カオスの国インドのハイデラバードと言う都市で経験した全てを共有します。
どうも。
いきなりですが皆さんはインドに興味はありますか?
カオスな国であるとか、カレーの国であるとか、ITの国であるとか…色々なイメージがあると思う。
そんなインドのハイデラバードと言う都市に自分は半年滞在していた。
そこで本当に色々なことを感じたのでインドに興味のある方、また僕自身に興味のある方の為にこの記事を書こうと思う。
ただ、なぜnoteを利用してインド(ハイデラバード )滞在記をまとめようと思ったのか?
それはインドにおいて仕事で長期滞在する日本人はあまり多くないと個人的に思ったのと、
ハイデラバードという道の都市にいた数少ない日本人なのでこちらの数少ない情報を共有すべきだと感じたからである。
なので、「インド国の内部(IT情報も含めて)」および「ハイデラバードという地域の情報」などを中心にこの記事を読んでくださる日本の方向けに色々な情報を共有しようと思う。
あとはやっぱり最後に色々あった自分の半年間の滞在の感想を合わせて書こうと思う。
…見てくれる人いるかな?
目次
1、軽い自己紹介
2、インドのITについて
3、一般的なインド人について
4、ハイデラバードという都市について
5、インドの流行っているサービスや習慣など』について
6、インドに半年いた感想
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1、軽い自己紹介
兵庫県生まれ、東京の大学に通っていた大学生。
大学4年の在学中に紹介で出会ったインド人経営者と意気投合し、インドでの就職を決意。
ただし、インドでのメイン活動は自分のアプリサービスおよびwebサービスの開発+リリース(インドマーケット&日本マーケット)と決めていた。
職務内容としては主にPMに近いプロジェクト管理、翻訳業務、デザイン業務(UI/UX)などなど。(業務は全て英語)
ただ、メインのアプリ+webサービスに関しては70%くらいまで開発は完了していた矢先、訳あって半年で帰国することになる。
ざっくりと自己紹介をしてみたが、
後先をあまり考えずに面白いことをしよう、面白い場所に行こうという軸をメインにこれまで生きてきており、結果的にインドにたどり着いた日本人と捉えてもらうとわかりやすいと思う。
では、自己紹介はこの辺にして……
興味がある人は興味のあるカオスなイメージがある謎の国インドについて紹介して行く!
ハイデラバード有名な観光地 Charminar
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まずは
2、インドのITについて
みなさんが良く思いつくインドのITのイメージとして、
・爆速に成長しているIT大国の一つ。
・インド工科大学(IIIT)の卒業生などの内定場所がMicrosoft、Amazon、Oracle、Facebookなど有名どころの外資企業ばかり。
・初任給も1000万〜4000万円を超えるようなことがざらにある。
・とにかくインド人は優秀な人しかいない。
・スタートアップ多い。
というざっくりとした情報も一度は聞いたことがあるかもしれない。
それに加えてインド人は数学にも強いしスペックが高いとというイメージを持たれる方も一定数いると思う。
僕自身、インドに行く前はこのようなイメージを持っていた。
ただ、結論としてはこれは80%くらい合っているのではと感じた。
インド人全員が優秀であることではもちろんなく(世界中どこでもそうなのだが)、また、インドは過酷な学歴社会と格差社会のため、パソコンも買えない人もいるし、大学も行けないし、英語やその他一般的な教育を受けることができない人も山ほどいる。
そのような方は食べ物を屋台で売ったり、飲み物売ったり、ドライバーをしたりなどして生計を立てている場合が多いので、IT関連で生計を立てているインド人の母体数は日本の人口と比べて圧倒的に多いが、それ以外の層(IT関係ではない職に就いている層)のインド人が同様にいることも当然である。
なので、ニュース記事や動画で共有されているインドのITの情報は大まかなイメージと話題性を中心としたニュースをピックアップしているように実際は感じた。
ただ、全体的なイメージでいうと人材は優秀な人はめちゃくちゃ優秀。
一定の上位層(ITスキル+頭の良さ+学歴に関して)のインド人が日本の上位層より大多数いる反面、そうでないインド人の方は学歴もあまりなく、英語も喋れない方も同様に大多数いるという縮図で、インド国内でも上位層と下位層には大きなギャップがあり、ITスキルや学歴に関しての中間層が日本と比べてより少ないと感じた。
日本は平均的に一定水準の学歴、スキルを持っていながら、それより飛び抜けた上の層もいなければ、それ以下の層もあまりいないというイメージを個人的には持っている。
ただ、インドは逆のように感じた。そこがインドと日本の違いかなと感じた。
また、80%くらいあっている理由についてはまだもちろん下記で詳しく説明する。
まず理由は大きく2つある。
理由①
まずは教育水準が非常に高いことが起因している。
インドは学歴社会なのでみんなめちゃくちゃ勉強する。
自分の周りにいるインド人はなぜか数学とかに強く、計算とかめちゃくちゃ早い。
(英語を用いて数学などを学ぶのが普通で、新聞とかにたまに載ってる数学問題(簡単な計算問題や数独のようなもの)とか解いてもらったら暗算で数秒で回答したのはびっくりした…..すごいの一言)
(*ハイデラバード で上位3つの指に入るインターナショナルスクールの生徒さんの勉強風景。先生よりも英語が得意なくらい英語が流暢。教育水準の高さを肌で感じた。)
また、例えば、オフィスの前に位置してる学校は夜の10時まで普通に勉強している学生ばかり(塾とかじゃなく普通の学校)
そんな子が優秀ではないわけがなく(これはインド人同僚の体験談を含む)その後、IT関係の道に進むと決めればコーディングをひたすら学ぶそう。
(ちなみに大学での厳しい学歴ヒレラルキーでのストレスで自殺するインド人が多いことが社会問題にもなっている….)
