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サンシャイン水族館に行ってきました

サンシャイン水族館に行ってきました!

 10月はサンシャイン水族館に行ってきました。水族館が好きになるきっかけになった水族館でもあり、人生でいちばん行ってる水族館でもあります。そんな水族館好きの原点でもあるサンシャイン水族館を改めて行って見てみました。

サンシャイン水族館とは

 “天空のオアシス”をコンセプトに、空・光・水・緑に満ちた空間で、生き物たちがいきいきと暮らしています。人と生き物が出合い、知性を刺激されたり、心を癒される場。人と人とが、同じトキメキを分かち合える場。観ている自分も自然の一員になれるような、親密で心やすらぐ感覚に包まれていく。そこにはきっとココロ動す、発見があります。
 ビルの最上階にあるサンシャイン水族館は今まで行ってきた水族館よりもスペースは狭いですし、飼育されている生き物たちもクラゲやペンギン、カワウソ、アザラシ、アシカなどイルカショーもなければ、トドやホッキョクグマなどの大迫力なパフォーマンスがあるわけでもなく、稀少なジュゴンやラッコ、マンタ、ジンベイザメがいるわけでもない、いたって普通の水族館なのに、どこよりも満足感があります。シンプルイズザベストがいちばんですね。

海月空間

 開館前から並び、入り口から展示されている様々な水槽を無視して、真っ先に向かった先が海月空間。ここを一人で堪能してみたかったんです……!遂に長年の願望が実現しました。水槽の形状、水流、照明、音など空間全体にこだわりをみせる海月空間、壁沿いにソファがあるので真ん中を陣取り一人でポツンと座ってみます。その空間では時間が外とは違いゆっくり流れていくように感じました。いろいろと形を変えるクラゲたちはどれも美しく、まるでプラネタリウムか万華鏡の中にいるような錯覚になります。
 海の月と書いて海月。今は外国語は全てカタカナで表記しますが、漢字に訳していた昔の日本人はオシャレだなっと思ってしまうのです。

クラゲ全体に包まれているよう
まざまざな形を魅せてくれます

世界一と都内唯一

 いつもは下の方でペタンとなっているミズダコ。午前中早かったためか、活発に動いていました。こんなに元気がよかったのかとビックリ。最大全長3mにもなり、8本の足を大きく広げた姿は迫力満点でした。周囲の環境によって色を変える姿や切れても生えてくる特異体質の足、敵の目をくらますスミ、掴んで離さない吸盤など欧米では悪魔と呼ばれている理由がなんとなくわかります。

怖い

 カワウソやペンギン、アシカなど人気者をしっかり網羅していますが、実は貴重な展示も多くそのひとつがゾウギンザメです。ゾウのような長い鼻のとつぶらな瞳、パタパタとヒレを動かして泳ぐ姿などは愛らしさ抜群。この長い鼻を使って微弱な電場や磁場を感じとることができ、餌を見つけるらしいです。冷たい海に生息する深海魚で国内ではサンシャイン水族館を含む二ヶ所でしか見ることができない激レアさんです。

サメやエイに近い仲間
口がニコッとしてる!

サンシャインラグーン

 この広さこの奥行き、水の透明度、白い砂、照明全てが黄金比で構成されていると勝手に思っている大水槽、サンシャインラグーン。ここに座ってひたすらボーとするのが大好きです。穴の中からウツボが飛び出してたり、下の方でトラフザメがマイペースに泳いでいたり、上の方では飛ぶようにエイが泳いでいたりずっと眺めてても飽きない空間。いつもは大きくて目立つ魚だけを見てしまいがちですが、今回は小さい魚、タカサゴにも注目。大群で泳いでいるのでなかなか一匹一匹見ることはなかったですがじっと見てみると透き通るような青っぽいボディにつぶらな目、尾びれには靴下を履いているような黒い模様があり可愛らしいです。そして、エサを食べる際には興奮して体色が赤く変わるらしいです。私は気がつかなかったので、皆さんはぜひ注目してみてください。

エイの後をついて行ってる感じが可愛い
近くで見るとこんな感じ
(赤くなってる!)

