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シェアエコ認証マーク、note始めました。

こんにちは。シェアリングエコノミー協会事務局の渡部です。シェアリングエコノミー認証制度の運用を担当しています。

記念すべき1回目の投稿を仰せつかりました。私たちが取り組んでいる「安全・安心の証」である認証マーク。様々な仕組みが盛り込まれている一方で、なかなかその実態は伝わりづらいものです。noteでは、認証マークがどんなものか、できるだけ分かりやすく情報発信していきます!

今回はまず「そもそもシェアリングエコノミーって何だ?」という話と、「シェアリングエコノミー認証マークって何だ?」という話をしようと思います。よろしくお願いします。

シェアリングエコノミーって何だ?

「シェアリングエコノミー」という言葉を聞いたこと聞いたことがあるでしょうか。「民泊」や「カーシェア」という言葉や「Airbnb」や「Uber」というサービスの名前は聞いたことがある人が多いかもしれません。

話し手によって様々な定義がありますが、シェアリングエコノミーとは

個人等が保有する活用可能な資産等を
インターネット上のマッチングプラットフォームを介して
他の個人等も利用可能とする経済活性化活動

と一般的に認識されています(内閣官房「シェアリングエコノミー検討会議
中間報告書
」より)。

近年シェアリングエコノミーが普及してきた背景には、スマートフォンやSNSが普及したことで、いつでもどこでもインターネットにつながるようになり、個人が持つ資産を貸したり借りたりするのが簡単になったことがあります。

シェアできるものは多岐に渡ります。民泊やカーシェアがよく知られていますが、空間(イベントスペースや荷物置き場など)のシェアや、スキル(家事代行やイラスト制作など)のシェアなど、様々な「シェア」のサービスが登場しています。

シェアリングエコノミーは新しい経済活動のカタチであるため、人々の理解も十分ではなく、法制度の整備も追いついていません。そのため、シェアリングエコノミー協会は、この新しい経済活動を活性化させながら、誰もが経済行為に参加できる豊かな社会の実現を目指して活動しています。

認証マークって何だ?

シェアリングエコノミーのサービスでは、見知らぬ個人同士がオンラインで取引することが多くあります。その時、「貸したモノがちゃんと返ってくるかな?」「お金はちゃんと払ってくれるのかな?」といった不安が出てくると思います。また、トラブルが発生したときに、プラットフォームを運営する事業者がどこまで頼りになるかも、外からは分かりません。

こういった意見が多くあり、業界の健全な発展を目指すために、2016年に内閣官房の会議にてシェアリングエコノミーのサービスの安全性・信頼性を評価するためのモデルガイドラインを発表しました。

このモデルガイドラインを基にして、2017年、シェアリングエコノミー協会ではシェアリングエコノミー認証制度を創設しました。

事業者が認証マークを取得することで、「登録事項」「トラブル防止」「情報セキュリティ」など6つの分野の基準を満たし、安全性・信頼性のあるサービスであることの証明になります。これにより、ホスト・ゲストの利用者も効率的、合理的にシェアサービスを選択することができます。

現在、「Uber」をはじめとして20サービスがこの認証マークを取得しています。

私たち認証制度タスクフォースでは、この認証マークを通じて、安心・安全に利用できるサービスを皆さんに知ってもらうように努めています。制度の詳細を知りたい方は、まずは下の資料を読んでみてください。

今後、noteでは、現在日本主導で進めている国際標準化の取組みや、認証マークを取得している各サービスの紹介など、認証マークがどんなものなのか皆さんに知ってもらえるように投稿していきます。

「シェアリングエコノミーって流行っているけど、トラブルも多いんじゃないかな?」という素朴な疑問をお持ちの方も多いと思います。シェアリングエコノミーが安全に、安心して使えるようになるにはどうしたらよいのか、一緒に考えていきましょう。

ありがとうございました。

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