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夢見る奴隷じゃいられない。

なぜ、今日はこんなにも疲れているのか。
まだ19:00だというのに。

普段なら「さあ、これからだ!」と腕まくりをする頃であり、中学校の授業で言えば3時間目ぐらいの感覚です。まっだまだ仕事できます。

「定時は何時なの?」
そんな愚問をよく聞かれますが、その質問意味ありますか?

かつてカントが「人の限界は定時で決まる」と言ったり、猪木が「人は定時を決めた時に老いる」と言っていた気がします。まさにその通りですよね。

「何時間働いた」とか「何時に退勤した」とかはどうだってよくて、本当に大事なのは「何を成し遂げたか」です。
だから19:00という世間一般的な定時であっても、そこ自体に価値はありません。

そういう意味で、今日は大したことが出来ていません。
なのに、しんどい。疲れている。
ここが問題です。

それもそのはず。
今日は1つの童貞を卒業したのですから。

「Adobe Illustrator」
通称「イラレ」と呼ばれる定番デザインソフトです。

前々から何でもかんでもビジュアル系の資料をパワポで作っていた私は「このPDF編集しといて」や「psdでもらえる?」と言われる度に「わたし、イラレしないんで」と恥ずかしげもなく答えてきました。

しかし、今日ついにイラレを使うことになりました。
初のイラレ。実はこっそり憧れていたイラレ。

人間に入ってからというもの、企画書を作る機会がたくさんあったのですが、その度に「ビジュアルで説明したい…」と何度も膝の上を強く握り締めてきました。

山根さんは毎回、いとも簡単にビジュアル化して見せます。
そしてそれが面白いから、その案が通る。
ズルいズルい。

「俺だってイラレさえマスターすれば…」

そのタイミングがやってきたのです。
夢にまで見たイラレが自分個人のPCに入っているのです。

言ってしまえば、これを使ってハチャメチャに綺麗なポスターだって作ることが出来る訳で、もう「イラレないから」の言い訳は通用しないのです。

そんな記念すべきイラレデビューの日。

結論から言いますと、2時間かけて「画像の縦横比を変えずに大きさを変更する」という術を学びました。Shiftを押しながらドラッグすればいいみたいです。
山根さん曰く「10年前から変わってない仕様」とのことです。

そんなこんなでとても疲れています。
しかし、スタートは切ってしまいました。
もう使っているツールのスペックとしては山根さんと同等です。

負けられない戦いが始まりました。
もう、夢見る奴隷じゃイラレないんです。

上手い。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。