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あなたの電気使用量は平均以上?意外と知らない電気使用量と電気代の関係

こんにちは株式会社シェアコープです!

生活費の把握のために、「毎月の電気代がいくらか」を気にしている方は少なくないでしょう。
しかし、「毎月の電気使用量がいくらか」を気にしている方は多くはないのではないでしょうか?
皆さんご存じかと思いますが、電気代は電気使用量をもとに計算するため、電気代節約のためには電気使用量を抑えることが大切です。

本記事では電気代と密接に関わる電気使用量について解説します。
また、電気使用量の単位である「kWh」や、ご自宅の電気使用量を調べる方法についてもご紹介します。
電気使用量に関する正しい知識を得ることで、電気代節約につなげましょう!

聞いたことあるけどくわしく知らない!電気使用量の単位「kWh」とは

電気使用量」や「kWh」という言葉は多くの方が見聞きしたことがあると思います。
しかし、それらと電気代の関わりについてくわしく知っている方はあまり多くはないかもしれません。
自宅の電気代を計算するうえで欠かせない電気使用量やその単位のkWhについて、まずは整理しましょう。

「電気使用量」とは?

発電時や家電などの使用時に消費する電力量を指す言葉です。
電気使用量には「kWh」という単位が使われます。

「1kW」と「1kWh」の違いは?

「1kWh」は、「1kW(1,000W)」の電力を1時間使用した場合の電気使用量を表す単位であり、「1キロワットアワー」と読みます。
「kWh」と混同されやすい「kW」は消費電力の単位であるのに対し、「kWh」は「〇時間電気を使った場合の消費量」を示します。
たとえば電気の使用時間が1時間なら電気使用量は1kWh、3時間なら3kWhとなります。


1kWhあたりの電気代の平均は27円(税込)

電気使用量やその単位のkWhという基本を押さえたところで、次は実際にかかる電気代を概算しましょう。
月々の電気代は1kWhあたりの電気代をもとに計算しますが、その金額は電力会社によって異なります。
通常は契約する電気会社の検針票で1kWhあたりの電気代を確認できますが、検針票がなくても月々のおよその電気代を計算することは可能です。

全国家庭電気製品公正取引協議会が「新電力料金目安単価」として示している価格は、1kWhあたり「27円(税込)」です。
つまり、1kWhあたり27円(税込)で月々の電気代を計算すれば、より実情に近い形で電気代を推測できるでしょう。


知っておきたい世帯別電気使用量の平均

1人暮らしと4人家族で電気代が大きく異なるだけに、世帯ごとに電気使用量も変わってきます。
では世帯別電気使用量の平均はどのくらいなのでしょうか?
東京都の統計データを例に見てみましょう。

<世帯別1ヶ月あたりの平均電気使用量>

出典:東京都環境局公式サイト

上記の表から分かることは、1人暮らし⇒2人暮らしに変わると電気使用量が大きく増加するものの、その後の増加は緩やかだということです。
世帯人数の多さが電気使用量に直結するわけではないことが分かります。
また、一戸建ての電気使用量は集合住宅よりも多いといえるでしょう。

では1ヶ月あたりの平均電気代と平均電気使用量は密接に関わっているのでしょうか?
家計調査をもとにした世帯別の1ヶ月あたりの平均電気代は下記の通りです。

<世帯別1ヶ月あたりの平均電気代>

出典:総務省統計局ホームページ

1ヶ月あたりの「平均電気使用量」と「平均電気代」をもとに、世帯人数によってどのように数値が変化するのか見てみましょう。

2つのグラフを比較すると、平均電気代と平均電気使用量がほぼ同じ推移で増加していることが分かります。
つまり、電気使用量の増減は電気代の増減と連動しており、電気使用量が増えるほど電気代が増えるということです。
したがって、電気代の節約を行うなら、まずは電気使用量を抑えることが非常に重要なポイントとなります。


月別で見る平均電気使用量の違い

平均電気使用量は世帯人数によって変わりますが、月ごとでも平均数値は異なります。
環境省の統計データを参考に「月別平均電気使用量」のグラフで推移を確認してみましょう。

※小数点1位未満切り捨て
出典:環境省ホームページ

季節により電気代が異なるのと同様に、月によってかなり電気消費量に差があります。
そして、特に電気使用量が増えるのは冷房を頻繁に使用する夏と、暖房を頻繁に使用する冬だと分かります。
電気代を節約したい場合は、冬と夏に増える電力消費量を抑えることが必要です。
特に自宅の電気消費量が平均値よりも高い場合は、まずは電力消費量が大きい夏と冬の電気代を削ることを実践しましょう。
そうすると電気代の節約効果が出やすいはずです。


暖房を頻繁に使用する冬

自宅の電気使用量は、契約する電力会社の検針票(「電気使用量のお知らせ」)などで簡単に把握できます。
検針票は紙またはWebのいずれかで確認してみましょう。
検針票を見ると「ご使用量 〇kWh」と記載があります。
そこに書かれている数字がその月の電気使用量です。
その数字を先の「世帯別電気使用量の平均」と比較し、平均より多ければ電気消費量の削減を意識しましょう。
このように電気使用量のチェックや削減を行ったうえで、それでも改善があまりされない場合は、電力会社や電力プランの変更も視野に入れることをおすすめします。


まとめ

自宅の電気使用量が把握し、「平均より電気代を使い過ぎているかも?」と思った場合は、電力会社や契約プランの変更も考えましょう。
そうすることによって毎月の電気代を継続的に安くでき、長い目で見れば大きな節約となる可能性があります。
電気代はもちろんですが、電気使用量にも着目し、少しずつ節電・節約を意識していきましょう!

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