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宇宙一の飽き性の続ける秘訣

自称「宇宙一の飽き性」である。
本当にやろうとしたことが9割9分続かない。
数少ない続いたものといえば、
水泳とピアノと、現在の仕事である声優という職業。

声優のお仕事に関しては、10年前くらいに、
「モチベーションが上がらないけど、お仕事は好き」という状態になって、
悩んだ末、旦那さんに相談してみたら、
「淡々とやれるようになったのなら、本当のプロになった証拠だよ」と言ってくれました。
なるほど、そういう考え方もあるのかと。
以降、もちろん大好きな職業なんだけど、
心のどこかでは「淡々と仕事をする」という職人のような心持ちでいます。
気分に左右されない。
そもそもモチベーションを上げて仕事に取り掛かるものではない。上げたら、下がるから。

このお仕事をするにあたって、大事にしていることは、
「うまくいった時の自分の状態を記憶して、その状態にスタンバイする」ということである。
これはヨガを始めて気づいたことかもしれません。
そして、もう一つ大事なことは、
「仕事を最低限クリアできる状態までは、確実にスタンバイさせる方法を確立する」です。

人間関係や、気圧の変化など、自分が揺らいでしまうことは必ずありますが、どんな時でも「ここまでは戻せる」というところを持っていた方がいいのかなと思います。
もちろんずっと状態が良いのを維持できればいいのですけど、
そこまでちゃんとした人間じゃないので。

変化に対応できる人こそが、生き残れると言います。
それは私も同感です。
この業界でまだお仕事をできていることも、
全て「変化させてきた」からだと思います。
内面的な変化もそう、外面的なものもそう。

変化には必ず「違和感」が伴います。
その違和感をちゃんと感じて変化の兆しと捉えることができるかどうか。
人間はそもそも「恒常性」というものを持っていますから、変化への違和感は半端ないです。

そういう意味では、変化できるこの職業は、
私の性分にはとても合っているのかもしれません。
(同じことはやっぱり続けられない)

(833文字)

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