鳥羽水族館に行ってきました
鳥羽水族館に行ってきました!
5月は鳥羽水族館に行ってきました。人魚として有名なジュゴンをはじめ、スナメリやイロワケイルカ、マナティ、そしてラッコなど多くの哺乳類を飼育していることからずっと行ってみたいと思っていたので、ゴールデンウィーク期間を利用して向かいました。
三重県に入るのは人生で2回目。1回目は5年前の入社式です。その頃は三重県に本社があったため、東京支店配属の私も三重県に行かなければならず……前日からホテルで一泊する日はどしゃ降りの雨で、4月上旬だったためとても寒く、入社式当日は社会人一年目の緊張で景色や風景どころでは無かったので正直何にも覚えていません。唯一覚えていることといえば家族に買った赤福が帰り道にすごく重かったことです。
鳥羽水族館とは
鳥羽水族館は約1200種類もの生きものたちに出会える水族館で、飼育種類数は日本一です。12のテーマにゾーン分けされていますが、順路を気にすることなく自由に観覧できるのが特徴的です。私が行ったのは5月5日のこどもの日で混雑を心配していましたが、人は多いですがそれぞれ見たいゾーンへと散っていくため、あまりきつきつで大変……とはならなかったです。もちろん建物事態の大きさも関東の水族館に比べるとずいぶんと大きくはありました。
「日本で唯一ジュゴンを飼育する水族館」、「感動を与え続ける水族館」、「飼育種類数日本一の水族館」をキャッチフレーズに、長い歴史の中で世界初のスナメリの飼育下での繁殖成功や日本初のラッコの赤ちゃん誕生、世界初のオウムガイ3世誕生、ジュゴンの飼育下での長期飼育世界記録達成、またジュゴンを飼育しているのは日本唯一でマナティーをあわせて飼育展示しているのは世界でも鳥羽水族館だけという飼育実績がとにかくすごいです。そして日本の海をはじめ、熱帯地域のジャングルワールドから厳しい極寒の世界の極地の海などスケールもすごいです。今まで生きてきて出会ったことのない生きものたちを前に毎回感動。全米が泣くくらいだと思います。正直東京の水族館で満足していた自分が恥ずかしくなりました。
ジュゴンとマナティー
人魚の海ゾーンには人魚伝説のモデルとなったと言われているジュゴンが展示されていました。はじめてジュゴンを見て落ち着いた雰囲気に周りのカラフルな魚たちに囲まれながら優雅に泳いでいる姿は人魚と言われるとなるほどと思ってしまいます。
人馴れしているためか積極的に近づいて来てくれることも多く、穏やかな顔を見ているとなんだかこっちも心が穏やかになる感覚がします。
ジュゴンの次は勝手に親戚だと思っているマナティーに会いに。ジュゴンにも似ていますが、全体的にマナティーの方が丸っこい、わがままボディな印象でした。水槽に一緒にいる亀も相まってか、何だか時間の流れがゆっくりに感じてしまいます。絶対違うと思いますが、二匹のマナティーはそれぞれの人生をマイペースに生きている感じがしてこちらも和む空間でした。
スナメリとイロワケイルカ
こちらも人生初のスナメリとイロワケイルカとご対面。スナメリはイルカに似ていますが、クチバシや背ビレを持たず、全体的にツルンとしているのが特徴でクジラの仲間になります。ハナゴンドウもクチバシが無いのでクジラと言われると特徴一つ一つに納得がいきます。口元が笑っているように見えるのと泳ぎが滑らかですばしっこく、まるで水の中にいる妖精の様。ジュゴンが人魚ならスナメリは人を惑わすセイレーンかなと私は思ってしまいました。
次は冷たい海に暮らす、海のパンダ、イロワケイルカの水槽へ。バンドウイルカに比べると体型が小さく背ビレが丸みを帯びています。去年生まれた子どもイロワケイルカと家族団らん三匹仲良く泳いでいたのが微笑ましかったです。お腹の部分に黒い模様があり、ハート型はメス、うちわ型はオスのことが多いのだとか、不思議でおもしろいですよね。
キラ☆メイ てるラッコたち
さて、今回の目玉。ラッコたちの水槽へ!ラッコの輸入が禁止されたことにより、現在日本にいるラッコが死んでしまうともう国内で見ることは不可能とも言われています。 まだまだ元気でいてほしいですが見に行けるときに行っておきたいという思いが鳥羽へと向かった理由のひとつです。
さすが水族館のアイドル。水槽の前は人で溢れかえっていました。なんとか人の群れをかき分けて水槽の目の前へ。こういうときは周りに迷惑がかけづらい自分の低身長に感謝です。ちょうどお食事タイムが始まり、かわいい芸や食べてる様子を見せてくれました。ここでは言葉は不要なので写真でお楽しみください。
ラッコのお食事タイムはキャー!と全員黄色い声が出るほどのかわいさでした。
海獣の王国
海獣の王国付近を歩いているとタイミングよくお食事タイムに。海獣の王国と名前があるようにトドにアシカ、アザラシなどの様々な海獣たちが泳いでいるエリアです。
ものすごい大迫力で崖の上を登っているのはトド。そしてトレーナーさんに近づくと大きな口で食べていきます。
続いて足元のガラスからはハイイロアザラシが登場。馬の様ななが~い鼻がチャームポイントです。周りの子どもたちに混じって私も足元からきたアザラシにおおはしゃぎしました。
お次はカリフォルニアアシカの体重測定。健康管理のために毎日やるのだとか。元気いっぱいに芸も披露してくれました。
こんなに海獣たちが集まっている水槽は初めてで、飼育しているトレーナーさんたちも凄いなと尊敬してしまいます。
古代の海へタイムスリップ
古代の海ゾーンでは生きているオウムガイが見れると聞いて、嬉しさいっぱいに向かうとそこにはカブトガニもアリゲーターガーもそしてガラス張りの床にはたくさんのアンモナイトの化石が。化石好きの私にとっては、生きた化石として知られている古代魚たちを展示している空間はまさに天国の空間でした。
古代魚とは、古代の化石として知られ、今も絶滅せずに生き残っている魚類のこと。生命が生まれ、恐竜が絶滅しある生物は陸へ、ある生物は水へと絶滅と進化を繰り返した中で絶滅することなく生き残っているのは本当に凄いと思います。そして、今も姿形を変えずに生きている姿を見れるのはタインムスリップした様でロマンがありますよね。
水族館メシ
今回の水族館メシはラッコのメイちゃんカレーを頂きました。何だか水族館に来るといつもカレーを食べているような……。3月19日から5月9日まで期間・数量限定でキラちゃんとメイちゃんのカレー☆が食べたかったのですが残念ながら終了していました。辛口と甘口が選べるので辛いのが苦手という方もおすすめです。意外とボリュームもあり大満足でした。ごちそうさまでした。
今回行った水族館は
施設名:鳥羽水族館
住所:〒517-8517
三重県鳥羽市鳥羽3丁目3−6
開館時間:9:00~17:00(季節によって変動あり)
入館料:2800円(一般)
参考資料
『水族館めぐり』 G.B.出版社
『#水族館に行こう 』 JTBパブリッシング出版社
鳥羽水族館公式サイト
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?