結果、詰め込み教育型のスーパーエンジニアが誕生するという流れがあるとインドの同僚は言っていた。
それ以外にも町中にプログラミングを学べる教室?みたいなものがたくさんあり、そこには常にインド人がコーディングをしている環境が垣間見え、エンジニア熱をひしひしと感じたのも事実。(Python,Java,iOS,AWSeなどなど多岐にわたるコースを選択して勉強すると言う教室を想像してもらえるとわかりやすいかも)
あと、理由はこれだけではなくて
インドには200以上の言語が存在しているので、他の州のインド人と会話をするには英語が必須。
その結果、インド人は英語を何不自由なく話せたりかけたりする人口が非常に多い。世界で一番多くの英語が話せれている国は実はインド(これはなるほどなと感じた)
なので、世界中の英語で書かれているIT関連、ビジネス関連、プログラミング関連の記事などはインドの方は常に目にしている毎日。
そういう状況だと、例えばコーディングの際に参照する記事は英語で書かれている最新の記事や世界中の英語で書かれている記事を参照できるので、
何かプロダクトを作る際にはそれらの記事を用いながらコーディングするというのをインド人に同僚を含めて毎日の習慣としていた。
(実際、同僚は常に英語の記事や動画とかで勉強、参照しながらコーディングをバリバリしてた。また、参照しているURLを毎日収集しているのだが、いつもチェックしながらその記事の内容に驚いていた…..)
これにより最新の技術や様々なコードを組み込むことが出来、必然的にプロダクトの質が高まっている流れがインドにはあることが肌で感じ取れた。
自分自身が働いていた会社でも、
ブロックチェーン関連の受託開発を専門にするインド法人だったが、上記で感じていたこともオフィスで毎日行われており、優秀さを体感する毎日。
元AWSで働いていたエンジニアもいれば、Udemyで独学で一年間勉強しブロックチェーンエンジニアになった天才もおり、インド人のポテンシャルと知識、技術などを身近で感じれたのはいい経験だった思う。
理由②
インドでは貧富の差が激しい。
所得が著しく低い層では、家は自分で建てた家と呼べないような家(トタンを重ねただけの家をイメージするとわかりやすい)に住んでいる人や物乞いしているインド人も街中に普通にいる。
これにはヒエラルキー(階級制度)も多少関係しているのだが
(ただし、高い階級が全てお金持ちであるということはないよと添えておく...)
とにかくインドでお金持ちになるには階級に関係なく、生き抜くスキルをつけなければ生きていくだけで厳しいのが現実….。(ただし、例えばインフラ系産業で儲かっている家系の子供とかはそれに比べてアホみたいに富裕層だが...)
そこで現在インドで一般的に普及している職業がエンジニア。
エンジニアになるとコーディングさえできればフリーランスでどこでも働けるし、スキルさえあれば階級を無視して高収入を得られる。
その結果、インド中に進出しているIT外資企業にも就職できるというメリットがそこには存在しているのです。
また、インドは家族間の絆が非常に強く、特に裕福でない家庭などは、長男が全ての家庭を支えているという家庭も多い。
このパターンは友人でも同僚でも一定数いた。
そうなると安定して高水準の給料がもらえる職としてエンジニアが選ばれることが多いとのこと。
よく聞くのが技術によって給料のボラリティが高いのがエンジニアなのでエンジニアになると家族を養えるだけの水準になれるのだそう。
ちなみにエンジニア以外の職業の例として政府関係の仕事を例に挙げると、
インド政府関係の仕事は確かに給料がよい。
警察官とか人気です。
(ちなみに賄賂本当に多いし、平気で警官がお金を要求してくることもあるのでご注意を)
政府関係の職は長年仕事をしていると安定した給料と充実したキャリアを得ることが出来る反面、年功序列制であるため早期に高収入を得ることはエンジニアと比べて出来ないらしく
また採用の際にも階級が高いインド人しか採用されないという現実もあります。(インド人もこれには何も言えない….階級は変えられないのが現実)
なのでこういう理由も含めて優秀なエンジニアを目指し、
高収入を得ようとするインド人エンジニアが多数存在している背景がある。
また、副業に関してあまり厳しくなく、エンジニアはいろんな場所に出向いてプロジェクトをゲットして経験を積むと言う
ことも日本より活発で、それも優秀かつ実践的なエンジニアを増やす要因だ。
これらの理由を踏まえてなぜインドには優秀なエンジニアが多いかと言うと言うのをわかりやすくまとめると、
インドは優秀なエンジニアが生まれる社会的、また文化的インフラがあり、
そのインフラに影響されて、良い”お給料”といい”機会”を獲得できるように必死で努力し、その後、競争社会をのし上がったインド人は優秀になるのであろうという結論に至った。
すごくシンプルな結論に至ったが、インド人の同僚や友人にから色々とエンジニア事情の本質を聞いて上での結論なので参考にしてみる価値はあると個人的には思う。
なので世界の有名IT企業のCEOとかにインド人がちらほら普通にいらっしゃることも今ではアメリカの重役ポストの4人に一人はインド人であることも今ではなんとなく理解できるようになった。
コードディングと英語がベイシックに備わっているインド人はそれは強い。いづれ日本企業の重役の4人に1人はインド人になっている日は近いかも。
*面白い補足情報として最近はインド人のエンジニアの母体数が多すぎて職を得るのが難しいと感じるエンジニアとかはマレーシアとかその辺りに移住して職を得ることもあるそう。
また、スタートアップが多いと言う情報に関しては確かに多い。
インドのとある学校に訪問した際に校長先生的な人に話をお聞きすると
まずアメリカにIT留学して、そのあとにスタートアップのためにインドに帰国すると言ったインド人も多いとのこと。(ただし、アメリカに留学できるくらいの財源がある比較的裕福なインド人家庭に限る)
これはインドのスタートアップの成功に感化されている部分が大きくあるそう。
アメリカのシリコンバレーなどで技術を蓄えて帰ってくるのも納得。
インドのユニコーン一例
https://forbesjapan.com/articles/detail/13213
実際、インドはまだまだ整備されていない未発達の部分が多い。(特にインフラ系)
来たらびっくりする。
あと、本当にリープフロッグ現象が起きていた。*
*既存の社会インフラが整備されていない新興国において、新しいサービス等が先進国が歩んできた技術進展を飛び越えて一気に広まること
なので整備されてなさすぎるインドの問題を解決するサービスで起業するインド人は本当に多い。(日本はものでありふれコアでニッチすぎるくらいのサービスが必然的に増えているが、以前インドはその日1、2段階前の社会構造のまま。)
ちなみに趣味やスタートアップの開発、スモールビジネスでアプリやwebサービスを出してきたと言っているインド人は数え切れないくらいいる。
そのくらいの熱量レベル。
キャッシュレスやその他ジャンルも日本より発達している。
