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「地域とともにある学校づくり〜現役中学生が地域×教育を語る〜」イベントレポート

2024年3月29日(金)、リアルとオンラインで新しい経済圏をつくる仮想の実験都市「シェア街(まち)」にてコミュニティラボ「場づくりの学校」のイベントが開催されました。

今回のテーマは「地域とともにある学校づくり」です。

教授としてお話いただいたのは、シェア街コミュニティマネージャーのはるひとさんです。なんと、はるひとさんは北海道在住の現役中学生!北海道からオンラインでシェア街の活動に参加しています。

シェア街での活動のきっかけは、お兄さんののりゆきさんの影響だといいます。

のりゆきさんは東南アジアでのバックパック経験からゲストハウスに魅了され、シェア街が運営するカフェ&バー、ゲストハウス、シェアハウスの複合施設「Little Japan」と出会いました。

のりゆきさんがはるひとさんをLittle Japanに連れて行ったことが、現在のはるひとさんの活動の原点になっています。

LittleJapan

そんなはるひとさんが「地域とともにある学校づくり」にまつわるナレッジシェアとワークタイムを提供してくださいました。

それでは、イベントの様子を見てみましょう!

「シェア街ってどんなコミュニティ?」「どんな活動しているの?」といった方はぜひ最後までご覧くださいね。また、「イベントの内容を知りたい・深めたい」という方にもおすすめの記事です。


現代日本の義務教育の基盤をつくったのは聖徳太子だった!

皆さんがいま、興味や関心があることは何ですか?それに出会ったとき、「もっと深く知りたい」という気持ちが芽生えませんでしたか?

私たちはその気持ちを「知的好奇心」と呼んでいます。

知的好奇心は人間の生まれながらの欲求であり、生きていく上で必要不可欠な本能と言われています。

人間が本能的に備わっている「学びたい」という感情が「教育」の始まりです。

さかのぼること飛鳥時代、日本で初の教育思想家である聖徳太子は、「すべての人に平等な教育を」と説いています。これが、現代日本の義務教育の基盤になっています。

学校と地域がうまく連携すると好循環が期待できる?

それでは本題に入っていきましょう!

「地域とともにある学校」とは、どういうことなのでしょうか?はるひとさんは、以下のように定義しています。

学校と地域がパートナーとして連携しながらさまざまな活動を行うことで、子どもたちの学びを展開していくこと。またはそのような活動を行っている学校のこと。

具体的な例を見てみましょう!

・総合の時間を使った地域学習
・登下校の見守り
・花壇などの学校の環境整備
・放課後子ども教室

などが挙げられます。

このような活動にはどのような効果が期待できるのでしょうか?

学校と地域が連携することで、以下のようなメリットが考えられます。

・防犯・防災に強くなる
・安心・安全な地域がつくられる
・地域の活動によって、豊かな人生経験や技能を持った子どもになる
・地域みんなで子どもたちを育てているという安心感が芽生える

人と人が繋がることで地域全体の教育水準の向上に寄与しそうですね!

しかし一方で、デメリットもあります。

・地域の権限が大きすぎる場合がある
・関わる人の意欲によって左右されやすい
・ボランティアなので報酬がない

学校や地域をつくるにあたって、対価や報酬がない場合が多いです。「みんなで地域の子どもたちを育て、見守り、住みやすい環境をつくっていくんだ」という気持ちが前提だと感じました。

今と昔の総合の時間を共有して共通点と違いを比較してみよう!

以上のお話を踏まえて、私自身の学校生活を振り返ってみました。

小中学校の夏休みのことです。学生と保護者、先生が日曜日の朝に集合して「愛校作業」という行事が年に一度、行われていました。

この活動には「自分たちや自分たちの子どもが日頃学ぶ校舎や校庭をみんなで整備しよう」という思いがあったのかもしれないと、このワークを通して気づきました。

また、中学校では地域の伝統文化を学ぶ総合の時間がありました。その伝統文化を継承する団体の方から講話を聴いたり、実際に楽器を使って演舞したりする場がありました。これも学校と地域の連携づくりの一環だったのではないかと感じています。

皆さんの学校生活ではどんな活動がありましたか?この機会にぜひ振り返り、学校と地域を見つめる時間をつくってみてくださいね!

シェア街のコミュニティ会員「住民」の新規募集期間がいよいよ開始!!

「場づくりの学校」はいかがでしたか?今回は「地域とともにある学校づくり」をテーマにお話しました。「場づくりの学校」では各回の主催者が教授となり、テーマに基づいてコミュニティの理論を学ぶさまざまな講義が定期的に行われています。

・将来まちづくりを実践したい
・ぼんやりだけど何かやってみたい
・人とコミュニケーションすることが大好き!
・新しい場所や人、ものに興味がある
・色んな業種の人と友達になりたい
・コミュニティづくりを学びたい

そんな方に朗報です!

シェア街では、3ヶ月に一度「住民」を募集しています。「住民」とは、シェア街のコミュニティ会員のことです。次回の募集は、4月1日から7日までの7日間!

コミュニティの会費は月額1,500円です。入会するとチームコミュニケーションツールSlackに招待されます。そこで住民さんと知り合えたり、気になるイベントに参加できたりします。さまざまな入会特典もご用意しているので、「コミュニティが気になるな」「新しい環境に身を置いてみたいな」「実社会では踏み出せないけど、コミュニティの中で実験してみたいな」という方はぜひ入会をご検討くださいね。

住民一同、温かい気持ちでお待ちしています!

執筆:はらぐちまりか

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