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生き物好きに告ぐ 全てをたれ流せ! 人は思っているより知らないぞ

僕はサメ好きで自然・生き物分野の情報発信者を自称しているけど、本職はサラリーマンだし、大学後半は意識高い系として過ごし、社会人2年目あたりからパリピ界隈とも遊んできたので、同世代の中ではいろんな分野の人と会ってきたつもりだ。

そんな僕が思うのは、生き物好きの僕らが思う以上に、”一般の人”は生き物のことを知らないということだ。

僕はここで、「知らない奴らは頭が悪い」と見下すつもりはない。僕自身が完全なアマチュアだ。「発信することは一番の学びになる!」という実に自分勝手な意識高い系が言いそうな発想から、サメ社会学者と自称してHPまで作った。活動を始めた当初はサメが何目(もく)かもうろ覚えだった(そう考えると割と成長した方だと思う)。

ただ、あまりにも知らなすぎる人が多すぎる。

嘘のような本当の話。僕の職場にいるパートさんはジュゴンが伝説上の生き物だと思っていた。無論、日本のジュゴンが伝説になってしまいそうなことを憂いているわけではない。

これも嘘のような本当の話。知り合いが僕の撮った写真を見て、シロワニをレモンザメだと間違えた。僕のHPとか見て頑張ってコメントしてくれることはありがたいが、顔つきも体格もだいぶ違うだろうに。

真に生き物が好きな同志に告ぐ。この世の中をジャックする勢いで情報をたれ流し、世の中のスタンダードを変えていこうではないか。

個人的な見解だしマニアックな集まりは全部そうなのかもしれないけど、どうも生き物好きの人たちは仲間内での発信はすごい(そしてレベルが高い)けど、外向きの発信に欠ける気がする。twitterでは結構マニアックな議論は飛び交うけど、twitterでは仲間内議論の一環だ。Facebookのアイコンが推しの生き物の人ばっかりなのも、そういう姿勢の表れではないだろうか。

僕も含め生き物好きの議論や発信はマニアックな方向に行きやすい。そういうのが楽しいのも分かる。でも、僕は世の中のスタンダードがもっと変わるべきだと思う。そのためには、一般人の常識を壊すために僕たちが動かないといけない。

自然好き・生き物好きというのは本来、僕たちの社会の基盤にある自然環境に関心があるという点で、隠すどころか誇るべきことであるが、何かと肩身の狭い思いをすることがある。爬虫類マニアが気持ち悪いと思われたり、昆虫食が不快な思いをさせると攻撃される世の中を、そろそろ僕はぶち壊したい。極論、「生き物に詳しい奴がモテる」というところまで行ってしまっていいと思う(冗談抜きに、僕がモテたいからではない。というか僕はまだ全然詳しくない)。

僕は今後さらに活動の幅を広げるつもりだけど、まだまだ力不足だ。もちろん僕に協力してくれる、この記事にサポートをしてくれるのも嬉しいけど、あなたが生き物好きのならば、あなたなりに動いてみて欲しい。僕たちが生きやすい社会を作るために。


ちなみに、写真は言わずともがなジュゴンである。どっかの誰かが伝説上の生き物などと勘違いしているうちに、僕は彼らを絶滅させたくない。


【Writer Profile】

自称サメ社会学者Ricky
1992年東京都葛飾区生まれ。早稲田大学国際教養学部卒。2016年から現在の肩書を使って活動。社会人として普通に働きながら、サメ関連イベント参加、水族館巡り、水族館ボランティアなどの活動を通してサメについて学び、サメ、環境、水産、動物倫理などの分野で情報発信を行う。

Youtubeでの動画配信や、第3回ソーシャルドリームコンテスト、もうやん文京などプレゼン・レクチャーイベントで登壇。今後、書籍の出版など活動の幅を広げていく予定。

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