インド版LINE payやAlipayのPaytmやPhonpeとかの大手サービスや(毎日使うし便利)最近巷で話題のOYOと呼ばれる不動産スタートアップ(日本のOYO Lifeの大元)、インド版UberのOlaなどが色々あり、それは全部ユニコーンでビジョンファンドが全てに投資している事実。(=先行性しかない)
実際、日本もスタートアップの熱はここ2年くらい高まってるが、
インドのスタートアップ熱も日本より高いくらいであり、またインドはエンジニアの母体数がおよそ約10倍なので、サービスの誕生総数は日本の比にならないくらい日々新しいものが生まれている。
また優秀なエンジニアには起業意識(こちらはとにかく友人同士で開発しまくって一発当てようというイメージ)は常にあるし、エコシステム整ってるし、何よりインド国内ではソフト、ハード面での未発達部分が山ほどあり、チャンスがいっぱいあるので、そう言った点でユニークなユニコーンが生まれやすい環境が日本よりもあるのかなと感じた。
また急激にこれほど急速に広まるの他の理由としては、
政府からの規制が日本より少ないのと、なんでも作っちゃえ精神が育まれているのもからだとも言える。
本当にすぐになんでも作っちゃいます。
スピード感はすごい。
なのでサクッとサービス作って、投資受けるためにサイトでサービス概要とプロダクト見せて投資をもらうと言うサイクルが早い。
ある有名どころの投資家と起業家のマッチングするサービス(投資家にアイデア、ビジネスモデル、プロダクト内容などを送ってチャンスを掴むサイト)にはハイデラバードだけで一日約300件のメッセージが送られているとのことで、このスピード感は流石に日本は勝てないかもと思った。
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では次はテイストを変えて3つ目のカテゴリーに移ろうと思う。
3、一般的なインド人について
これに関しては
「カレーしか食べない!」
「ナンが主食」
「めちゃくちゃ喋るイメージ」・・・・・・・
とにかく色んなイメージがあると思う。
(半年過ごした会社の同僚です。)
ただ、これに関しては千差万別の意見があって、一概には言えない部分がもちろんある。
日本人はいっつもこうなんだ!って海外の人から言われたら腹たつのと同じです。
なので、”ハイデラバードという都市にいるインド人と関わった僕が実際に体験した感想”という縛りの元に
個人的な感想をまとめたのでほどほどの参考をお願いします...
まず1つ目『時間に非常にルーズ』
これは100%に近いくらい間違い無い。
感覚でいうと今まで時間通りに待ち合わせをして時間通りに来たことはない。
休日とかは時計なんか気にしないほうがいいとアドバイスしておく。
2分だけ待ってというと30分後とか、今日行くよ〜と言っても気分によっては来ないことも当然。
オフィスの始業時間も気にせず、遅れても誰も気にしない。
なので、許せる広い心を持つこと。
心はブッダに。
これが大事。
2つ目は『辛い物好き』
異常なほどに辛いものに強い。
幼少期から激辛レベルの食事をしてきているので激辛ペヤングも意味をなさない。
インド人が普段食べている普通の食事は常に辛く、辛くないものを探す方が大変。(比率で言うと 辛:70% NO辛:30% くらい)
(定番のEgg Fried Noddlesです。めちゃ辛い...)
滞在する方は覚悟しておいた方がいいかも。
ちなみにハイデラバードはインド国内でも食べ物が辛い地域であると言われています。
毎回、食後は胃が熱くなるのは慣れるのでとにかく食べて頑張りましょう。
3つ目は『英語が聞き取りにくい』
インド英語はクセが強い。
クセの塊。
アクセントが独特で、最初は英語とは認識できないことも多々あり。
ただ、時間が経つにつれて耳がインド英語に慣れてくるので、そこは耐えるようにしましょうとアドバイスしておく。
今では少し聴きやすいくらい。ただ、インド人との電話は最悪の相性…何を言っているかがほぼ分からない...
4つ目は『クリケット大好き』
インド人みんなクリケット大好き。
休日テレビを見る時はだいたいクリケットかボリウッド映画を流しているくらい好き。
また、毎週日曜日はクリケットする同僚もザラにいるくらいの国民的スポーツ。これは最近面白さがわかってきた。
誘われることがあったら是非行きましょう。
ただ、みんな真剣。ミスしたら…
ちなみにスポーツの時でもサンダル一筋。
5つ目は『ハイデラバードのインド人は基本優しめ』
インドで旅行したらぼったくられたとか、
謎のところで変なものを売りつけようとする人が多いとか、
よく聞く被害話。
ただハイデラバードでは一度もなかった。
同僚曰く、有名都市のデリーとかムンバイとかは外国人多いのでお金をだまし取ろうとか窃盗とかが多いけど
ハイデラバードはその地域と比べると外国人少ないし、あまりそういうことは起こらないんだよ。と言っていた。
確かに、ハイデラバードは日本人を含めて外国人は本当に少なく、
騙すターゲットというよりかは、何人なんだこいつは?という風に見られることが多い。
実際多くの人から話しかけられたが、一度も嫌な思いをしたことがなく、みんなただ謎の外国人と話がしたいというインド人しかいなかった。
また、たまにおまけもしてくれるし、
歩いてうと気さくに笑ってくれる方もいたりして、人間関係のギクシャクやトラブルは起こらないと思う。
あと、窃盗もそこまで気にしなくていいかも。
ただ、交通事故だけは気をつけましょう。
車とバイクには基本”優しさ”という概念はない。
最後は『インド人は結論よくわからない』
傾向としては、優しくて、バイクの乗り方誰でも知っていて、よく食べて、ちょっとメタボ気味で、甘いもの好きで……とあげるときりはない謎が多いインド人。
ただ、インドの方も結局は人それぞれ個性が違うのでインド人という括りでまとめるのではなく、
一人の人間として接する方がコミュニケーションはスムーズに進むように思う。
インド人の同僚も
”同じインド人だけど、他のインド人がわからないこともあるし、たまに嫌いになることもある。ビジネスとかですぐに裏切るし盗みを働くこともあるやつもいる。ただ全員じゃないけど”
とか普通に言っている。
”インド人は〜〜だから〜〜だ、だからこうだろうな”
という考えはやめた方が良い。
とにかく”人”で分けて仕事の指示なり、遊びに誘ったり、約束したりする方が良い。
これは間違いない。
真面目な人もいれば、すぐ飽きる人もいるし、嘘しかつかないインド人もいれば、全く何を考えているかわからないインド人もいるので
一般的なインド人としてみんなと接すると、たまに痛い目にあうかもしれない。
すごい一般的なアドバイスに落ち着くけど、一人一人の特徴や性格を捉えるように努力しましょう。
分かったようになると、分からなくなるのがインド人。
PS
とにかく大事な要件とは最低3回以上連絡しよう。
傾向としてすぐ忘れます。
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ではでどんどんいく!
