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花巻は宮沢賢治の町

岩手県花巻市。訪れて良かったと思えた町の一つだ。
と言っても、車の運転が出来ない私の基準はと言うと、タクシーがつかまりやすいこと、運転手さんが地元に詳しいこと。が上げられるかもしれない。


早朝からタクシーが何台も並ぶ東北線の駅


失礼ながら、愛知県の名古屋、岡崎、三河安城とタクシーが見つからなかった。酒田では駅前で何軒も拒否され、乗車後動く前に降ろされたりと多分もう行かないな、泊まることはないなと思っている。
愛知県は行くだろうが日帰りにしたい。

そんな体験の後の岩手県だ。花巻と言ったら、大谷翔平に宮沢賢治。


このような観光タクシーで宮沢賢治のゆかりの地を巡るコースもあり、何と言っても運転手さんが知識豊富ということなのだ。
これに気づいたのが遅かったため、予約しようとしたところ、既に予約が埋まっていた。残念。

ということで、バスと歩きで廻る!いつもの行動だ。


まずは、花巻駅からコミュニティバスに乗り、宮沢賢治のお墓に。

こちらのバス停で降りるのだ。太川陽介さんのように、「宮沢賢治のお墓に行くには、どこのバス停で降りたらいいですか?」などと聴けず。。。


バス停を降りると目の前に、ぎんどろ公園がある。こちらは元々は、宮沢賢治が働いていた花巻農学校だった。濃い緑が眩しい。


公園から看板が観えるので目標に3分ほど歩く。

宮沢賢治のお墓のある日蓮宗久遠寺分院・身照寺だ。

詳しくは、こちらに。

釜石線の本数が少ないことも忘れて、宮沢賢治のお墓の前でのんびりと座っていたりとしていて、とんでもない事に・・・
予定していたバスの時間があと6分。
走ったが間に合わなかった。
まあ、花巻駅を中心に右回りと左回りとあり、1時間ごとに便があるので反対周りのバスにすぐに乗れた。
路線バスで苦労している皆さん、済まない!

だが、しかあし!
無事に花巻駅についたものの、新花巻駅に向かう釜石線の本数の少ないこと。。。
宮沢賢治記念館には新花巻駅がいいのだ。
花巻駅から岩手交通バスで15分くらいのようだが、12時まで待つとな!

ということで、ここはもうタクシーを利用!
とても親切な運転手さんで、宮沢賢治と地元に詳しかった。
そうそう、観光地はこういう運転手さんなんだよーー。
以前、和歌山県串本町に行った時の運転手さんは水族館から駅までの道もよくわかっていなかったようだった。
次の仕事(介護タクシーと掛け持ちのようだ)の事ばかり気にかけていて、
「それって、あなたの都合ですよね?」
と、ひろゆきになる私がいたのだった。

ここは、宮沢賢治の親戚の何とかさんがやってるんだよ。と教えて頂いた。


予約した観光地巡りでもないのに、宮沢賢治の生家を通って停まってくださった。感謝。
現在は親せきのどなたかが住まれており、見学不可とのこと。
それでも来られて有難い。


タクシー代3000円未満で宮沢賢治記念館に来られた。3時間ごとの釜石線の時間を気にしながら走るなど、今の私の膝ではムリだ。7月に、京急電鉄の夏詣で窮屈な靴で歩きすぎたからか膝の調子が悪いのだ。タクシーの選択は正解だった。運転手さんに感謝したい。



中の展示物も良かったが、外の自然も素晴らしかった。


敷地内にあるレストランと売店。宮沢賢治の世界そのままに再現してある。


これは、かりんとう。黒いのは黒砂糖。薄い皮にほんのり甘い、普段スーパーで見かけるのとは違う。オシャレで美味しい。あっという間に食べてしまった。


宮沢賢治記念館の左にある道を少し登って行くと胡四王神社がある。
Googleマップで見ると道がないように見えるのだが、舗装されていないだけで、山の頂上の神社近くに車が何台か停めてあった。

消したのが駐車していた車

この鳥居を入って行くのだが、舗装されていない道に車のタイヤの跡がわかる。かなり近くまで車が行くのだ。


こちらの鳥居は国道から山登りの入口になる。




丁度、岩手県は山百合の季節であった。都会の鬼百合のようなキツイ香りではなく。 眠くなるような香りであった。

山百合よ 賢治夢見る イーハトーヴ

胡四王神社からの眺めが素晴らしい。
国道から山登りで胡四王神社に来たグループの方々と出会った。 登山が趣味のメンバーの1人が言うには、下を走る釜石線は昔はSLで銀河鉄道の夜みたいだったんだよ、とか。 花巻市民は宮沢賢治に詳しい説。


帰りは、新花巻駅まで路線バスだ。ところが、なんてこったい。
記念館のスタッフに聴くと、バス停はずっと下に降りた国道沿いと言うじゃあないか。この階段を歩く人を見ながらタクシー運転手さんが、
「膝が痛いから歩くのなんか自分はムリ」
と言っていたが、私に還ってこようとは!

367段の階段・・・実は、登りよりも下りの方が膝に負担がかかる事を知ってしまった。途中でコケて、恥ずかしいことこの上ない。

やっとバス停に到着。新幹線停車駅である新花巻駅まではすぐだ。


なんだか、やっと蕎麦が食べられたような気がする。岩手と言ったら、蕎麦!なのだ。

大急ぎで花巻を廻ってしまったが、まだまだ行きたい所はあったような気もする。
ということで、又、来るだろう。

ちなみに、ここ花巻もとても綺麗な街だ。道路が広く事故の心配などなさそうだ。
鎌倉市など堂々と道路交通法違反をするレンタサイクルの観光客だらけなのだ。


そして気づいた。
平泉も花巻も道が綺麗で広くて。歩行者が車道を←横浜は道が狭く酷い。 なんて事がなかった。 綺麗な街。 そうか。大物政治家がいるからか。地元に尽くすのが政治家の仕事だと思うのであった。




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