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Essay yeah...♡

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真面目なエッセイ、不真面目なエッセイ、いまの気分で。
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インプットとアウトプット

インプットとアウトプット

久しぶりに図書館で本をたくさん借りました。

このラインナップ(どどん)

奈良づくし、というか万葉づくし。

で、しばらくの間アウトプットよりインプットに時間を割きたいと思っています。

それで、インプットの一環として(いや完全に趣味で)先日赤坂の本屋さん「双子のライオン堂」さんで行われた『よみたい万葉集』トークショーに行ってきました。

この本がどのようにして出来上がったのか、著者3人(麗しい

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この世界は裕福で寛容であり、際限がない

この世界は裕福で寛容であり、際限がない

あなたはとても美味しいコーヒーを淹れるコーヒー屋さんです。

小さなお店を持っています。
豆は信頼できるお店から買っています。
来てくれるお客さんも素敵な人ばかり。

そのお客さんの一人が
「実は僕、コーヒーを使ったデザートを作っているんです」と言います。
あなたの店にはデザートはなかったので、
「じゃあ、デザートをお店に置いてみませんか」とワクワクしながら提案します。
そしてあなたのお店にデザー

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香具山は畝傍山が愛おしいと言って…

香具山は畝傍山が愛おしいと言って…

今日は赤坂にある双子のライオン堂さんに「よみたい万葉集」原画展に行ってきました。

とにかく可愛い原画!

もちろん本も買いましたよ(ポストカードも)

可愛いだけじゃないのです。声に出して「詠む」ためのコツや、万葉集をより楽しめるようなコンテンツが盛りだくさんの濃ゆーい本でした。合間に挟まれる「万葉新聞」もとても面白い!
オススメです♡

さて、この万葉集モードのまま、歴史シリーズというか万

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正しさ(のようなもの)を振りかざさない

正しさ(のようなもの)を振りかざさない

○自戒を込めて○

自分が正しいと信じていることやものを、人に薦めることがあると思いますが、その際に正しさを振りかざさないように注意しています。

それは、「正しさのようなもの」でしかないから。

あくまでも、「わたしの場合はこうだったけど、良かったら参考にしてみてね」という程度に。
「これが正しい!あなたは間違っている!」みたいな正しさ(のようなもの)って、本人はこういう強い口調で言ってなくても

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捨ててもOK

捨ててもOK

わたしは「冷えとり健康法」を3年ほどやっているのですが、穴の開いた靴下がですね、溜まっていくのです。

冷えとりしているみなさんって、けっこうちゃんと靴下を繕ったり、切ってお掃除や身体を洗うのに再利用したりしている方が多いのですが、なにぶんわたし裁縫が苦手で…。

でも、捨てるのはもったいないし、いけないことのように思っていたんです。
そうこうしているうちに、部屋の片隅にうず高く積まれる穴の開いた

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大和は国のまほろば

大和は国のまほろば

「まほろば」とは「すんばらしい場所、すんばらしく住みやすい場所」という古語です。
(なぜか「過保護のカホコ」風。見てる人にだけわかる)

タイトルにした「大和は国のまほろば」は倭建命(ヤマトタケル)の望郷の歌の冒頭です。

大和(やまと)は国の真秀(まほ)ろば 畳(たた)なづく青垣 山籠れる 大和しうるはし 
(やまとは くにのまほろば たたなづく あをかき やまごもれる やまとし うるは

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美しいものから眼を離してはいけない

美しいものから眼を離してはいけない

週末、宮城県の鳴子温泉で開催された「全国こけし祭り*」に行ってきました。

そこで目にしたこの言葉

『美しいものから眼を離してはいけない』

わたしは今、「美しく清浄なもの」について考えています。

(以下、あくまで個人の考えなので真に受けないで読んでね)

こけし祭りの後、隣県の有名なお寺に寄ったのですが、御朱印を頂く札授所にやたら貼り紙が多かったんです。

あれをしてはいけない、

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無理に成長しようとしなくていいよ

無理に成長しようとしなくていいよ

目に触れる情報の中で「新しい自分になっていってる」みたいな話を聞いていると
「わたしも変わらなくちゃ!」と無意識に思ってしまう人がいます。
そして、「わたしはいつ変われるんだろう」という思いが先行して焦りに繋がっていってしまう。

動いていないと思っているんですね、川が。
でも、その川、実は緩やかに流れてるので浮いていればいい。
でも、ついついバタ足しちゃう。
バタ足して、周りの水が淀んで、美しい

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会長の退任

会長の退任

会社に45年務めた会長が退任されました。
わたしが入社した頃は、時々雷を落としているような激しめキャラだったのですが、ここ数年は穏やかな印象でした。
実はとてもシャイな性格だったんですが、いつも気さくに声をかけてくれて、色々と気を使って頂きました。

出社最後の日は沢山の人たちが会長室に挨拶に来ていました。
とくに部長をされていた時の部下の方たちは、とっても明るく、本当に楽しそうに話していて
現場

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最高の組み合わせを探している

最高の組み合わせを探している

・良く冷えた白ワインに、新鮮な生牡蠣
・ムール貝のバター炒めに、大量のフリット(ポテトフライ)

好き嫌いはあると思うけど、字面として最高の組み合わせじゃないですか?

先日まで読んでいたヘミングウェイの「移動祝祭日」の舞台が1920年代のパリ。
本の中にパリの香り(特に美味しい香り)を感じさせるような描写が沢山入ってるんです
(当たり前だけど、ヘミングウェイの描写力おそるべし)。
そして

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自分の一番のファンになる

自分の一番のファンになる

実はわたし、noteとかInstagramとかアメブロとかで記事をUPすると、自分で「いいね」ボタンを押してるんですよ。
「いいじゃん自分」って思いながら(けっこう真剣に)。

だれかに憧れることももちろんあります。羨ましいなって思うことも。
じゃあ、まるっきりその人になりたい?って聞かれたら、NOなんですよね。
やっぱりなんやかんやで自分のことが好きなんだろうな。

最近、「楽に生きる」「楽しく

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noteの使い方見直しました、の巻

noteの使い方見直しました、の巻

noteを始めて丸5か月!(よく続いていてビックリ!)
好きなように文章を書いて、とても楽しんでいますが、noteの使い方を少し変えました。

・フォローを外して、SNS的な利用はしないようにしました。
(こちらからフォローしたみなさん、ごめんなさい)

いま、note、Instagram、Twitter、Facebook、アメブロをやっていて、Facebookとアメブロはnoteのリンク貼るだけ

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最後のフロスト警部

最後のフロスト警部

自分の書いた文章が、誰かの読む最後の文章になるかもしれないそう思って書くといいと教えてくれたのは若松英輔氏です。

それ以来、それを素直に守っていて、着地点のないエッセイを書くときも、冗談を書いていてもどこか頭の片隅にあります。

そして、それは

いま書いている文書が、自分が書く最後の文章になるかもしれないということでもあるんですよね。

そんなことを思ったのは
『フロスト始末』を読み始めたから

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水を全然吸わないタオルが教えてくれたこと

水を全然吸わないタオルが教えてくれたこと

(↑写真のタオルはめっちゃ良いタオルね)

先日、新しく買ったバスタオルで身体を拭いたら、ぜっんぜん水を吸い取らず、身体の上をタオルと共に水分が移動しているだけになりました。
拭きながら笑えてくるレベルで、いつも買っていたタオルをやめて、少しお安いのにしたのを軽く後悔。
でも、わたしの前にパートナー氏がお風呂入ったんですよ、そのタオルも使ったはずなのに、そういえば何も言わなかったなと。

風呂から

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