4、ハイデラバードという都市について
ハイデラバードという都市はインドのテランガーナ州(人口3519万人)に州都であり、人口約900万人のインド第4の都市。
一般的にテルグ語という言語が話されており、IT都市の一つとしても有名。
街のいたるところには綺麗なショッピングモールやレストラン、映画館などいろいろなものはあるが、それとは対照的に道端には牛、野良犬やゴミの山、舗装されていない道などが混在していており、いわばインフラが整備されつつある発展途上の都市の印象。
まぁ、これがカオスと言われる所以なのかも
また、IT都市ということもあり、有名どころの大手企業の開発拠点など多数存在している。
一部例)Amazon、Microsoft、NTT data、Oracle、Google、IBM、salesforce などなど。ちなみにHitech cityという地名があるくらいITに特化した地域があり少し驚いたのも事実。
食べ物に関しては少し驚くかもしれない。
なぜならインドは牛、豚は基本的に食べる事はできず(主に宗教的な理由で)、私は無宗教、もしくは仏教だから食べれるよというスタンスでいても、そもそも売ってないし、レストランでも提供していないから。
なのでもしハイデラバードに来た場合、基本的には鶏肉、ヤギ肉、野菜、お米、麺類を中心としたご飯を食べるようになる。
ベジタリアンの人は日本と比べると結構生きやすいかも。
ただ、ベジタリアンじゃない人はこれが結構きつい。
焼肉的なものないし、ラーメン的なものないし、牛丼的なものない。(グルガオンには最近、吉野家っぽいお店ができたそうな)
基本、チキンしか食べないので飽きる人は多いかも。
しかも食事の種類に関してはあまりレパートリーがないので長期滞在するとローテンション化することになる。
これが辛かった
長期滞在する方は覚悟を…
また、有名な食べ物でいうと”ビリヤニ”というインドの炊き込みご飯のようなものがソウルフードであり、本当に何かあればビリヤニを食べるという習慣がある。(辛いので慣れないと辛い..)
歌まであるくらいハイデラバードでは有名。
絶対に一回は食べると思うので堪能しましょう。
移動手段に関しては主にタクシー、タイのトゥクトゥクみたいな乗り物、バイク、電車のこの4つ。
基本的に旅行者が利用するのはタクシーおよびトゥクトゥクのイメージ。
物価が安いのでUberやOlaといったサービスで安くどこでも行けるようなサービスが整備されている。
さすが目のつけどころが孫さん。
Olaもいい役割果たしてます。
(ただ、乗り物は基本的に古いのでそこは慣れが必要。運転は基本荒い。今までで5回は交通事故を見た)
気候に関しては45度を超えることもあり、イメージ通り暑い国。
灼熱のインド。
現在この記事を書いている5月は40度前後であり、クーラーがない場所では汗が止まらないくらい暑い。
クーラーがないとこの国は崩壊。
その結果、すぐに停電になる。
インドにEVは未来永劫こない気がする。
ただ、季節によっては日本の秋のような季節もありその場合は、長袖を着て過ごすこともあった。
なので、少しくらい秋物の服を持っていくこともオススメ。
(基本的にはインドは半袖、短パンでも生きていける国。)
暑いので日本のシーブリーズビジネスは流行るかも。
ビジネスチャンス。
またハイデラバードは基本的には観光地は他の州と比べてあまりない。
一週間あれば十分遺跡や観光地を回ることができる。
ただ長期滞在の方は最終的に行くところがなくなるのでそこは…ご配慮を…
お店に関しては町中至る所にあり、
ハイデラバード特有の食べ物やそれに限らず様々なインド料理が50円〜食べれるので、結構便利。
Youtubeでよく目にするインド屋台の動画の世界です。
予習しておくと食欲が増してインドに来たくなること間違いなし。
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では今度はちょっとテイストを変えて
5、インドの流行っているサービスや習慣などについて
〜フードデリバリー〜
普通にインドに来てびっくりしたのがすごい頻度でフードデリバリーを利用すること。
毎日頼んでる同僚もいる。
参考までに値段は外で食べる食べ物より基本1.5倍〜2倍程度高め。
しかも、驚くことに結構な数のサービスフードデリバリーサービスがあるけど、
満遍なく使われており、均衡を保っている感じが一強って感じがなくて新鮮さを感じた。
(Swiggy、Zomato、Uber Eats、foodpandaなど)
味の方は基本屋台と同じだが、値段も高い食べ物や変わった食べ物もオーダーできるのでいつも食べてる食べ物以外を食べたくなったらオススメ。
ちなみにマクド、KFC、スタバ、ビザハットなどなど安心できる料理もバッチリあるので安心してください。
デブまっしぐらです。
〜ECサイト〜
また、ECサイトはFlipcartやsnapdealなどインド発のECサイトもよく利用されているが、
Amazon primeが大好きなインド人はECもAmazonをよく利用している。
本当にAmazonが完璧にインドマーケットを取ったら無敵になると確信した。
特にECサイトは中古サイトのOLXなどや、その他便利なECサイトもある。
毎月日用品を届けてくれるショッピングサイト(名前忘れてしまった…..)もあるし、結構ジャンルは幅広く揃っているので、買い物には困らない。
