手が、頭が固まるんです。恐れ多いというか、なんというか・・・。だから文章に勢いというか、感動が乗ってこないんです。

自分でもどうしていいか分からない (-ω-;)ウーン

話を戻します。

次に、動画の中で話されていたことは、「大倭姫(おおやまとひめ)」という名は、古事記や日本書紀でも2人しか出てこないってこと。ひとりは、「宇那比姫(うなびひめ)」さん。この方は、別名を「天造日女命(あまつくるひめみこと)」とか「日女命(ひめみこと)」、「おおあまひるめのみこと」さんとも言われています。

で、この宇那比姫さんが、卑弥呼さんではないかということ。その理由として、「日女命」を「ひみこ」と音読みしたのではないか、ということ。そして、先にもご紹介しましたが、大倭姫と呼ばれる方は、たった2人。で、大倭姫は、天皇陛下と同じくらい、位の高い方とされているんですね。

で、当時の邪馬台国で、そんな位の高い人といえば、卑弥呼さんしかいない、ってことです。さらに、宇那比姫さんの別名「おおあまひるめのみこと」ですが、この名前、「おおひるめのむち」って名前に似てないですか? さらに言えば、「あまてらすおおひるめのみこと」なら、ほとんど一緒。

そう、この宇那比姫さんが、卑弥呼さんであり、天照大御神さまだと。天照大御神さまと宇那比姫さんが同じ方という理由はほかにもありますが、それは改めてご紹介します。すみません、まだ聞いたことがまとまっていないので・・・(^-^;

伊勢の神宮に祀られている方は、宇那比姫さんと台与さんってことに。

そう、このお二人が、天照大御神さまと豊受大神さま。

ここまで来て、ふと気づいたことが、それは、「じゃあ、ツクヨミさまはどうなったんだ?」ってこと。

ここからは、私の勝手な考えですが、イザナギさまの左右の目から生まれた、天照大御神さまと、ツクヨミさまは同格の神様。ならば、同じ大倭姫である、宇那比姫さんと台与さんであるはず。

ならば、ならば、台与さんがツクヨミさまってことになるんじゃない。そうすれば、ツクヨミさまと豊受大神さまは、同一神ってことになる。

なんか、ワクワクしてきた ( *´艸`)

「先代旧事本紀(せんだいくじほんぎ)」には、

伊奘諾尊が、御身をすすがれたときに、三柱の神が生まれた。
左の御眼を洗われたときに成るところの神は、天照太御神と名のる。
右の御目を洗われたときに成るところの神は、月讀命と名のる。
五十鈴川の河上に並んで座す、伊勢に斎き祀る大神という。

って書かれている。伊勢の外宮には、最初、ツクヨミさまが祀られていたんだ。で、今は豊受大神さま。名前は変わったけれども、祀られているのは同じ方ってことになる。

では、なぜ、変わってしまったのか? そこはまだ分かりません。

ただ、今回、『「倭人伝」から見える阿波。「ぐーたら気延山日記」主催者』って動画を見て、ツクヨミさまにまた一歩近づけたのでは? と思っています。

あ~、ほんとにワクワクしてきた (≧▽≦)

ただ、残念なことは、私の勉強不足で、動画の本当の魅力を伝えきれなかったこと。この記事を読んで、興味が湧いた方は、ぜひ動画もご覧になってくださいね。時間は1時間くらい。びっくりするようなお話がいっぱいです!


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