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シェアと●●と私/石原遥平

こんにちは。シェアリングエコノミー協会事務局(シェアリングエコノミー認証制度の統括ディレクター)の弁護士石原遥平と申します。

シェアとの出会い

私がシェアリングエコノミーと出会ったのは思い返せば10年前くらいに今フランスで映画監督をしている大学の先輩とmixi(懐かしい!)でやり取りしている中で「Airbnbってサイト知ってる?」と言われたのがきっかけだった気がします。その頃のAirbnbはロゴも今のロゴとは違って、サイトは今ほど洗練されていなかったですし、そもそも日本で使っているという人を聞いたことがなかったので「へぇ。そんな自宅に旅行客を泊める人なんているのかな」と懐疑的な印象を持ったことを覚えています。

その後日々の仕事に追われる中で、縁あって2016年に(この辺の詳細は別の記事で後で詳しく書きたいと思います)株式会社スペースマーケットを創業していた重松の誘いもあり、スペースマーケットに出向という形でジョインすることになって、まだ生まれたてだった協会とも出会います。そのままの流れでサミットのスポンサー営業やミートアップの運営のお手伝いなど、幅広く色々やらせていただき、今はシェアリングエコノミー認証制度の統括ディレクターを務めさせていただいています。結局、初めてAirbnbメルカリを利用したのはスペースマーケットにジョインした後の2016年でしたし、そこまで新しいもの好きという訳でもなく、むしろ慎重派な方でしょうか。

スペースマーケットのサービスはこちら


シェアリングエコノミー認証制度の概要はこちら

そもそもシェアリングエコノミーとは?という方は、私の同僚の高武さんの記事がものすごく良くまとまっているので是非お読みください。



ちなみに、少しでもスペースマーケットの事業に興味のある方は、私がジョインした当時の営業のみなさんがどれだけアツイ思いで頑張っていたのか、こちらの記事を読んでいただけるともの凄くよく分かります笑。採用枠も色々とオープンになっていますので是非お時間あれば是非読んでみて下さい。

個人としてもっとシェアを

そんな私も、今や海外出張に行けばUberやGrabを使って空港からホテルに行き、Airbnbで現地のお洒落なご自宅の一室をお借りして、シェアサイクルで街を巡るようになりました。やっぱり便利ですし、何より現地の人と交流もできるのが良いですね。ようやく、(一応ギリギリミレニアル世代の)私もシェアリングエコノミーを使いこなせるようになって来たなと思います。

※ロンドンで宿泊したAirbnbホストのご自宅の窓からの景色

シェアの可能性

では、私がなぜシェアを広めようとしているのかというと、単なるバズワードではなくて、確実に社会のインフラになると信じているからです。

シェアは、行き過ぎた資本主義・大量生産消費社会から次のフェーズ(つまりブロックチェーンやAIによる分散型の超効率化社会?)への架け橋だと思っています。よくよく考えればシェアって昔からある概念ですよね。人間が集団で生活するようになり、社会というものが生まれた時、小さなコミュニティ内での物々交換や貸し借りなどが生まれた訳です。そこまで遡らなくても、実はつい数十年前まで、そういう社会が続いていたんですよね。私の高校の大先輩で著名なコピーライターである糸井重里さんの言葉を引用すると、

「糸井:昔だと、杏とか梅とか家の庭の木になっている果実を取って適当に袋に入れて、「あげるから持って行きなよ」ってやっていましたよね。あれはもらわれることで助かっているんですよ。「差し上げる」って言葉の中には献上の意味が入っていますよね。ああいう気持ちは人間の中に強くあるんじゃないかと思いますね。・・・(中略)・・・今だとカッコつけて「シェア」とかいいますけど、群れで生きている生き物の本能に近いものじゃないかな。それがひいては自分を生かす、自分が生きやすくするってことでもあるんです。」

そう。群れで生きている生き物の本能に近いものだと思うんです。だからこそ、今ミニマリストやアドレスホッパーという人たちが出てきて、この数十年で極度に変わってしまった社会を揺り戻そうとしている。

我々が生きる未来とは?


そして、その先にあるのは新しい社会構造や未来の働き方ではないかと思うのです。その証拠に、シェアエコに関与してから、情報銀行の話だったり、プラットフォーム規制の話だったり、ODRの話だったり、今ビジネスや霞ヶ関で議論されている最先端の論点に関与する機会をいただくことができて、これから先の未来にワクワクが止まらないわけです。

だからこそ、まだまだ発展途上のこのシェアエコの世界で、汗をかき、頭をフル回転しながら、トライ&エラーを繰り返してもがいています。

私はいわゆるプラットフォーマーであるスペースマーケットで働きつつ、そのプラットフォーマーを束ねるシェアリングエコノミー協会に関与してはいますが、我々はあくまでも黒子であって、あくまでも主役はシェアという概念を体現してくださっているホストさん(提供者の皆さん)なんですよね。

これまで大企業が担っていた、消費者の方々へのサービス提供という重責を一部でも担う訳ですから、「トラブルが起きたらどうしよう」とか、「楽しんでもらえるかしら」という不安な気持ちになるのは当然です。でも、その一歩を踏み出してくれた方々が、同じ思いを共有し、困ったときに知恵を出し合い、共に助け合うことができれば、もっともっと世界は良くなる。そう信じています。

そして、そういう社会を作ることができれば、一歩目を踏み出すことができる人がもっともっと増えると思うのです。ファーストペンギンを追いかける2番目、3番目のペンギンのように。

さあ、あなたも今日から何か”シェア”するために我々と一緒に動いてみませんか?待ってます!

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#シェアライフ #個の時代 #所有から利用へ


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