オナラことわざ辞典__6_

【オナワザ】#26 女好きは浮気者 動物好きは博愛者

今日たまたま「人志松本のゆるせない話」をYouTubeでみていました。
すると最近話題の松本さんがこんなことを言っていました。

「タイガーウッズの不倫を機に、チーム男が『男は浮気するものだ』と言うことを提唱しよう」

もし松本さんが今これを言ったらどえらい事になるでしょう。
今や「芸能人の不倫」はお米の次に消費されており、日本の主食になりつつありますから。

彼らは不倫を捕食する際「いただきます」の代わりに別の挨拶をします。

「不倫なんて最低だ!」
「ふしだらだ!ゲスだ!」
「人格を疑う!」
などと。

ですが、そもそも「不倫はダメなもの」と言うイデオロギーが存在してしまっている以上、本質的にそれが「正しい」のか「間違っている」のかは議論されていない気がするのです。
SNSが登場して「多数派」が数だけで力を持ってしまっている昨今はなおのこと、その傾向が強いように感じます。

浮気とは何でしょうか。
こう言う時は本質に立ち返って考え直してみたいと思います。


(ポーン)
「浮気」とは何か


まず、浮気とは何でしょうか?
抽象化すると「好きな異性が複数いること」だと考えます。

少し定義が広いのではないか?と思った方もいると思います。確かに「好きになっただけ」では浮気に思えないかもしれません。
しかし、恋人に「ごめん他の男の子も好きになっちゃった」と言われたらその時点で「浮気だ!」と思いませんか。たとえその二人の間にまだ何も発展がないとしても、平常心ではいられないでしょう。

つまり「好きになっただけ」でも、それが明るみになることによって「浮気」と見なされるのです。
読んで字のごとく、気持ちが浮ついた時点で「浮気」ということですね。


ここで私の頭に「ひとつの疑問」が浮かびます。

「動物好きと浮気の違いは何か?」

浮気は「人間の異性間」において複数の対象を好んだ際に使われる言葉ですが、「動物好き」と言われる人も同じように特定のペット以外の動物に対しても好意を寄せます。でも、何も断罪されません。

おやおや?
動物好きも「複数の対象を好きになる」という意味では同じなのではないでしょうか?

では「浮気」と「動物好き」の違いに迫ってみます。
この二つの違いは「嫉妬する当事者(=被害者)」が存在しないということです。


対象が人間であれば「人格」を持っているため、恋人の好意が他者にも移ると嫉妬をします。嫉妬は負の感情であるため、自らを「被害者である」と誇示するようになります。不倫で慰謝料を請求できるのはその為ですね。
被害者⇔加害者の関係が構築されると、周りからも「被害者だ、かわいそう!」「加害者はひどい!」となり、浮気が断罪されていくのです。

一方で「動物好き」の場合は対象が人格を持たなくなります。そのため「嫉妬」も発生しなければ、負の感情が生まれることもないので、もちろん慰謝料も発生しません。
その証拠にもし犬を飼っている人がTwitterで可愛い犬の動画に「いいね」しても、飼い犬は嫉妬しませんよね。すると「加害者」と「被害者」という関係性が発生しないので、その「浮ついた心」が罪として糾弾されないのです。


ここで冷静に考えてみましょう。

これは「人格至上主義」と言って良いのではないでしょうか。
言ってしまえば、犬猫は人格がないから浮気したところで構わない、という論理です。

にも関わらず動物好きな人は飼い犬や猫を「ペット」ではなく「家族」だと言い張ります。
もし家族なのであれば、彼らの人格、いや「犬格」「猫格」を尊重すべきでしょう。彼らは何も言いませんが、もしかすると心の底では傷ついているかもしれないのです。でもたまたま人間の言葉が話せず「ふざけんニャ!」と言えないが故に、『傷ついてない』と勝手に判断されてしまっている。

なんという矛盾でしょうか。

もし「浮気はダメ!」と1つの正義を振りかざし、人間も動物も平等だ、家族だと言うのであれば他の動物に対して「可愛い」などと軽々しく言ってはなりません。無論、ムツゴロウさんよろしくワシャワシャするなんて以ての外です。
もし彼氏が急に満ちゆく女子高生を「可愛い〜!」と言いながら、女子高生をワシャワシャし始めたら怒るでしょう?それと同じです。


まとめると、我々人類が取るべきスタンスは次の3つしかありません。

1.浮気も動物全般への博愛もどちらも肯定する
2.人格至上主義を表明し、人間と動物を区別した上で「人間の浮気」だけは否定する
3.浮気も動物全般への博愛もどちらも否定する


このように、世の中では一見当たり前として見過ごしていたことも、本質に立ち返ると矛盾だらけです

今回整理された事実を元に、どれを選択するかはあなた次第です。
自己矛盾を取り除くのであれば、慎重なご決断をしてください。

※シャニカマは浮気を肯定する立場には立っておりません。


と言うわけで本日のことわざはこちらです。

女好きは浮気者 動物好きは博愛者

【意味】
一見別物に見えるが本質的には同じという矛盾を抱えたもののたとえ。

【例文】
傘拾ったってそれ犯罪だよ。
女好きは浮気者動物好きは博愛者って言うし、君は殺人鬼と同じ犯罪者だよ。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。