ただ、日本食は買えないことだけは伝えようと思う。(ハイデラバード経験談)実際、自分が買えたのはわさびのみ。
〜動画ストリーミング〜
動画ストリーミングサービスに関しては驚くことに
NetflixとAmazon primeが現地のケータイ屋Airtelなどの携帯を契約するとなんと3ヶ月無料でケータイプランに付いてくる。
これには感動し両方を堪能した。
両者はマーケをよく理解しているな〜と思ったのが、
インドの娯楽サービス、施設は日本より充実していないので、
動画を見る傾向が非常に多い。
なのでそのインド人の性格とインドの状況を利用し、フリーミアムでまずは動画ストリーミングサービスを楽しんでもらえるフローを作って動画を楽しんんでもらって、そこからサブスクで安定に収益を上げている方法を採用している。
携帯契約と同時に3ヶ月無料はなかなか大胆。
結果、暇を持て余しているインド人は本当にNetflix、Amazon primeをよく利用している。
インドは動画系サービスには魅力的なマーケットだと思う。(Tik Tokは今の王者で人気だけど、規制一回されたし、今なかなか不安定でどうなるかわからんですね)
〜キャッシュレスサービス〜
基本的にはpaytmとPhonepeというサービスを使っている。
仕様は店舗に掲げているQRコードを読み取って金額分を送金するというシンプルなサービス。
当然、こちらの銀行と連結するのでインド国内の銀行口座開設が必要だが
開設するともうこちらのもの。
現金を持ち歩くことなく生活するになり、またPhonepeはキャッシュバックサービスが充実しており、もう現金を使う理由がてっきりなくなった。
また、携帯代、電気代、交通費、水道代など様々な支払いが全てこのサービスから支払いできるのでもう最強。
インドでpaytmやphonepeは本当にどこでも使えるので、日本も同じようにまずどこでもキャッシュレスサービスが使えるように加盟店を増やすことが先であるように思う。
Google payも非常に人気で友人同士の送金などは基本Google payを利用している気がする。
ちなみに長期滞在を考えている人はなぜかGoogle payがApp store(iPhoneの場合)からダウンロードできない可能性もあるのでそこだけご注意を....
〜音楽サービス〜
gannaという音楽サービスをみんな使っているイメージ。
Hindi、Englsh、Telugu、Tamil…などなどインド国内の言語と英語に対応した音楽サービスで主にインド国内の曲と洋楽をフリーで聴けるサービスとなっている。
仕事中にこの音楽聴きながら仕事してるイメージ。
UIも優れておりapple music寄りな感じがする。
でも、やっぱりインド人はインド国内の曲の方が好きで、それに誇りを持っているのが毎度垣間見えるのも良かった。
インドのMVとか見ると結構面白いかも。
個人的にMV鑑賞は暇ならオススメ。
インド文化が少しわかります。
〜ゲームサービス〜
何と言ってもPUBG一強。
Netflixがライバルはゲームサービスといっている理由がよくわかる。
インドのYoutubeのトレンドにか毎回PUBG関係の動画が入ってる感じがする。
それくらい生活の一部に溶け込んでいるのがPUPG。
ケータイを選ぶときはいかにPUPGをスムーズに遊べる端末かを基準に選ぶ同僚もいる。
6GBのandroidがマストだそう。
もう皆さんすでに中毒です。
〜レンタルバイク〜
最近、人気がではじめたのがVOGOというサービス。
世界中で流行っているレンタルスクーターのレンタルバイク版。
kmあたり3ルピー(約5円)とかなので非常にコスパはいいと言える。
ちなみに今世界で人気のレンタルスクーターはインドでは絶対にはやらない。
なぜなら道路はガタガタだし、乗ってると間違いなく引かれるし、下手すると知らない間にワンちゃんや牛と正面衝突するから。
インドの交通事情はカオスということだけ覚えて生活すると生存確率は上がると思います。
一応、下記に紹介したサービスのURLを載せてのでよかったら。
https://www.swiggy.com
https://www.zomato.com/hyderabad
https://www.foodpanda.in/restaurants
https://www.ubereats.com/
https://paytm.com/
https://www.phonepe.com/en/
https://www.netflix.com/in/
https://www.amazon.in/amazonprime?_encoding=UTF8&%2AVersion%2A=1&%2Aentries%2A=0
https://www.flipkart.com/
https://www.snapdeal.com/
https://gaana.com/
https://www.olx.in/
https://vogo.in/
〜習慣編〜
インドの変わった習慣だけを紹介していきやす
⑴靴よりサンダル
基本暑いのであまり靴を履かない。靴30%、サンダル70%ほど
日本のビーチで見る光景くらいの比率だと思ってもらっていい。それくらいみんなサンダルと裸足が好き。
⑵ヨーグルトとご飯を混ぜて食べる
基本は右手で食事をして、ご飯の終了時に体をいたわる為なのかヨーグルトとご飯を混ぜたものを食べる(Curd riceと呼ぶ)
正直、日本人はあまり好きじゃないかもしれない..
