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仕事を頼む時には、依頼相手の状況を理解して依頼しましょう

こんちは!副業社労まさゆきです。

会社の仕事はチームでやるもの、仕事をチームで分担し完成します。役割分担を決めるのはリーダーの役割です。
仕事の頼み方には気を遣わなければなりません。特に、部下への依頼は過度のストレスを与えない注意が必要です。私が気を付けている事は下記です。

《依頼相手の仕事の進め方を把握する》
仕事の進め方は人それぞれ。

複数の仕事を①一つの仕事を完成して次に移る人と②同時に進める人がいます。①の人は前の仕事の完成が遅れないか事前に確認する必要があります。②では他の仕事がトラブりこちらの仕事に影響しないか経過確認の必要があります。

仕事の仕上げ方でも(a)完成させてから報告する人と(b)完成度70%の段階で「これでいいか」確認してから完成させる人に分かれます。(a)の人は完成まで内容を確認出来ない為、仕事の意図・仕上げ方に齟齬が無いか、予め充分に説明する必要があります。(b)では完成度70%段階での打合せ時間を考慮した納期にします。

私の経験では、人は①②×(a)(b)で4タイプに分けられます。どのタイプか事前に把握して仕事を頼みます。相手がどのタイプか、良く知る人に予め聞く様にしています。無理な場合、雑談してどのタイプか予想し、始めは頻繁に接してタイプを確認し、必要に応じ修正を加えます。

《相手の状況を把握し仕事を完成する納期を決める》
仕事完成に必要な時間や現在の余力を把握して納期を決めます。無理な納期は避けましょう。一部の納期遅延でも全体が停滞します。

相手が依頼した仕事の経験があるか、類似した経験も含め把握します。経験有りなら確度の高い納期を決められます。未経験者なら余裕を持ち、フォロー体制も考えておきます。有経験者と未経験者の組合せは部下のOJTにもなり理想的です。

相手のスケジュール把握も大事です。経理なら月初が締め、営業なら月末はノルマ達成の追い込み、繁忙期も考慮して頼み方を考えます。
相手の精神的余裕の有無を観察する事も大事です。クレーム・トラブルを抱えた状態なら依頼は避けた方が良い。仕事の完成度にも影響します。

これらを把握し仕事を頼む納期を決めますが、観察だけでは判らない事も多く、私は正直に聞く事にしています。こちらの気遣い・理解しようとする姿勢を伝えるメリットもある。

《相手の処理能力を少し超える仕事を依頼する時》
部下のOJTのため、能力を少し超える仕事を依頼する時があります。
1)超えるのは“少しだけ”、能力の+10%程度でしょうか。能力を“大きく”超えると仕事が仕上がらないだけでなく、その仕事に対するアレルギーを残す恐れがあります。
2)納期に余裕を持ちます。
3)頻繁に相談できる機会・時間を作ります。フォローが無理ならOJTを中止しましょう。
4)仕事内容は詳細に指示し、仕事の実施手順も念密に伝えます。

仕事が終わったら“部下への賞賛”を忘れてはいけません。

《仕事を頼む時の姿勢》
「そこまで考えている余裕はない。綺麗事を言うな」現実には余裕がない場合は多い。その時は仕事を頼む姿勢が大事です。「忙しいのは理解しているが、この仕事には貴方の力が必要」と誠心誠意話しましょう。焦って高圧的になってはいけません。

一緒に仕事を続けると、その人への「仕事の頼み方」が解ってきます。相互理解が進み関係構築出来ればその後の仕事は円滑に進みます。「リーダーは私を理解してくれるので仕事がやり易い」と思われ、それが周囲に伝われば雰囲気は好転しチーム全体のレベルが上がります。サッカーで言う「優しいパスが出せるMFがいるチームは強い」ここに至る気遣いは大変ですが、手間を掛ける価値はあります。

ではまた次回。


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