水辺の旅

 2階に上がると河川・湖・海岸に生息するカエルの仲間、ヘビやカメの仲間、哺乳動物などを展示しています。このフロアでは吸い込まれてしまいそうな大きな瞳を持ったバイカルアザラシが家族3頭で暮らしています。名前の由来は世界一透明度が高いとされるロシア・バイカル湖に生息しているからです。雄のレオと雌のラムの子ども、メロは国内で2例目の繁殖個体として誕生し、人口保育で育てられました。少し前に見たときは小さくてお母さんお父さんにくっついて泳いでいる姿が可愛かったですが今回はどれが親でどれが子どもかわからないくらい大きくなっていました。子ども成長って早いですね。

目がクリクリ~
トレーナーさんにお手をしてました!

マリンガーデン

 屋上に出るとヤシの木が茂異空間、マリンガーデンが登場します。天気が良い日はとくに気持ちが良いです。ここではカワウソやペンギン、アシカそしてペリカンといった大人気の生きものが展示されています。
 入り口から入るとたくさんの人が集まっている所はカワウソです。不動の人気者ですよね、各水族館のカワウソを見てきましたがどの子も表情が違くて同じ子はいない、群れの中でそれぞれの個性を見せてくれるのがカワウソの愛らしさだと最近思っています。このときはちょうどお食事タイム。トレーナーさんからもらえるエサをモグモグ食べていました。

あーんの顔がかわいい

 カワウソの展示から向かって左側に視線を移すと2頭のアシカがプールの中をぐるぐる回っていました。意味がわからなくておもしろかったです。体が痒かったのかな?気持ちよさそうな顔で回っていました。水の中を泳ぐ時に目をパッチリ開いている無邪気な表情も好きです。

気持ちーって感じでした

 さらに奥へ進むとちょっとピンクがかった大きな鳥が。モモイロペリカンです。長く、大きな袋が着いたクチバシが特徴的で、この袋は「喉袋」というそうです。皮膚でできているため伸縮が自由自在で10リットル以上もの水が入ります。野生の狩りでは協力して魚の群れを追い込み、一斉に喉袋ですくい上げて食べます。たまに喉袋を裏返してストレッチをしているそう。他の動物とは一緒に飼育ができない繊細さんでもあります。なんとも情報量が多い生きものですね。

青空とペリカン
全面ガラスなのでお腹も見れちゃう

天空のペンギン

 ペンギンだって空を飛びたいはず……。サンシャイン水族館ではペンギンが空を飛びます。正面から頭上にかけて大きくオーバーハングした水槽ではペンギンたちが羽を広げて、まるで空を飛んでいるように泳いでいる姿を観察することができます。晴天の日は空の青とペンギンの白黒のボディがとても映えて綺麗です。正面では都会のビルと横切るように泳いでいくペンギンたちの姿が、いつもの風景にちょっと非日常をプラスした、不思議な空間になっています。

自由に空を飛ぶ
ビルとペンギン

水族館メシ

 アクアリウムココアと手つなぎぺんぎんとかわうそのパンケーキを頂きました。館内に入っているカフェはTULLY'S COFFEEなので味のイメージがつきやすく安心。パンケーキも安定の美味しさ、そしてかわいい。ココアはラテアートになっていて、カワウソかペンギンがランダムで出てきます。今回はカワウソでした。少し肌寒かったので暖かいココアが体に沁みます。ごちそうさまでした。

サイズ感もちょうど良い

今回行った水族館は
施設名:サンシャイン水族館
住所:〒170-8630
  東京都豊島区東池袋3丁目1 サンシャインシティワールドインポートマートビル屋上
開館時間:10:00~18:00【平日】
入館料:2400円(一般)
参考資料
『水族館めぐり』 G.B.出版社
『#水族館に行こう 』 JTBパブリッシング出版社
サンシャイン水族館公式サイト

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