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泣かせた後はどうする?

私が奉公しているのは「面白くて 変なことを 考えている」をモットーに活動する株式会社人間という会社です。
そんな笑いの絶えなさそうな会社で、今日は「1人の若い女の子が泣く」という珍事が発生しました。

コンプライアンスのために断っておきますが、彼女が泣いたのは高圧的なパワーハラスメントでも、陰湿なセクシャルハラスメントでもありません。
社内向けのプレゼンが思うようにいかず、彼女自身の不甲斐なさに涙してしまったのです。

そんな中弊社代表の2人、花岡さんと山根さんはどうする事も出来ず押し黙りこみ、居心地悪そうになぜかニヤついていました。
私も同じように、どういう表情で待てば良いのか、そもそも何かを待つべきなのか、何を待っているのかも判断つかないままに、何故か微笑んでいました。いや、正確には私もニヤついていたのかもしれません。

そんな中でも元川崎重工のエリート社員である武藤さんだけが優しくアドバイスを施していました。「重厚」の「温厚」さには脱帽です。

彼女が少し落ち着いてから、花岡さんが口を開きました。

「ダメですね、この3人が揃うと」
そう言って花岡さんは横に並んだ自分と山根さんを交互に指差しています。

花「やっぱり僕らは性格が悪いから」
シ「ああ、そうかもしれませんね」
山「武藤さんは純粋に優しいもんね」
花「これは良くないよ」

花岡さんが「良くない」という時は、人間社内に巣食う本質的な課題が露呈していることが9割です。(残り1割は花岡さん個人の問題)

たしかに、フルタイムじゃない人も合わせて16人程度の規模なのに、3人も性格が悪くて女の子が泣いた時にニヤニヤしている者がいるのは問題です。しかも、その内2人は会社の代表。

そこで私が提案をしました。

「泣かせた側も負けじと泣くのはどうですか?」
「カオス過ぎるやろ!」
(3人爆笑)

すると花岡さんと山根さんが。

「泣いたこと褒めるのは?」
「じゃあ『その涙を待ってたんだよ!』ってカメラ向けて褒めるのがええんかな?」
「危険過ぎて使えるか!」
(3人爆笑)

そんな調子で、結局イベント直前のクソ忙しい時期に40分もゲラゲラ笑っていました。泣いた女の子を放ったらかしにして。

このように「ボケたい」という欲求が強過ぎる面々が揃うと、かくも非人道的かつ笑いの絶えない空間が生まれてしまうのです。
それは特に「女の子が泣いた」というような極度の緊張状態に陥るほど、それを緩和させて笑いにしたいと思ってしまう関西人の悪しき習性に他なりません。

大阪に拠点を構える「面白くて 変なことを 考えている」会社の闇はとても深そうです。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。