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「iranaiashita」を書こうと思ったのは...

「もう死ねばいいと…」

この曲は冒頭の歌詞の通り、インパクトがあるのでは?という狙いで作ったものです。


狙うにしてもなぜこんな歌詞を選んだのか?と聞かれることがあるんですが、単純に僕の中にある感情を大げさに歌詞にしただけというのが本音です。

会社勤めをしていたころ社内健診にて産業医に「鬱病の疑いがある」「自殺のおそれあり」などと、ちょくちょくカウンセリングを受けさせられるようなことがありました。
確かにあの頃は生きることがとにかくつまらなく「死ねたら楽だよな~」なんてことを普通に思ってましたね。
結局会社としても「そのままの状態で働き続けてもらうことはできない。」という事だったので結局退職することになりました。
「おれ鬱病なんかぁ…」とちょっと凹んだりしましたね。

失業保険をもらいながら「これからど~しようか」などと考えながら、家族の勧めもあって心療内科を受診することにしました。本当は嫌でしたが鬱病と診断されれば療養手当がもらえるかも?くらいの安易な考えで行ってきました。(実際に鬱や双極性障害の方、その他気分を害された方がいたらすみません)

で診断の結果はというと…
「まったくもって正常である」と医師に怒られてしまいました。
本当にやりたいことを我慢しつづけ、それによってストレスを溜め続けていた結果だという事だったようです。やりたいことがあるなら我慢せずやってみなさいとのことでした。

そんなこんなで、いい年して音楽を本格的にやろうと思い曲を作り始めました。どんな形であれ音楽で生計を立てられるように頑張ってみようと。

曲作りは少しだけやってきていましたが、当然たくさんのひとに聞いてもらいるようなものを作るなんて難しいわけですよね。そんな簡単にできたら誰も苦労はしません。

そこでいろいろと考えたりしてたんですが、以前付き合っていた人に「始まりから衝撃受けた」と教えてもらった曲のことを思い出しました。

大柴広己さんの「さよならミッドナイト」です。

「テーブルの上に缶ビールとコンドーム…」

初めて聞いた時には「あーなるほど!」と思いました。

そこで出だしのインパクトを狙って作ってみよう
と思い至りました。それであの歌詞を歌い出しに採用した次第です。

そこだけ決まってしまえば、あとは実際に感じていた「こんな人生…」とか「どうでもいいや」とかって感情に想像を交えて膨らませるだけ。

そんな経緯で生まれた曲なわけです。


聴いた人からしたら「大丈夫?」とか「何があった?」なんて思われてそうな気もしますが、実際に過去一番よく聞いてもらえる曲になり、実際にこれを聴いて一緒に音楽をやりたいと言ってもらえることも増えました。
もしかしたらあの歌詞に共感してしまう人って意外に少なくないのかもしれませんね。


この曲のアレンジや動画についてはまた別の機会に。

つづく





「現在の活動とそこに至るまで」「これからの活動」を知ってもらえたらと思い駄文を書いております。
オンラインでの共同制作活動も常時メンバー募集しています。

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