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主よ、なぜに「良い男」はいないのか?モテ男・ヤリチンに説教しても改心しないのはなぜなのか?しょうもない男ばかりなのはなぜなのか?私たちは無力な存在なのでしょうか?

※ 全文公開です。おひねりいただければ、恥の多い私の人生も、少しは豊かなものになります。いやはや、恥知らずですみません。

『アルフィー(2004)』という映画を見た

イケメンヤリチンが、女遊びをしつくすが、

結局痛い目にあって、改心するという話だ。

私が観たのはリメイク版で、1966年の映画が元だという。


うん

え?これ、誰向けの映画なん?

たしかに、主演のジュード・ロウはめっちゃかっこよかった

66年版も、主演のマイケル・ケインがめっちゃかっこいい映画だという。

こいつらがただかっこいいだけの映画。

きっと、これは女向けの映画なのだろう。


だって、イケメンでヤリチンが痛い目あって、
真実の愛に生きなさいと言われても

モテない男からしたら、「は?」でしかない。

ヤリチンだって、いや、俺らそんなの求めてないけど…ってなるだけだ


これは、やり捨てられた女たちの願望が詰められた映画なのだ。

悪いのは、本性を見抜けなかった「私」ではなく、やり捨てたイケメンだと…。


でも、ぶっちゃけ、そんな啓蒙活動しても、ヤリチンは変わらんぞ


この主張を裏付けるもっと適切な映画がある。

『ハート オブ ウーマン』である

これも、まったく同じような話である。

仕事の出来るイケメンヤリチンが、ある日突然、
心の声が聞こえるようになるというあらすじだ。

映画の出だしは、このナレーションから始まる

男の中の男とは?
男たちのリーダーとして先頭にたち、
男たちの見本として
男たちが惚れる男性
でも、そういう男って 女を全然わかっていない。

じゃあ、モテないのかというと、決してそうではない。

主人公はヤレるのだ

ヤレるが、女側は「キャー素敵!!」ではなく

心の中で「まあまあね」と、案外ドライに抱かれてるんだぞ

という話なのだ。

監督は女性で、女ごころをまさに表現した作品らしい。


だからこそ、男心が全くわかっていない作品となっている


なにをどう考えて、
こういう作品を彼女たちは作っているのかよくわからないが、

一つ誤解があるとすれば、

べつにヤリチンは女からどう思われてようがどうでもいいのだ。

ヤリチンにとって、「ヤる」ことがゴールなのだから。
ヤれてしまった時点で彼は目的が達成できているのだ。

それを、「いやいや、私たち、心まで奪われたわけじゃないんだからね!」と言われたところで、ヤリチンにとっては全くどうでもいいことなのである。

それなのに、なぜに彼女たちが、
モテる男が「真実の愛」を知らずに痛い目にあって、
改心するストーリーをここまで求めるのかと言えば、

彼女たちのゴールは、
「内面」のしっかりした人を捕まえることにあるからである。

ところが、滑稽なことに、
彼女たちは、このゴールにたどりつくことはできない。

なぜなら、彼女たち自身が実は「内面」を観れていなからである。

もし、内面を見ているのであれば、
本来描くべき映画は、モテる奴が真実の愛を見つけるのではなく
外見だけで言ったら気持ち悪い主人公が、
映画を鑑賞し終えたらカッコよく見えるようなストーリーなはずだ。

みなさんは、『キングダム』という漫画の王騎をご存じだろうか

画像1

この人のこと、もし知らなかったら、どう見えてる?

たぶん、気持ち悪いと思ってるんじゃないかな

しかも笑い方「ココココ・・・・」だし


ところが、こいつ、人気ナンバーワンなのだ!!

実際、私も大好きなキャラだ

初見では、やべーやつ来たなと思ったものだが
いまでは、上記の写真みても、かっけぇと思っている自分がいる。

そう、女の思っている通り、人は「中身」である。

しかし、女自身が、それを信じ切れていないのだ!!

だから、ヤリチン説教みたいな作品ばかりになってしまうのである

けれども!!

ヤリチンに説教しても無駄だぞ

それなら、モテない奴に、
お前らが抱えてるコンプレックスすべて内面で覆すことができるぞ
という希望の作品を啓もうしていった方が、
最終的にはお前らが求める良い男の母数が増えるのだ!!

それを、結局、ヤリチンばかりの作品作っていたら、
「あ、そういうやつがヤレるのね」・・・と
モテない男が絶望するだけである。

または、なんだ、やっぱりそうなんだ、
と未来ある若者が目指す姿がヤリチンになるだけなのだ

だって、男のゴールは「ヤる」ことなのだから

だから、女が取れる選択肢は二つである

①内面が良ければ本当にカッコいいんだということを証明していく

②「心まで奪われてなくても」抱かれるなら、
もっとモテない奴にも股を開くかだ。

後者の件は、だれもが気軽に抱けるのならば、
次に求められる差異は「内面」だからだ。


良い男を作るには、女の力が絶対必要だ。
俺は、いい男を増やしていきたい。
切に協力を願う。

以下の記事も参考にしてほしい。


「イイ男は女が作る」

そんなキャッチコピーの映画を思い出した

『ドン・ジョン』

ジョセフ・ゴードン=レヴィットが監督・脚本・主演を務めたコメディ映画

こんなキャッチコピーでも

ヤリチン更生物語だ

ただ理想のSEXを求めるというなんともヤリチン向けの内容ではあるが、

もっと気持ちのいいSEXとは一方的ではだめなんだよって

コメディでも学びもあるぞ

暇なかただけ観賞して、感じてくださいな

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