見出し画像

【デュエマ】週刊「最強シノビ列伝」vol.1『光牙忍 ハヤブサマル』

はじめに:コンセプトの紹介

みなさんいかがお過ごしでしょうか。シノビドルゲーザの明日を1人で案ずる男、√やさぶら。です。前回の記事では解体に追い込まれた(?)【シノビドルゲーザ】の片割れ、『剛撃戦攻ドルゲーザ』と【ジャイアント】デッキについて執筆しましたが、私の手元にはまだ行き場を失ったシノビ達が今か今かと採用のタイミングを伺いながらカードストレージの中で凍えているのです。彼らの新たなお雇い先を考えている間に一度それぞれのシノビの性能を振り返っておこうと思い立ち、毎週1枚ずつ魅力溢れるシノビたちを紹介していきたいと思います。(文章の常体と敬体はそのときの気分で変わるのでご了承を。)

『光牙忍 ハヤブサマル』について


最近はスタートデッキに収録されていて腰が抜けましたね。

・こんなことを言っては記事を書く必要もなくなってしまうのですが、シンプルかつ強力につき特に解説することもないような言わずと知れた最強のシノビの一角の殿堂カードです。

・能力をさらっとおさらいすると、
「相手獣が攻撃かブロックする時に自分のマナが4枚あれば手札からタダ出しして、そのターン自分のクリーチャー1体にブロッカーを付与でき、そのターンの終わりにデッキボトムへ帰っていく…」というもの。

・まず何が強力なのかと言われれば、どんな局面でも基本的に1体分の攻撃を防げるという点が真っ先に挙がります。“「ニンジャ・ストライク」は受け札だ”という印象が強いためか意外と知られていないかもしれませんが、ニンスト持ちのシノビで相手の攻撃を防ぐことのできるカードって実は数枚しか無いんです。(それらはほぼ全てが一度は環境で使われていることを鑑みるとこの能力の恐ろしさが理解し易いかもしれないですが…)その中でもコイツは「ブロッカー付与」という、相手がアンタッチャブル効果や除去体制を携えて殴ってきてもとりあえずその場を凌げる受け流し性能の高い防御を実現できます。またこの能力の優秀さはもう一点あり、決してコイツ自体にブロッカーを付与しなければならないわけではないため、場にいる自分のクソデカクリーチャーにいきなりブロッカーを付与して実質除去札としても活躍してしまう柔軟性にもあります。かの『威牙の幻ハンゾウ』がニンスト7でようやっと「パワー -6000」できるということもコイツの強力さを表すのに十分でしょう。(勿論『ハンゾウ』にも強みはあるが…)

・ニンジャ・ストライク発動に必要なマナも4と少なく、どんなデッキのどんな対面でも腐りづらいこのカードはいにしえから多くのDMPをして“デュエマのデッキは39枚♪”と言わしめるほどの汎用性を誇っています。他の多くのシノビが環境の高速化に置いてけぼりにされている中、コイツだけはいまだに多くのデッキのお守りとして入っているのは、4マナでニンストが使えるようになるフットワークの軽さにあると思われます。このフットワークの軽さは、例えば昨今数多の大会でブイブイ言わせている『超神羅星 アポロヌス・ドラゲリオン』のワンショットにも十分対応できるほどのもので、よくあるジャスキルのシチュエーションに唐突に割り込んで相手の計算を狂わせるのこともしばしば。もしかしたら、唐突に飛んでくる『バルチュリス』の防御バージョンと表現すれば分かりやすいかもしれませんね。

・このカードの主な採用デッキは…あまりに多岐に渡り、極論を言えばどんなデッキにも採用の余地があると言って過言ではありません。「汎用性」という言葉をカードに具現化したような一枚ですので、是非デッキの枠が余ったら採用を検討してみてはいかがでしょうか。

おまけ:『ハヤブサマル』のバージョンと殿堂カードの話

・『ハヤブサマル』は歴史の長いカードであるために、多くのバージョンが出ていますが、皆さんはどの『ハヤブサマル』がお気に入りでしょうか?個人的には UGCのバージョンのギラギラ感がデッキに1枚しか入れられない特別感と相まって好きなのですが、値段だけで言えばモードチェンジの人気が高い印象です。モードチェンジ版の良さで言えばやはり、殿堂カードのエンブレムが付いていることではないでしょうか。(ちなみに謎BBPの円堂守ver.にも付いてはいます)

ゴールデンBEST収録の元祖UGC
初代BBP出身
謎BBPにも殿堂カードのシリーズがありますがあの辺りはどれもおしゃれですよね。
守護神、という点においては近いものがあるのかもしれませんね。
私はGOから見始めた人間なのでそこまで円堂守を知らないのですが…

UGCにしても、このモードチェンジ版にしても“殿堂カード”の特別感を引き立てていることを考えると、“殿堂だからこそ良いカード”というのもあるような気がしますね。コイツ以外の例で言えば、『ドキラゴン剣』や『鬼丸覇道』などがこの類いな気がしますが、『鬼丸覇道』は先日の殿堂発表で殿堂解除されてしまいました。刃鬼等のデッキには3、4枚採用されているのが散見されますが、どこかはしたないといいいますか、締まりが悪いようにかんじるのですよね…(勿論デッキの強さや制作者にいちゃもんをつけているわけではなくて、個人的な気分の問題なのですが)恐らく私がデュエマを始めた頃から殿堂入りしていたカードのため、単に自分が慣れていないのでしょう。でも、“殿堂入り”という言葉の魔力は不思議なもので、4投できるときに採用はしていなかったり、4投ができたとしても絶対に採用しないカードであっても、殿堂カードならピン投したくなるというものではないでしょうか。『ハヤブサマル』も汎用性が高いとはいえ、本当に必要かどうか考えてデッキに入れるべきですが、やはり入れておきたくなってしまうのは私の性分ゆえなのでしょう…皆さんのそういったこだわりや癖も是非是非お教えください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?