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令和型リーダーに決断する“いいひと”が求められる

こんちは!副業社労まさゆきです。

女性管理職比率の向上、多様性の重視、部下を強く叱責すれば「パワハラ」の昨今、昭和型リーダーは通用せず、部下との付き合い方に試行錯誤が続いています。私は「決断する“いい人”が求められる時代」だと考えます。

“いいひと”は昭和時代、褒め言葉ではありませんでした。飲み会の幹事等損な役割を引受け、自分を主張せず、声の大きな人の影にいる「都合がいいひと」のイメージでしょうか。リーダーには声の大きさが重要な要素、“いいひと”がリーダーになる例は少なかった。
令和、求められるのは「部下の声を傾聴するサーバント型“いいひと”上司」です。ただ、令和型リーダーに求められる資質は“いいひと”だけではない。

《令和に求められる“いいひと”》
“いいひと”とはどんな人でしょうか?

“いいひと”の本質は昭和も令和も変わりませんが、重視される資質、内容は変わりました。集団協調が求められた昭和時代から個を生かす令和時代への変化が原因でしょう。

「傾聴」は令和で最も重要な資質です。内容も「傾聴」に「共感」が加わりました。相手の意見を肯定する必要はなく「私と貴方の意見は違うが貴方の意見は尊重します」お互いの違いを理解し合えばいい。

「献身的行動」の重要性は変わりませんが、内容は「面倒な仕事を引受ける」から「人が困っている仕事をサポートする」に変わりました。

《“いいひと”がリーダーになるには決断力が必要》
令和型リーダーには“いいひと”に加え決断力が求められます。“いいひと”と「決断」は対極の関係ですが、リーダーに必須です。
リーダーの決断に全員が賛成することはありません(全員賛成ならイエスマンだけで健全な組織ではない)が、反対者を説得する必要はありません。反対(少数)意見を受け止める姿勢を示す事、決断根拠を説明する事、通じれば「意見は違うが仕方ない」と「納得」します。

令和型リーダーには
“いいひと”+「決断する力」+「納得してもらう力」
が必要です。

《令和型リーダーに威厳は不要》
「リーダーに威厳は必要だ」と反論する昭和型リーダー、集団協調を管理する昭和型リーダーが威厳で管理する必要は認めますが、個を生かす令和型リーダーには不要、むしろマイナスです。
部長席など不要です。「部下に見せられない仕事がある」部長席には相談する部下が絶えず秘密は守れません。秘密な仕事はテレワークか、最近はやりの「オフィスの集中席」で…威厳で売上は伸びません

《最後に私の経験を》
45歳からリーダーの私は、50歳の時怪我で1ヵ月入院するまで昭和型リーダーでした。部下たちに逐一指示し、進捗管理して自分のやり方を強引に押し付ける上司でした。
退院後も完全復帰に時間がかかり、部下たちは自ら考え、相談し合って仕事を進めます。判断に迷った時だけ相談に来ます。自ら考える仕事の効率は非常に高い。「やり方を変えた方が得だな」と思いました。
「方針は決めるが詳細は部下たちに任せる」やり方に変え、任された部下たちは以前より頻繁に報告に来ます。効率も上がります。
リーダーが穏やかだと伝染するのでしょうか、部下たちも穏やかに建設的に相談し合うようになりました。その後、部門成績はずっと好調でした。

昭和型リーダーのやり方は変えざるを得ません。躊躇わず“いいひと”になってみては?

ではまた次回



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