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歌わない中居を許せてしまう理由5選

いまだにSMAPが好きで聴いている。
生まれてすぐに森くんが脱退しているので、基本的には5人のファン。

今日も朝から体にまとわりついた倦怠感を振り払おうとシャワーに向かいつつ、防水加工が施されたiPhoneからはSMAPノンストップライブを流している。

いつ見たってかっこいい。
そして風呂場で反響する5人の歌声と自分の歌声がたまに心地よい波長をもたらし、ふと訪れたオンステージ感に胸が高鳴る。


お気づきだろうか?
今の表現の中に矛盾が含まれている。

ここだ。

風呂場で反響する5人の歌声と自分の歌声が

SMAPは5人だが、歌声は5人ではない
中居は歌っていないのだ。

別に今更と言う話でもあるが、どうも今日は気になった。
なぜ中居正広が歌わないことは許されるのか?

フラットに考えてみてほしい。
歌手が歌わないってあるか?聴いたこともない。
消防士が消防せず、建築士が建築せず、女子高生がタピらない。

それぐらいあり得ないことだ。

と言うわけで、中居正広を許せる理由5選と題して、勝手に5つの理由をこじつけてみようと思う。
そもそも思いつく前から「5選」と言っているので、5つ出てくる保証はないが、どうなるかドキドキしながら見守っていただければ何よりだ。


1.踊ってるから

中居正広は一切歌わないし、マイクを持っているだけで口元に当てることすらしなければ、口パクもしないことがざらにある。しかし、他の誰よりもキレッキレに踊る。原口あきまさにゴリゴリいじられるぐらいにはキレキレで踊る。

つまり、スポーツ推薦で入学した高校生が授業中に寝ていても、勉強できなくてもなかなか怒れないのと同じなのだ。中居はダンス推薦で入学したエリートなのだ。


2.聴いてられないから

中居がたまに歌うことがある。その時ばかりは嫌でも「口パクじゃない」ことが露呈する。

キムタクや香取くんが歌うときには「ん?音源ママか?でもそのまま歌えそうだな」なんて思えるものだ。しかし、中居の場合はそうもいかない。絶対に音源じゃないことが明確にわかるほど声がガスガスで音程を外す。

聴いていられないのだ。

つまり、アホすぎて授業が進行しないヤツは授業中に当てられないのと同じなのである。「雨ニモマケズ」を音読するだけで漢字を読み間違え続け、10分以上かかるやつを先生も当てたくないだろう。


3.味が出てきたから

なかなか強引な仮説だと思う。
そう、御察しの通りネタ切れで、ここから完全なる屁理屈なのだ。

ただ、一理あるとも思う。中居がマイクを明らかに遠ざけつつダンスに励んでいる姿は、もはやSMAPでしか観られない稀有な光景だ。嵐だって、V6だって、KinKi Kidsだって、ちゃんと歌うし、最低でも歌っている感は出す。

アイドルなのに「明らかに歌っていない感」が出せるのは中居だけなのだ。
そんなものを観られるのは世界に一人だけ。
オンリーワンな味があるのだ。

つまり、京都にある「陽気ハッスルランド」みたいなもので、手作り感満載のレジャー施設でクオリティもクソもないが、その独創的な体験は唯一無二なので今でも観光客が訪れると言うことだ。これ以上の説明はない。


4.本当は歌っているかもしれないから

ここまで「明らかに歌っていない」と言い続けてきた。
ほとんどの人、ファンですら疑問には思わなかっただろう。

しかし、ここであえて前提を覆してみたい。
もしかすると薄っすら歌っているかもしれない、と。

つまりNHKの集金を断るときに「うちテレビないんで」と断っておきながら、実はテレビがあるとしよう。その時に「まあ、今この瞬間にテレビが壊れていて本当に実用性のあるテレビがないかもしれない」と天文学的な確率にかけてみると、嘘をついている感覚が和らぐだろう。

中居もそのギリギリを狙っているのだ。
完全に口を噤んでいるというよりは、カッスカスの小声を出しているかもしれないとも思えなくはない。マイクが拾っていないだけで。

そう思えば誰も糾弾できないのだ。


5.中居だもの

歌わなくたっていいじゃないの。
中居だもの。

そう言われてしまうと許せてしまうのも確かな話だ。
逆にこれで反論しようものなら「お前は分かってない」「通じゃない」と言われてしまいそうな雰囲気すらある。

そうだ、ネタが切れたのだ。
こんなことなら最初から「3選」にしておくべきだった。

でも、5選にすべきだろう。
SMAPは5人で1つなんだからさ。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。