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Think CIVILITY(クリスティーン・ポラス)

礼節のある人ですか?
自信をもって「ハイ!」と答えられますか。


本書は、ちょっとした言動(無自覚な無礼)が、どれだけ人間関係に影響を及ぼすかを明らかにしながら、礼節を磨く意義とその力を解説する一冊。


「礼節の科学」。
これを目にしたとき、なんとも情けない気分になりました。


そこまで人間は落ちぶれてしまったのかと。
人間はなぜ、礼節を忘れてしまったのでしょうか。


無礼な態度が大きな損を招くことを、多くの人がわかっています。
にもかかわらず、なぜ無礼な態度を取る人が増えているのでしょうか。


そこには、「相手を立てても報われない」と考える人が増えたことが背景にあると感じます。
つまり、報われないのなら、自分本意の行動(無礼な態度)を取るのがラク、という論理です。


そんな空気が蔓延しているから、街中で、職場で、無礼だと感じる人が増えているのです。
ひょっとしたら、増えていると感じている自分も、無礼な人間に…。


こんな悪循環から抜け出すには、「礼節とはなにか」を理解するしかありません。
礼節をきちんと理解することで、自分のあるべき姿をはじめて考えられるのです。


本書には、その手助けとなることが書かれています。
礼節の持つ力とはなんなのか、礼節を磨く意義とはなんなのか、と。


あとは、自分がどちらを選択するかです。
無礼な自分と礼節な自分の。


大きな損を招くとわかっている無礼な態度を、あえて取ることを選択する自分。
礼節な態度で周りから慕われ、仕事もプライベートも充実する自分。


あなたは、どちらを選択しますか?
生き方を問われる一冊です。


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https://sharedoku.com/archives/18963

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