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学生向けシェアハウスがすごい!~全自治体でやってほしい~

大阪府営住宅を活用した学生向けシェアハウス。
公営住宅の「目的外使用」「空室活用」です。

2023年2月1日にオープンしました。

オープンまで
その1 
公営住宅を利用した学生向けシェアハウス
~書類は続くよ どこまでも~

その2
公営住宅を利用した学生向けシェアハウス
~作業は続くよ どこまでも~

もともとは、通学時間の長い大学生や、奨学金とアルバイトでやりくりをしている大学生が、時間やお金の負担なく学生時代を過ごせたら、学業や課外活動に専念できるのでは?というところから始まりました。

オープンしたのは5戸 + コミュニティルーム = 合計6戸

1戸3LDKで、個室にそれぞれ入居です。

5戸 × 3部屋 = 15人入居可

リビング・キッチン・お風呂共用。
家具・家電あり。空いていたら即日入居可。

家賃3万5千円。
電気・ガス・水道・WiFi代込み。
共用部分の消耗品。生活サポート。
具合が悪くなった時のサポート。たまに一緒にご飯。
等々が家賃に含まれています。

オープンして約2か月。

「全ての地域課題が解決するんちゃう⁉️」

全世代にとって、メリットしかなかったです。

入居率約2割のエリア
空室活用
高齢化で草引きまで手が回らず
入居率が低いのには理由がある
民間賃貸なら共益費に含まれている維持管理
府営住宅は自治会で費用負担&実務をやるルール
府営住宅住宅にお住まいの方へ
元気な若者が草引き
ゼミの学生さんも来てくれる
ボランティアサークルも来てくれる
地域との交流も生まれる
住んでいて気になるところは
地元企業がよってたかってサポートしてくれます
青年会議所・ロータリー・ライオンズ・商工会議所など
男子部屋リビング(初日なので殺風景)
男子部屋個室(ほんの一例)
一緒に買い物に行くことで
身辺自立が促される
他の家庭の価値観を知ることもできる
コミュニティルーム

コミュニティルームは
自治会集会
大学ゼミ
ママ会
などの利用も
コミュニティルームにご飯がある日
学校のあと バイトのあと
それぞれのタイミングでやって来る

シェアハウスには、中学・高校・大学生が住んでいるので、一歩先行く先輩が、後輩にアドバイスをしてくれる場面もあります。

「一歩先」がポイントです。

コロナや物価高騰、少子高齢化の急激な変化で「私の時は…」が、数年で通用しなくなっているので、専門職がひとりで話を聞いても、解決が見えない問題ばかりです。

一歩先行く先輩は、2020年代の関係機関を渡り歩いた後なので「今の時代に合う」知識と経験が豊富なので、数名に話を聞くと、解決までの道筋(地図)が読めるようになります。

コミュニティルームの自習室

学校に行きにくい小・中学生が昼間利用することもあります。
もちろん、茨木市と連携を取っています。

昼間、親向けの子育て相談会(不定期)もしています。

フードパントリーなど、物資のお渡し会を同時開催する時もあります。

学生ボランティアさんが荷物を運び&並べてくれます。
親の悩みを聞いている間、託児もしてくれます。

仕事、妊娠、出産、子育て、育休、産休、保育、教育…
学生さんは座学で100時間習うより、1時間その場にいる方が「学びが深い」と言ってくれます。

議員さんと交流

学んだことはシェア!
議員さん、行政さん、NPO、企業…視察依頼がひっきりなしなので、学びは全て社会にお返ししています。

韓国からの視察も

学生さんたちは、自分たちが「良かった!」と感じたことを、まち&次世代の子どもたちのために自分たちで企画をしてやってくれます。

小学生対象 宿題カフェ
勉強だけではなく遊びも一緒に
草刈りをしているのを見て
茨木市の山間部からお馬さんが草を食べに来てくれることに!

ざっとまとめましたが、ここには書ききれないくらい、もっと沢山のメリットがあります。

学生さんは、全ての世代をつなぐ間の世代なのに、地域に関わる機会がほとんどありません。

学生向けシェアハウスがあるだけで、特別な何かをしなくても、特別な予算を組まなくても、多世代が自然とつながっていきます。

費用対効果がとんでもなく高いです。

全自治体でやった方がいいです!

尼崎市の活用方法は私たちも学ばせていただいています。

八尾市にも広がりました。

市長&関係者の皆さまに茨木モデルを説明
もちろん茨木市も
アチコチで応援してくれています

なかよしの他人が増えていく学生向けシェアハウスです💖
(オープンから約2か月。現時点で残り2部屋。ニーズの高さに私たちも驚きです)

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