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美魔女は若い男の生き血を吸う、まさに「魔女」なのだ。

私は美魔女に目が無い。

2010年に第一回の「国民的美魔女コンテスト」が開催され、ついに今年で第十回を迎える。
「#美魔女」でinstagramを検索すれば地引網量ばりに美魔女が現れ、彼女たちが美容グッズやエステを紹介する投稿には何万ものいいねが付いている。それぐらい「美魔女」と言う言葉は世の中に浸透し、市民権を得ているのだ。

そんな美魔女はなぜ美しいのか?

サプリ?エステ?ジム?
それとも元からのポテンシャル??

そのどれもが本質ではない。
彼女たちを「美魔女」足らしめるもっとも大きな要素は「若い男」なのだ。

少し昔話をしよう。
私は以前、SNSで出会った美魔女に生き血を吸われたことがある

「子供を保育園に送るので、10時からでどうですか?」と言われ、とある平日の朝から会うことになった。既婚者であること、子供がいること、それを知ったのはその時が初めてだ。

駅で出会った女性は30代前半から20代後半に見えたが、実年齢は38歳とのこと。まさしく美魔女だった。

私たちは仲の良いフォロワー同士、朝から健康的にカフェのモーニングを嗜んだ。彼女が「15時に保育園へ迎えに行かなきゃならないけど、それまでは空いている」と言ったので、私は冗談交じりに「じゃあ、二人で楽しんじゃいます?」と返した。

彼女は「良いホテルがある」と言った。
ご想像の通り、私たちはホテルへと向かった。

自分より干支一周以上も上な女性と性行為をするのは初めてだ。
しかし、さすがは年上。ファーストキスから這うように舌を絡めてくる。

怒涛の勢いで互いの服を脱がせ合うと、彼女は少し強引に私のズボンを下ろし、我が息子を頬張った。初めてである、口で果てそうになったのは。
彼女はSASUKEオールスターズの腕立て伏せほどに激しく顔を上下運動させ、同時に舌先を指で弾いた針金のごとく素早く振幅させた。

私はつい先日、これに似た光景を目撃した。
恋人でもAVでもない。NETFLIXで配信されている「ヱヴァンゲリオン」だ。

アニメ第19話でのこと。

シンジが乗る初号機は第14使徒ゼルエルに腕をもがれ、胸を焼かれ、惨敗した。充電の残量も無くなり初号機は一切の活動を停止。零号機も弍号機も潰されていて、残されたエヴァはない。
誰もが「人類の敗北」を確信した時、初号機が突如動き出し使徒を喰った。比喩ではない。文字通り「食べた」のである。

いや、上品に「食べる」なんてものではない。
野良犬のように、飢えた野獣のように「貪った」のだ。

その姿はあの時の美魔女と重なった。
わたしは「捕食対象」として貪られたのだ。

そして、頭上のサガミオリジナルを使う間も無く私はKOされた。
彼女が放り投げたティッシュはセコンドから投げ込まれたタオルに見える。

彼女は私の息子から放たれた白濁液をゴクリと飲んでこう言った。

「アゴ出汁の味がする。美味い。」

その日、私は計3回のアゴ出汁を振舞うことになる。


本来、射出された精子は飲む必要性がない。
ゴムやティッシュに出すか、膣内に出すので十分だ。
だが美魔女は必要以上にそれを欲し「アゴ出汁だ」と讃えた

つまり美魔女とは若い男の「生き血(=精子)」を捕食することで、超良質なタンパク質を取り入れて若返っているのだ。もしかすると、その名の通り「美魔女」には魔法のような特殊な酵素が唾液内に分泌されており、精子を「アゴ出汁だ」「美味い」と感じるのかもしれない。

まさに、魔女がトカゲや毒キノコからスープを作るようだ。
誰の股間が毒キノコだ、失敬な。


そう考えてみると「アゴ出汁」も怪しくなってくる。
あれは本当に「トビウオ」の出汁なのだろうか?

「アゴ出汁」はよく聞くが、考えてみればトビウオ料理はそこまで聞かない。あんなに高級な出汁が取れる食材なら、トビウオ単品でも人気が出て良いはずだ。でも高級なトビウオ料理はない。

これが何を意味しているか分かるか?
そうだ。

「アゴ出汁は人間の精子から作られている」

トビウオなんて嘘だ。
「精子」なんて言ったら誰も飲まないから「トビウオ」と言っているだけ。

私は驚愕の事実を突き止めてしまったのかもしれない。
全てはあの美魔女と昼下がりに交わったことが全ての始まりだ。

もしかすると彼女は、私が「美魔女論」を発表すると知っていて、私をホテルへと誘ったのかもしれない。そしてこのnoteを覗いているのかもしれない。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。