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曾我の春風景

3月半ばの曽我梅林。梅の樹には既に小さな実がなっていたのだった。

歩いている途中にて撮影。

そもそも、曾我梅林で有名な曽我に行こうと思い立ったのは、Twitterで知り合った山北町の副住職のお寺に行くべく。せっかく、そこまで行くのだから、他も観ないともったいないと言うことで。路線図を観ながら計画を練る。

そのお寺は、JR御殿場線の谷峨駅から徒歩数分。
谷峨駅というと、国府津駅から御殿場線か。
イヤ、待てよ!相鉄線で海老名駅まで行き小田急に乗り換え。新松田駅でJRに乗り換えた方が安いやないかーい!!などと旅の計画を立てる時間は非常にワクワクして、脳内が生き生きするのか眠くならない。

そして、立てた計画はというと、
朝、徒歩圏にある相鉄線の駅から海老名駅まで行き小田急線で新松田駅に。
新松田駅から目の前にあるJRの松田駅に乗り換える。
帰りは、御殿場線で下曾我駅に。そこに多数ある寺社仏閣を廻りながら国府津駅まで歩く。
というものであった。

こちらは、小田急線新松田駅前にあるおむすび専門店だ。朝の5時半からオープンしているというのが有難い。
私と同じように、この駅で小田急線からJRに乗り換えの方が多いのだろうか。登山姿で、こちらのおむすびを購入されていた。
こちらのおむすびはテイクアウトで。どこで食べるかは、時間と休憩スペースを観ながらだ。


パソコンで調べただけであったので、小田急線からJR線への乗り換えが不安であったのだが、何のことはない。外に出たら目の前。ほっとした。
ホームから観る山には山桜が映えていた。

山桜 彼方に映える 乗り鉄よ


晴天だったからかもしれないが、思っていた以上に、人が降りた山北町の谷峨駅であった。多くの人がハイキングの恰好をしている。
円通寺の副住職さんに聴くと、大野山がハイキングコースになっているらしい。源頼朝に由来する桜が頂上のほうにあるらしいのだ。

大野山入口。登山客の目当てらしい。
早咲きの桜。

道行く花々に目を奪われているうちに目的の円通寺さんに到着した。

詳細はこちらに・・・

その後は、国府津駅の1つ手前。曽我梅林で有名な下曾我駅で下車。
そこから国府津駅までひたすら歩く。気分は松尾芭蕉なり。


こちらのmapは、高田にある円蔵院さんで頂いたのだが、寺院巡りには非常に便利なものだ。欲を言えば、旅の計画の前に手に入れたかった・・・

歩く事およそ8分。千代という住所にある三島神社に到着。

詳しくは、こちらに。

東町というバス停を目印に、道路の反対側に。
すると、寺院がいくつか重なっている。


まずは大乗院さんに。

詳しくは、こちらに。


大乗院さんの隣にあるのが、産千代山安養寺だ。
こちらは、境内のお地蔵さんが本当に可愛らしい。


隣にあるのは、寒木瓜の見事な円宗寺さんだ。

詳しくは、こちらに。

そのままバス通りを歩く事しばし。
高田公民館前というバス停が観えてくる。

その前にあるのはもちろん高田公民館であるが、そこは高田八幡神社の社務所と兼ねている。いや、今は無人の神社であり、元々あった社務所を町内会で管理している感じなのであろう。私が訪れた時、町内会の方たちが集まっておられた。

詳しくは、こちらに。


社務所兼公民館にいらした方々に、高田にある円蔵院さんへの道順を教えて頂く。旅は現地の親切な方がいてこそなのだと思うのであった。


さあ、見えてきた。

詳しくは、こちらに。

次に行こうとする場所であるが、線路の向かい側。つまり、下曽我駅にて、どちらを先に廻ろうかと迷った場所でもある。


このような、のどかな景色の中をのんびりと歩く。私は走るのも歩くのも遅い。筋肉がないからだが、独りでマイペースで歩くのは実は好きなのだ。
短距離はダメだが、長距離をゆっくりと走るのも好きだ。

菜の花や 我が足取り  見送りし

鉄橋の下に見えるのは、国府津車両センターだ。撮り鉄にはたまらない場所でもある。


しかあし!ここで悲しいお知らせが。。。
こちらのトタンの穴は故意に開けられたものだろう。ここの穴から、スマホやデジカメを入れると綺麗に撮れるようなのだ。こういうのは困る。


のんびり歩きながらも、玉泉寺さんに到着。

詳しくは、こちらに。

剣沢川を挟んで、津島神社と、かつては津島神社の別当であった東寺真言宗金蔵院へと向かう。
しかし、小田原市は東寺真言宗が多いな。何かあるのだろうか。

曾我梅林も素晴らしいが、剣沢川の桜並木も見事なのだそうだ。
残念ながら、ここでは桜は見ることが出来なかった。

詳しくは、こちらに。

津島神社の前には、別所堺というバス停がある。バスに乗ろうか、などとしばらく考え、バス通りを歩いていく。
そしてバス停の時刻を太川陽介さんのように、ノートで隠し、上からそーと観ていくのだった。


土日は運行ありません??昼間の時間は、えええ。
まあ、国府津に行くバスではないようなので、黙って歩くとするか。


バス路線を歩き、たどり着いたのは広い寺院だ。

詳しくは、こちらに。

そこから少しばかり歩くと、時宗の蓮台寺がある。

詳しくは、こちらに。

さあ、バス通りをこのまま歩いて国府津駅まではあと少しだ。

菅原神社、そしてかつては菅原神社の別当であった隣に位置する安楽院と訪ねる。

詳しくは、こちらに。

国府津駅に行く途中に立ち寄ったのは、真宗の真楽寺であった。
元々は、天台宗のお寺だったと、訪れてみて知った。
パソコンでGoogleではそこまでは調べなかっただろう。
これが旅の楽しさだ。

詳しくは、こちらに。

ちなみに、こちらの干支飴をどこで頂いたのか忘れてしまい、ホトカミなどでお礼を書けずにすまないと思う次第である。

何はともあれ、穏やかな春の日に、健康で歩けた事は感謝である。

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