屁ッセイタイトル2のコピー__35_

ウケるためにスベる。

さっきから、かれこれ15分以上は手が止まっている。
まるで日報が書けないんです。

それもそのはず。
今日はただ真面目に仕事をしてしまったから。

それも「人間ならでは」でもなく、企画する仕事でもなく、せっせと資料を作成したり、WEBのワイヤーを作って調整したり。ほら、ここまでの字面だけでもスベり散らかしているではありませんか。

今日みたいな日があると本当に焦ります。
「自分は何のために人間へ来たのだろう」と。

本当になんで来たんですかね?
ちょっと整理してみましょうか。

<人間に来た理由>
・面白くなるため
 └「面白い」を見極められるようになる
 └「面白い」を考えられるようになる
 └「面白い」を作れるようになる
 └「面白い」を魅せられるようになる

わかりやすい。
とにかく面白くなれたらいいんですね。

では、今日は何がいけないんでしょうか?
それは「面白いことが起こっていない」ことに不安を抱いているんです。

ここまで整理すると、見えてくることがあります。
それは、自分が短期目線に陥って本質的でないことに一喜一憂しているということです。

前述の「面白くなる」の中に「面白いことが起こる」は含まれていません。
だって、面白いことが起きる人=面白い人ではありませんから。

「面白いことが起きる」は自分の外で起きる、あくまでも自然発生的な、偶発的な出来事です。
だとするなら、そんなことに一喜一憂していても仕方がない。

問題は「シャニカマが今日面白くなったか?」です。

そう考えると、今日の仕事にはいくつもの「面白くなるための発見」が眠っていたことに気付かされます。
なんてったって、全ての仕事が「面白くて変なことを作るためのステップ」なんですから。

WEBサイトの構成を考えること。
イベントの警備計画を考えること。
クライアントへの提案資料を作ること。

全てが「面白くなるための一歩」なんです。
その結果、最終的に面白いことが発表できればそれでいいんです。

高く飛ぼうと思ったら、背伸びしていても飛べません。
一度深くしゃがみ込むからこそ、バネを使って高く飛ぶことができるんです。

今日がつまらなかったのもそれ。
今日の日報が何一つ面白くないこともそれ。

ウケるためにスベる。
最後に笑うのはあなたです。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。