⑶ケータイはAndroid派
約90%以上のインド人がAndroidを使ってるといっても過言ではない。
メーカーでいうとVIVO、OPPO、Xiaomi、Realme、Honorといった中華系のスマホを主に利用している。
本当に性能も申し分なく驚くことばかり。
安価でかつ性能が良いミドルレンジのスマホを好む傾向も納得する。
Iphoneは高すぎて買えないし、いいと思わないという風潮が巷に流れている感じ。
なので当然Macbookも非常に少ない。
(ちなみにHuwaiのスマホはあんまりハイデラバードで使ってるインド人はいなかったので今回のHuwaiブロックはあまりダメージを受けなかったように思う。)
⑷タバコとお酒はあまり公にできない
映画の中にタバコを吸うシーンやお酒を飲むシーンがある場合、毎回、映画の中に”飲み過ぎ、吸いすぎは注意しましょう”という警告が出る。(ボリウッド映画のみ)
それくらい厳しいところがある。
例えば年配のインド人(50歳以上とか)は傾向としてお酒もタバコも絶対にダメというスタンスで子供に教育しているところが多い。
親が禁止してるからという理由で今までお酒を飲んだことがないインド人も一定数必ずいるのが不思議なところ。
少し違和感を感じるかもしれませんがこれがインド。
ただ、お酒を売ってる店はいつも繁盛している。
この矛盾もインド。飲む人は飲むんです。
タバコも吸う人は吸うんです。吸ってポイ捨て基本なんです。
⑸誰でもバイクは乗れる
免許は持ってなくても車が乗れるインド(グレーゾーンです)
そんな中車よりも人気なのがバイク。
主に原付と普通のバイクの2種類があり、どちらも基本インド人は乗れます。理由は昔から乗っているからだそう。
今まで乗れないといっているインド人は見たことがない。(一部の女性を除く)
インドの七不思議の一つ。
ただ、もちろん運転は非常に荒い。気をつけて
⑹結婚式では基本ダンス
インドの結婚式は結構独特でインド式の結婚式をメインにする習慣がある。
インドの伝統的衣装に着替えて〜〜〜〜と説明が長くなるので省きますが、
全てが終わるとお酒を飲みながらみんなで何時間もダンスをして盛大に結婚を祝う。
(なぜかここではお酒はおっぴろげにする謎の国インド)
インド人のダンス好きがここでようやく発揮されるので、結婚式が終わった次の日には動画を見せ合いダンスええやん?という会話をするのが主流らしい。(この光景はよく見た)
⑺ケーキは顔に塗るもの
誕生日は基本カオスです。
誕生日ケーキを買うとケーキを誕生日の人へ向かって顔面へポン。
基本顔は白くなるので女性の方はメイクを落としてから望むことを強くお勧めする。
誕生日はプチ戦争開始日。
⑻基本的に並ぶと言う概念はない
インドでは順番に並んでお会計や商品をオーダーするという概念がない。
例えば、お酒を買いに行く場合、自分から人混みに入って無理やり注文するしかない。
待っておくと永遠に注文はできない。
なので列は基本”横並びの早いもん順”になる。
これは結構慣れが必要なのでいつ何時も強い意志を持ちましょう。
⑼割り勘という考え方があまりない
基本言い出しっぺ、もしくはお金がある人が全て払いようになっている。
今日フードオーダーしようぜ〜となった場合は、言い出しっぺ、もしくはその場で一番裕福な人が払う。
なので基本みんな懐が大きい。
これで中途半端に自分の分は自分で払うとかいっちゃうとなんで?となるのでご注意を。
⑽一日一杯は必ずチャイを飲む
インド=チャイと言われるくらい有名で、コーヒーより断然チャイを飲みます。
自社のオフィスにはチャイを作る専属のお手伝いさんまでいた。
もうその人が作るチャイは最高で飲みすぎた結果、太りました。
砂糖が本当にいっぱい入っているんでインド人に太い人が多い理由の一つかもしれない。
ただ、是非とも本場のチャイを飲んで欲しい。目から鱗もの。
(11)食べるときは右手、トイレは左手
小学校の時に世界の文化の違いの授業で習ったけど、まさか本当にインドではこれが普通かどうかはにわかに信じられなかったが、ここに来て半年、何も違和感なく手で食べている。
トイレは水が出るシャワータイプとバケツに水が溜まっているパターンのトイレが主流。
いまだにちゃんとしたトイレの使い方はよく分からないが、紙がなくても水で洗い流せるようになる適応能力を養いましょう。
上の写真:ごく一般的な家のトイレ
下の写真:ショッピングモールでのトイレ
(12)ラクダがたまにやってくる
オフィスで仕事してると、窓からラクダが見えた。そこで乗ってみたいと話しかけると普通に乗せてくれた。
インドでは幼少期に牛やラクダに乗る習慣があり、みんなはもう興味なしだったが、文化の違いを感じた。
乗れる機会があるのなら乗ったほうがいい。50ルピーくらいで暇つぶし出来ます。
色々あげてきたがまだまだ多くなりそうなので、この記事ではこの辺にしておく笑
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では最後に......
半年間の滞在の間に色々とあったので個人的なまとめを真剣にまとめようと思う。
6、インドに半年いた感想
私自身、主に会社の状況により半年で帰国することになったが、インド滞在に関しては色々な思いが今も残っている。
当初、インドに行く前は結構、楽観的な思考で
『インドのITがどんな物なのか肌感で知りたい』
『優秀なインド人とアプリを開発したい』
と言うその2点のみでインド行きを決定した。
ただ、今思うと少し色々な面で認識が甘かったなと思う。
例えば、会社関係(これは極めてレアなケースで参考になるかどうかは分からないが......)
あまり詳しくは書けないが、
今回の滞在に関して、私は雇用ビザを発行しているインド法人の会社の業務ではなく、それ以外の日経企業の業務を行うとそこから給料が貰えるというあやふやなシステムの中で働いた。
(この業務の流れは謎なのでツッコミはなしで...)
