屁ッセイタイトル2のコピー__33_

「ニュートンの林檎」は外にある。

今日は朝からとても重要なプレゼン資料の構成を考えていました。
冗談抜きに、案件の成否を分けるような。

そのため朝からスタバに籠って、何を提示すべきか、どの順番で展開するべきか、先方の不満は何か、何を求められているのか、そんなことを延々とぐるぐる考え続けています。

こういう仕事は割と得意です。

ビジネスの現場において、相手を説得させる。
ここで必要なのは主に「論理性」です。「発想」ではありません。

私は何でも論理的に考えて構造化しようとする「左脳人間」で、小説なんかを読んでいても『体言止めが2回続くことアリなのか』とか『本題から2〜3文ズレているけど、まだ読者はついてこれるな』などと分析を始めてしまいます。

それを言った時、前職の恩師に「お前は本当にヒダリだな」と言われ、始めて自覚したのです。

論理は得意なんです。
頭の中でじっくりコトコト煮込めば完成する問題は。

ただし、それは人間社内において必ずしも好ましいことではありません

今日、また別の仕事をしているときに「爆速エビフライみたいに…」と、聞きなれない名前が話題に上がりました。

「なんですかそれ?」
「え、爆速エビフライ知らんの?」

なんでしょう、それ。
洋食屋でもそんな名前は見たことがありません。

「これだからシャニカマは…」

その答えはこれでした。
docomoがかつて仕掛けて話題になったプロモーション動画です。

「広告勉強した方がいいですよ」
そう言ってきたのは生意気な大学生インターンの多田くん。

「るっせ!インプット増やしたら枠にとらわれんだよ!」
そう大人気なく言い返しました。

しかし、それは嘘です。
枠にとらわれるか、とらわれないかは自分次第です。

昨日、一昨日と車での出社で、運転中が暇すぎたので「企画地獄」のアイデアを考えながら運転していました。しかし、1時間運転しても何一つ思いつきませんでした。両日とも。

それもそのはず。
景色は変わっても運転手は目の前のアスファルトと無機質な記号が散りばめられた看板しか目にしませんから、何一つ刺激がないのです。

一方で、読書やSNSにふけっている電車通勤の途中はどんどんアイデアが思い浮かびます。今日企画した「ヘッドライトメガネ」も御堂筋線の新大阪駅でウザいおっさんを力づくで跳ね除けた際に思いついたものです。

発想の原点は外にある。
「ニュートンの林檎」は家の中にはないと言うことです。

と言うわけで、みなさん家の外に出て椎名林檎初のベストアルバム「ニュートンの林檎」を買いましょう。そんなオチ。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。