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2018.5.13 ごごしま音楽プール

3回目の開催となった、松山市・興居島の「ごごしま音楽プール」。
ことしは朝から雨が降りはじめ、
興居島へのフェリーが出る高浜港についたころには、
傘がふっとんでいきそうないきおいの風雨となっていました。

会場は、廃校になった旧泊小学校=しまのテーブルごごしま
本来であれば、校舎奥のプールでライブがおこなわれるはずでしたが、
この日は確実に雨天になることがはっきりしていたため、
前日のうちに、体育館が「第2プール」として用意されたのでした。

発起人・赤松隆一郎さん(アンチモン)いわく、
「今年は雨を呼んでみました(笑)。ぼくの天気予報だけ晴れになるんじゃないかと思っていたんですが…急遽、体育館にプールを作りました。徹夜です」
屋内でもプールの中にいるかのような装飾。ご苦労様です…。

客席は例によってミカン箱。
長時間座りっぱなしだとお尻が痛いので、タオルを敷いてカバー。

入場時には、はじめてパンフレットが配布されました。
赤松さんや、3年連続ご出演の高野寛さんインタビュー、会場マップ(雨のため臨時変更版が別途出ました)、会場でのお願い事=ごごプーのお作法など。
帰りのフェリー時刻表があるのがありがたい。

ライブは、出演アーティストひと組ごとに1時間(チャイムが鳴ります)。
その合間を縫って、中庭にテントを張って作られたマルシェへ。
とにかく雨降りで寒いので、あったまるものを…と、
スパイスの香りに誘われるまま、「やの家」のグリーンカレーをいただきました。

もう一品、「島のモノ 喫茶 田中戸」のブース店頭で焼かれていたサザエも。

Papainベーカリー」のクリームパン。
「これがきょう最後の1個なんですよ〜」
とオススメされて、それはぜひ買わねばと、お店イチオシのメロンパンも一緒に。

では、ライブの感想をいろいろと。

キッサコ
二人のキッサコとしては最後となる興居島ライブ。
ですが、湿っぽい雰囲気はまるでなく、
ファンの皆さんも終始にこやかにタオルをぶん回してました(『さかあがり』)。

 のっけから山元さんのギター弦が切れるというアクシデント。
「バタバタしてましたから、ギターもまだ起きてなかったんですかねぇ」
「こっち(薬師寺さんギター)も切れたら、アカペラでいきますから」
その後、いつも以上にソフトに弾いたギターは、最後まで無事でした。

千宝美
松山市出身のシンガーソングライターで、
アンチモン赤松さんとは10年以上前にお会いしたことがあるのだとか。
(そのことをお二人とも忘れてしまっていたそうですが…) 

「オー・シャンゼリゼ」や「茶摘み」のカバーもキーボード弾き語りで披露。
長い付き合いだというキッサコさんとのコラボも。

アンチモン
アンチモンのそれ、歌ってみよう!』から生まれたという、新曲「サクラ」。
毎年桜の花を見られること。
平凡に、だけど平和に日々が続いていくことの大切さ。
素敵な一曲です。

今年も無事ちんすこうをゲットすることができました。
ありがとうございます。

この日は母の日ということで、会場のお母さん方(自称含む)に、
グリーンダカラちゃん役のしずくちゃん・なぎさちゃんからカーネーションのプレゼントも。
ふたりとも、どんどん大きくなっていくなあ。

浜崎貴司
CMで歌われた「ウイスキーが、お好きでしょ」やキャロル・キングのカバーなど、ソウルフルなナンバーを聴かせた直後、 

「ピタゴラスイッチで『ビー玉びーすけ大冒険』って曲を歌ってるんですよ。…いまあそこの子供が『えっ、アイツが歌ってんのか!?』って顔でこっち見ましたね」

活動30周年を迎えたFLYING KIDS(懐かしいって言われたけど、まだやってるんですよーと本人談)の曲もあり、熱い内容でした。

高野寛
今年冬のプラネタリウム公演以来となる愛媛ライブ。
「半年も経たないうちにまた来るとは、どんだけ愛媛が好きなんだって話ですね」

新作の曲から代表作(いつものアレです)につなげる構成で、
終盤には浜崎貴司さんが参加してコラボ。
カバー曲で、まさかお二人での「勝手にしやがれ」を聴けるとは!
つい先日、DOMMUNEで船山基紀さん特集を見たばかりで、凄いシンクロニシティだなあと。

最後は全員で「しまのプールで会いましょう」を合唱、
記念撮影〜サイン会で終演となりました。 

「皆さんに訊きたいことはひとつだけです。幸せでしたか?」 

赤松さんはじめ、アーティスト・スタッフの皆様、悪天候の中、本当にありがとうございました。
また来年、しまのプールでお会いできますように。

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