あれ？イオンのすぐ横に神社があったの？
その日、Googleマップ片手に御嶽神社を訪れた私の驚きであった。

昨年、久が原にあるいくつかの神社を参拝した際に、御嶽山駅近くにある御嶽神社にて御朱印は頂けるとのことで、それほど遠くもないし、行ったろうやないかい！と思ったものの、寒いと歩けなくなる私。というか、トイレが近くなるのが怖い。山に行くにしても水分が全て汗になる状態の方が安心なのだ。
ということで、3ヶ月以上も経てしまった。
石川台駅から歩く事、２０分と少し。御嶽山駅が見えてきたーー！
懐かしいな。そう、ここは自転車に乗って、ジャスコ（今はイオン）によく買い物に来ていた街なのだ。商店街も昔ながらだ。
と、あれあれ？
イオンの隣じゃないかー。当時、２０代の自分は全く気付く事もなく通り過ぎていたのだ。

そう、あの頃は自分で言うのもなんだが、真面目なクリスチャンで、神社やお墓に行くのは偶像崇拝だと信じていたから避けていた面もある。
ついでに言うと、池上本門寺前にある大森めぐみ教会に通っていたのに、すぐ目の前の池上本門寺を全く見た事がないのだ。
それは端的に言うと、己の視野の狭さゆえだ。要するに、頭が硬い。というか、他者を理解し受け入れるゆとりがないことなのだ。
オウム真理教のように人の命を簡単に奪うなどしなければ思想は自由だ。それがわからずに、「これ以外に救いはない」「伝道」「伝道」とやっていたのだから、当時の自分は本当に恥ずかしい。

今思うと、なんてもったいない時間を過ごしたのだろうとなる。もっとオシャレをして人生を楽しみたかった。読む本だって本当に偏っていたのだ。
左の方は、右派の本を読まない、ネトウヨの方はその類の本かネット記事しか読まない。そんな感じだ。
今更、村上春樹やら赤川次郎やら北村薫にハマるとか、ああなんて人生もったいないことをしていたんだろう。

ま、そんなことをぐちぐちと言ったところで時間が戻るわけではないのだ。
タイムマシンに乗って。２０代になって、諸星和己みたいなカッコいい男性と性行為が出来るとか儚い望みだ。
とりあえず、頭はボケてきているが、まだまだ足は動く。二本全国、廻りたい。