この上記に関して同意した理由。
それは必要最低限の業務タスクをおこなってくれるのであれば、その分の給料は払うし、
それ以外の時間は全て「自分の作りたいサービスの開発」+「そのサービスを使ってインドマーケットの開拓」に当てもいいよと約束してくれたから。
つまり自分のビジネスを行いにインドに来たのだ。
これをメインにインドに行っていたのでここは譲れなかった。
だが日が経つにつれてなぜか私とインド人の同僚の大多数に対して給料の未払いが発生し、結果、自分自身の滞在資金が尽き、帰国せざる得ないという状況を最悪の状況をもたらした。
訴訟なり労基に相談するなどしたらいいじゃないんですか?と思う方もいるかもしれない。
ただ、今は少し無理な事情があり(ここは今は諸事情により伏せておきます)、結果的にこの状況を鵜呑みにするしかない結果になった。
ここから得た一つの教訓としては
「何事もあやふやにしないこと」
これからインドに仕事や派遣でインドに長期滞在したいと考えている人がもしいらっしゃるのであれば、
雇用契約および給料の支払い状況を確認しておいたほうがいい。
僕が経験した以外にもインド人の同僚や友人から聞いた情報によると、
インドでは給料の未払いがよくあり、しっかりとした裏付けや信頼できる証拠がない限り会社を信用してはいけないし、
怪しいと思ったり、経営状況がクリアでなければすぐに辞めた方がいいと言うこともよく聞いた。(PLとか確認できるなら確認した方がいい)
特に受託開発系の企業は気をつけたほうがいい。
これは確率的に100%であるとは到底思わないが、しっかりと確認しておくことをお勧めする。
また、理由がどうであれ、インドの魅力に惹かれ、ビジネスチャンスを掴みたいと感じ、どうにかして長期滞在ビザ、もしくは雇用ビザをゲットしてインドにくる学生や社会人の方が今後いるかもしれない。
ただ、一つ覚えていてほしい。
本来、インドで働くためのビザを獲得するのは難しく、
例え雇用ビザをゲットしても企業は正式な給料を払わなければならない条件がある。(年収ベースで25,000USドル以上が基準)
それを知らないで闇雲にインドに来てしまうと可能性として騙されたり、理不尽な給料変更を余儀なくされ首を絞めることになるかもしれない。
自分の場合は、上記のビザの件や雇用体系のグレーさを全てを知っていた上でインド滞在を決めた。
それよりもサービス開発とサービスリリースした先の成功が何よりも優先であり、それが実現すれば給料なんて関係なく、それにサービスに対してインドでVCやCVCから投資を受ければなおさら関係ないと思っていたからだ。
ただ、インドに来て分かったことがある。
何事も日本で自分が思い描いていたようには行かないということ。
インド人を本当の意味で知るということの難しさであったり、
言語の問題であったり、
インド人と一緒にプロジェクト開発をすることであることであったり、
これは言葉では表現するのは本当に難しいが、
日本ではあまり感じないモヤモヤする感情を常に抱えるようになっていた。
それは日々の仕事やサービス開発から生まれたもあるし、
ハイデラバードでの日々での生活がそうさせたというのもある。
また、今思うと”インドのハイデラバードと言う都市”に関しての認識も少し甘かったように思う。
これは行ってから経験したことなので仕方がないのかもしれないけど......
結論としてインド(ハイデラバード)という場所をあまり好きにはなれなかった。
嫌いではないけど好きになれなかった感じに近い。
(ただ、同じ職場のインド人はプライベート含めて普通に好き)
理由は読んでくださっている方に共有しておいた方がいいので正直にお伝えする。
理由1
食べ物の美味しさをどうしても日本と比べてしまう。
→やっぱり食事は大事。健康や日々のモチベーションに直結する。
インド料理が好きな日本人の方なら大丈夫と思うかもしれないが、
一般的に日本人がイメージするインド料理はハイデラバードではあまり食べることはなく(少し本場のインド料理は違う)
出店の食事やフードデリバリーサービスのメニューに載っているインド人が日々食べているローカルの食べ物を主に食べてた。
なので、正直なところあまり心から美味しいと思う食べ物はインドにはあまりなかった。
普通に好きな人も当然いるかもしれませんが僕はそうやって感じてた。
また、滞在が長くなるにつれて食事メニューのローテーション化。
何を食べても新鮮さを感じることがなくなり、食事がただの行為になっていた。
(インドに滞在している日本人はある程度共感してくださる人は多いはず)
日本には本当に様々な種類の料理がありふれているが、ハイデラバードにはそれほど料理のレパートリーとして多くない。
食事のローテーション化は結構辛かった。
本当に日本料理は偉大。
理由2
ハイデラバードにはほぼ遊ぶところがない
→これは東京に住んでいた僕はどうしても感じてしまったのだが、
何か新しいことがしたい!
遊びたい!
息抜きしたい!
日々と違ったことがしたい!
といったことは基本できない環境である。
日本同様に楽しめる場所といえばモールに行って買い物か映画くらいに限られてた。(これも最終的に飽きてお酒とNetflixと語学勉強にたどり着く)
仕事だけをするために来たんで大丈夫です!という断固たる決意を持った方もいるとは思うが長期滞在する場合を考えてほしい。
結局人間は休息、息抜きというもの本能的に欲してしまう生き物。仕事だけに集中してもどこかで心のオアシスやストレス発散を求めます。
実際、インド人の同僚のほぼ全員が遊ぶとこがないからするとも言っており、娯楽施設、サービスがあまりないので私生活があまり充実せず、楽しくないのは否めないと感じると思う。(デリー、グルガオン、バンガロールなど他の都市は分からないですが...)
これに耐えれるかどうか、あまり気にしないかどうかは一度来て体験しないと分からない。
間違いなく。
ただ、僕は日々何か精神的に弱っていくのを感じて生活していたことは事実です。
理由3
医療費が日本と比べると高い
→帰国する一つの大きな要因にもなったのがこれ。
滞在中に謎の腰痛に襲われ走ることもできなくなった私ですが、病院に行くとMRIを取るだけで軽く一万円を超える医療費を請求された。
(診察は非常に雑でなんとも言えい気持ちになったことも共有しときます)
腰痛の症状の重さによっては手術も考えられるので、これはインドで手術を受けることはできないと考え個人的には日本に帰り病院に行くことにした。
理由4
インド人の女性にあまり興味が湧かなかった...
