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身勝手が当たり前なんか

私の仕事は賃貸マンションのお掃除オバサンだ。大学を出たての不動産屋の兄ちゃんには「婆さん」と呼ばれている。
でもって、不動産屋なんて、契約してもらえば終わり。上手い事言ってサインしてもらう。借主と住んでいるメンバーが違うとか関係ないらしい。
頭に来ることに、こちらが掃除をしている目の前でタバコの吸い殻を敷地内に捨てるし。
だいたい、昭和の人間は挨拶するね。
「お世話になります。本日、入居したいという方の案内をさせていただきますのでよろしくお願いいたします」と。
鍵付きのゴミ置き場に何でもかんでも置いておけば掃除の婆さんが分別してゴミ出しをしてくれる。そんな風に言うのだ。


こんな状態。
でもって、マンションの管理会社、私の会社(掃除メンテナンス専門)の事務方の人間は現場を知らないから、これで良いと思ってる。
イヤイヤ、これだと持って行ってくれないのだ。
金属、瓶の収集業者は特に厳しく、うるさい。周囲のゴミ収集所も持っていかないものが山とある。缶だけの中に使用済みマスクやらタバコやらティッシュなどあると回収不可となるのだ。
今日も、「収集日が違う」のシールを貼られてしまって置いてかれたよ・・・
以前、丁寧に分別をしていたら、いきなり訪問の社長や上司に怒られた私。
「時間がもったいない。一般ごみに出せ」とな。
それからマスクを着用していない事も怒られた。
同僚はいないし、たまに不動産屋の兄ちゃんが来るけど挨拶もしないし、カラスと地域猫としか会話をしないのだから感染するかっての。


何故か、駐輪場は粗大ゴミ置き場と化してしまった。
外のゴミ置き場、鍵付きのゴミ置き部屋に粗大ごみを置くから、
「申し込みしてください」
と注意書きをして玄関に置いても、そんな事はしやしない。
管理会社が無料で片付けるだろうの認識なのだ。
ベッドやら洗濯機やらは処分出来るが、自転車は実はそうはいかないのだ。
坂木司の「引きこもり探偵シリーズ」にてエピソードとして使われていたが、自転車は登録されているから明らかに不法駐輪、不法投棄であっても、その後、「所有権云々」で訴えられる事もあるのだ。
こちらの自転車も、神奈川県以外の警察の登録シールが貼られている。
勝手に処分も出来ず、溜まる。いやだねええ。


ついでに言うと、説明するにも。
英語とフランス語だったら少しはわかるけど、(フランス人神父が英語で話すと怒ったので教室に通ったのだ)中国語、韓国語は全くわからない。覚えられない。
まあ、日本人でも酷い人はいるのだが。
何でもかんでも一緒は持っていかないから、オバサンが分別するよ。
おやおや、カード会社からの明細、宅配業者からのシールなんかをそのまま一緒ですか。杉下右京風に。
もちろん、ネットで晒すなんてえことはしない。管理会社には言うが。

身勝手というか世間知らずなんだか、よくわからない。


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