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7月の満月はグルを敬う日。ヨーガの先生の本当の役目とは?

昨日は7月の満月。
インドでは、自分の尊敬する先生や恩師に対して、感謝と尊敬の気持ちを捧げる「グル・プルニマ」という大切な日だ。

グル(Guru)とは、インドの古い言葉で、暗闇を照らす存在、光に導いてくれる先生や師を意味する。

思えば 今、私がヨガ教室で伝えているヨーガの智慧や知識はすべて、今までに私が出会った先生達から教わったものだ。

そして、その先生達も それぞれの恩師がいて、恩師から教わったことをシェアしてくれたのだ。

5000年ほど前にインドで生まれたヨーガは、元々 口伝で 師から弟子へと伝えられてきた。

最初は瞑想のように、静かに心をコントロールするものがヨーガだったが、時代が新しくなるにつれ、体でポーズをとるような現代の身体的ヨーガが発達した。

私自身も20代前半で 初めてヨーガに出会い、最初に出会ったヨーガは 身体的にポーズをとることを優先とする現代ヨーガではなく、呼吸法と瞑想を中心とする流派のヨーガだった。

いわゆるヨーガ行者のような、足を肩にかけたり、海老反りみたいなポーズにちょっと憧れのあった若い私は、呼吸法中心の動きの少ないヨーガに少し 物足りなさを感じて、その後から今に至るまで、様々な流派のヨーガにトライした。

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