→これは理由は半分冗談ですが、
例えばインドに永住したい人や国際結婚を夢見ている人がもしハイデラバードにくるのであれば本場の女性を見た方が良いかと思う。
インドには綺麗なボリウッド女優と呼ばれるインド美女がテレビで度々出演しているが、それは本当に一握り。
それに感化されメインにインド美女と付き合うぞ!と心をウキウキしてくると違った光景を見ることがあるかも.....(もちろん美人さんはいるところにはいらっしゃいます)
一般的にインドには様々な民族がいるので一概に言えないが、ただハイデラバードで女性を目的に渡航計画中の方は一度来てその目で肌で感じることをお勧めする笑
また、宗教的な問題で結婚するまで健全な形でお付き合いしたいという風潮が以前あり、恋愛や結婚において日本ほどや柔軟ではない部分がある。
家庭によって違いますが一般的にはそう思ってもらうとインド女性のことが分かるかもしれない。
インド映画を見て勉強しましょう。
これ以外にもインド(ハイデラバード)があまり好きになれなかった理由はあるが、細かいものもめちゃくちゃあるので今回は省略します。
すいません…
ただ、総論
これだけは確実に言えることがある。
インドに一度来て欲しい。
インドは実際に来てみて判断しないといけないことが本当に圧倒的に多い。
仕事面でも生活面でもなんでも日本と違うことが多いし、何より日本で常識と思っていることが全く通じないことは当たり前。
僕自身はもう感覚がある程度壊れてしまい、日本の一般感覚とインドの一般感覚が混ざってしまったが、今までストレスを抱えることももちろん多々あった。
繰り返すが
自分のアプリプロジェクト進行に関する違和感
インド人の同僚との日々感じる関係
街に出ると感じる言葉で言えない空気感や、
住んでいるところ、食べ物一つで感じる何か
会社のゴタゴタに関する何か
言葉では説明することはできないが、そこには”何かのストレス”を感じていた。
これはインドに来た日本人ならわかると言ってくれる方もいるかもしれないし、インドは最高の国で全く同意できないという人もいるかもしれない。
もちろん意見は人それぞれ。
ただ、僕自身、最終的に今の気持ちを振り返ると
インド滞在はいい意味で人生のターニングポイントだったように思う。
2度と来ないということはないし、同僚との関係は以前最高に良好だ。
本当にインドでこの優秀な同僚たちと働けて誇りに思うし、仕事でもプライベートでもいい思い出もそれなりにできた。
いつでも受託案件をゲットできたら開発してくれる関係性にあるし、
将来もう一度大きなビジネスをインドでするかもしれない。
実際のところ、インドはビジネスの宝庫だと感じている。
インドで今までハイデラバードで出会った日本人の方(ハイデラバードには総勢100人程度しかいないと言われてる。本当に未開拓地)にはビジネス目的で来ているビジネスマンやインドの東芝開発拠点で働いていらっしゃる方、ハイデラバードにあるSHIRU Cafeという日本でも知られているカフェでインターンしている学生さん、JICAで働いていらっしゃる日本語の先生など色々な方がいらっしゃったが、
ただ、そこで皆さんがおっしゃっていたのが
『インドはやっぱりなんかすごいよね』と
このフレーズは必ず言っていたように思う。
ビジネスの速さ、インド人の性格、インド文化の不思議さ、独特の食べ物文化、など色々なことがそこに含まれてる。
僕のtwitterや、他のインドに滞在している日本の方の記事などを目に通してるとインドのことをなんとなくわかったように感じるかと思うかもしれない。
ただ、それはほんの一部です。たったほんの一部です。
インドは広大です。
土地は日本のおよそ10倍です。
インド人の人口はうなぎ上りで増えています。
宗教もいろんな宗教があります。
牛も犬もイノシシも普通に道を歩いています。
みんななぜか常に電話しています。
ご飯は基本手で食べます。
基本なぜか裸足が好きです。
賄賂いっぱいあります。
オフィスの前でラクダに乗れます。
Androidしかみんな使ってない。
トイレに基本トイレットペーパーがない。
これら全て含めてインド。
こんな不思議な国インドをビジネス面でも生活面でも国外から理解することは非常に難しい。。
ごく稀にDMで
”インドに興味があります。色々教えてください!”
と連絡をくださる方がいらっしゃいます。
嬉しい限りです。
ただ、僕からできるアドバイスはただ一つ。
「とにかく一回来てみたらどうですか?」
インドの本質を見抜くには一度来て、本当に住めるか、仕事できるかの確認が必要不可欠。
短期で旅行するのと長期で滞在することは全く別物。
しかも行く地域によっても文化、言語なども全く別物なので他の地域の情報は参考にならない。
なので、長期でインドに来たい方、仕事でインド派遣される可能性がある方なども一度インドに来てください。
それで全てがわかります。
僕自身のこれからの計画としてはこちらで手がけていたメインの目的であるアプリ・WEBサービス開発のリモート開発およびリリースに尽力しつつ、
起業するかどこかの企業に属するかを少し考えてから、次の一歩を歩もうと思う。
次の一歩も面白く、かつ挑戦的なものを選ぶつもりだ。
結果的には、
途中から給料はもらえず、
サービス開発も途中で帰国することになったが、
これまでインドで共に働いたインド人の同僚、インド行きをサポートしてくれた社長の心からの感謝を言いたい。
今までありがとう。
これからも共に日本とインドの架け橋になろう。
以上です。
PS.
日本に帰ってもインド人の同僚(エンジニア集団)との関係性は続き、
”受託案件があるのであればいつでも連絡してきてほしい。”
と嬉しいことに言われた。
もし、この記事を読んでいただけた方が
『最近、何か作りたいんだけどどうやって開発しようか』であったり
『英語版と日本語版で何かアプリやwebサービスを開発したい』
などと思っていらっしゃる方がもしいらっしゃれば、DMしていただけると開発サポート致します。
インドの天才エンジニア集団とともに幅広いソフトウェア開発をお手伝いしますのでDMでのご連絡お待ちしております。
(*ブロックチェーンなども含めて幅広い受託開発可能です)
Twitter:https://twitter.com/minami_koichi?lang=ja
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