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立派な木彫りに惚れ惚れ 秩父札所18番 曹洞宗白道山神門寺 私の百寺巡礼242

柴又帝釈天参拝依頼、すっかりお堂や神社の木彫りマニアになってしまった私だ。
そんな木彫り愛好家の私にピッタリなのが、ここ神門寺だ。


この寺はもと修験寺で「神戸山・長生院」といい今宮坊(現在の第14番札所)に属して栄えたといわれている。本尊は、1㍍を超える「聖観世音菩薩」で、両手に蓮の花を持ち、室町時代の作と伝えられている。昔、ここは神社で大きい「榊(さかき)」があり、その枝が左右に分かれて空に伸びて結びあい、楼門のようだったので「神門(ごうど)」と呼ばれるようになった。年を経て木も枯れ神社のすたれるのを見て里人はこれを再建しようと神様に伺うと不思議にも巫女を通じて“寺にせよ”とお告げがあり、里人はお堂を建て「聖観世音菩薩」を安置した。

天保年間(1830~1844年)に再建された観音堂の前に立つと、その物静かな佇まいには時代の雰囲気が漂っている。 観音堂正面の虹梁には、森玄黄斎(秩父出身の彫刻師)の手による御詠歌の扁額(元治元年 1864年)が掲げられている。


こちらも札所連合会で護っている旧いお堂だ。
素晴らしい物ばかりであったが、残念ながら訪れた時には、全面改装工事中。
ゆっくりと観る事が出来ず、写真撮影も上手くいかなかった。
又、訪れたいと思う。

曹洞宗白道山神門寺
埼玉県秩父市下宮地町5-15
秩父鉄道・大野原駅から徒歩で約15分


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