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100年前の自分に出会える?

いきあたりばったり箱根湯河原旅の続きです。

次の日は朝食を食べ終えると早々に湯河原へ。
湯河原ミッションがあったんです。
そう、ラーメン好きでは知らない人がいない「らぁ麺屋 飯田商店」の整理券をゲットするためです。

って、実はわたしは別にそんなラーメン好きじゃなく、どちらかと言うとカレー好きなので、カレー整理券なら分かるけど、ラーメンかー、ふーん。と言う感じでした。
さて、9時に店に到着し、整理券を無事ゲット!
そこには、15時ごろに戻ってきてねの表記が。おおっ、すごいな。

なので、少し観光へ。
まずは熱海「来宮神社」です。
パワースポットを自称してらっしゃるだけあって、色々すごい。ちょっと神楽坂の赤城神社に似た雰囲気というか。若い人たちでいっぱいでした。
とってもキラキラしてました。大楠がとても素晴らしかったです。

次は「伊豆山神社」
こちら紅白二匹の龍が祀られています。手水にももちろん龍。

しかも温泉の神様。温泉好きにはたまらない。いい温泉をありがとうの気持ちを込めて参拝。
ちなみに本殿の裏から山に登れるんですが、その入り口に設置された木のベンチが今回の旅の個人的No.1パワースポットでした。
鳥の声、吹き渡る風、とっても気持ちよかったです。

次に「独歩の湯」という足湯施設へ。
ここは万葉公園の中にあるんですが、入場料を払ってサンダルを借りて入ります。
炎天下の中、人もまばら。
9つの足湯にはそれぞれ特徴があり、床にツボを刺激するような仕掛けが。
最初に入った「腎耳(じんじ)の泉」は足元に白い玉石が敷き詰められていました。
そこを歩きながら痛い痛いと連呼する中年二人。

すると近くの木陰にいた、いい色に日焼けした地元の人っぽいおじさまが
「足の指で石をつかめるか競争してみたらいいよ」
とか
「掴んだ石を反対の足の甲に置ける?」
とか
突如健康番組のチャレンジ企画コーナーみたいなのが始まりました。
炎天下の中、必死でおじさんに従う中年二人。

そして、おじさん
「いい事教えてあげる。真ん中の足湯は、100年前の記憶を思い出すよ」
「え??どういう事ですか?」
「思い出す人もいるっていう話だよ。子供の頃の事とかね」

これは入らねば……。
スピリチュアル好きとしては、入らねば……。
という事で、真ん中の「思考の泉」(ここも炎天下)へ。
湯の中が坂になっている。そして、足の裏がなんか気持ちいい。
近くにきていたおじさん
「つるっと転ばないように。あと足の裏を擦り付けると、小さい頃、足の裏をくすぐられた事を思い出さない?それで子供の頃のこと思い出すって言ったんだよ」

おじさん……わたしは100年前を思い出してみたかったけど、邪念が過ぎたみたいです。

ちなみに公式ブログの紹介には

「やさしい気持ちを取り戻し、心を和らげ幸せな気持ちになれる効果」

とありました。
なるほどね、だから子供の頃ね。

やっと日陰のある足湯に空きが出たので、そちらに移動。
暑いのにもだんだん慣れてきて、足湯が心地よくなってくる。
やっぱり温泉、そして頭寒足熱は最高だなと再認識。

気づいたらおじさんは足湯から居なくなっていました。

まだラーメンまで時間があるので、もう一社「五所神社」を参拝し、珈琲WEST本店へ。

ランチタイムだったので、入った瞬間にデミグラスソースやらミートソースのいい香り!
負けたよね、ラーメンが15時から控えてるってのに、頼んだよね、ミートソース。

とても美味しかったです!!
店内には竹久夢二の絵がたくさん飾ってあって、子供の頃竹久夢二好きだったのでとってもノスタルジックな気分に。

テーブルのお砂糖とか置いてある銀のトレーが綺麗なのとかもいいですよね♡
前日に泊まった湯本富士屋ホテルの大浴場もそうだったけれど、そういう細部への美しさに好感が持てます。

そしていよいよラーメンへ!
整理券持っていても、また店先で並ぶ感じです。暑い暑い。
でも、散水機??と屋根も設置されてるので、なんとか凌げます。
少し待ってから、呼ばれて店内へ!

綺麗に拭き上げられたカウンター、出されたお水も美味しく、お盆の箸置きも洒落ています。
はぁ、美しい。

わたしの頼んだ醤油ラーメンは、最初ちょっと味が濃いかな?と思ったけれど食べ進めるうちに、ちょうどいい感じに!不思議!
麺は入麺みたいなまろやかな感じだったな。
チャーシューは残念ながら、肉が苦手なわたしには肉肉し過ぎていて食べられませんでした(夫氏にあげました)。
肉が好きな人が作ったチャーシューだなという感じ。
ちなみに、肉がそんなに得意じゃない人が作った焼き豚は食べられるのでこればっかりは美味しい美味しくないの判断じゃないみたい。
(押上一軒家カフェikkAさんの紅茶豚はいつもペロッと食べてます)

満腹で大満足。
最後は早川漁港に寄り道をして、目つきは鋭いがやたら人懐っこい猫たちを動物写真家岩合さんのように激写しまくりました。

癒された。大満喫の湯河原でした。

最後まで読んでくれて、ありがとう!
では、また!

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