危うく真逆の人生を歩むとこだった【コーチングログ】【VIPサウナに行ってきたよ】
「言いたい事はあるけど、、、言う意味あるのかなって感じてしまうのですよね。」
東京。夜9時。
レインボーブリッジ付近のプライベートサウナ。
人生初のVIPルームの高揚感が治まってくると、だんだんとクライアントさんの本音らしき物が出てくるようになりました。
感じたことを伝える意味ね、、、、、。
突っ掛かりはここかな、、、、。
こんにちは。ライフコーチのひつじです。
今回は先日のコーチングでクライアントさんとお話ししてきた内容について喋ります。
会社の仕事終わりに、サウナに入りつつ3時間ほどお話ししてきたのですがこれがまた大変いい内容だったのです。
今日お伝えするのは「感情表現をする意味について」。
今回のクライアントさんは、会社の人の言いたいことがありながらも言い淀んでいるようでした。で、感情ばかりがモヤモヤと渦巻いていて溜め込まれていたのですが、コーチングを通じてこの感情が噴き出た途端に、やりたい事の見え方に変化が現れたのです。
あなたは
「やりたい事が見つからない。」
「やりたい事はあるけど、継続できない。実行できない。」
なんて悩みを抱えた事はありませんでしょうか。
もし心当たりがあるなら、今回のクライアントさんの経験があなたの人生にも役立つかもしれません。ぜひ読んで行ってね。
【この記事で伝えたいこと】
クライアントさんのお話。
今回のクライアントさんは今後のキャリアについて考えてらっしゃる方でした。
副業。
この方は、私と出会った頃からすでにやりたい事を明確に自覚していて、実際にそれを自分の活動軸(副業)として持っている人でした。ただ自分の心との向き合い方に課題感を抱いていて私との対話をされているのですが、、、、、。結果からいうと、この方のやりたい事は彼が自覚していたよりも複雑だったのですよね。
その方の副業は1on1で人の体の変化を生むもの。人の成長や変化を目の当たりにするのがとても大きい”やりがい”なのだそうです。だから、パソコン業務が多くてなかなか人の変化に携われない本業の比重を思い切って軽くして、もっと副業に専念したい。そう言うお話だったのですが、、、、、。
話しを戻します。
なるほどなあ、、、、、うーん。
正直微妙だなあ、、、、と感じました。
何がかって、自分が本当に副業にもっと時間を使いたいなら、1ヶ月もの期間を何のアクションも無しに、ただじっと待っていられるのか?そう思ったのです。なんかもっと根っこで感じていることがある気がする、、、、、。
ちょっと対話環境を変えてみることにしました。
「サウナでもいきます?」
人生初の個室サウナ。
以前より、このクライアントさんはサウナ好きである事を語られていて
「今度のセッションで一緒に行きたいです!」なんて言ってくれておりました。
ちょうどいい。近くにサウナがあるし行ってみることに。
突然予約したものだからVIPルームしか空いていなかったけど、これがまた良かったのよなあ。
お互い人生初の個室サウナ。
お互い人生初のVIPルーム。
いい大人が2人して、まるで子供のようにはしゃぎ倒してしまいました。
何をするにも「今日VIPだし。」なんてことを語尾にいう。
「お酒買っちゃいます?!今日VIPだし!」
「サウナ石に水かけますね。ちょっと多めにしますよ。今日VIPだし。」
「4セット目行っちゃいますか!今日VIPだし。」
「タオル使います?今日VIPだし。」
いい経験だったな。
浮かれた気分も何セットかサウナに入っていると落ち着いてきます。やっと普段の冷静さを取り戻した頃に、クライアントさんがこんな本音をぽろっとこぼされました。
「最近、仕事してると人の仕事ぶりに”もっとここ上手くできるでしょ。”なんて思うことが増えたんですよ。」
きたきた。
こうやって本題から外れて遊んでると、次第に心が掘り下げられるのよね。
まるで北風と太陽みたい。その人の本音をこじ開けたくて力んでても、お互い緊張しているからかなかなか思うように事が進まない。遊んでリラックスして初めて人は本音に立ち帰れるのですよね。不思議なもんだ。
さて、一緒に思う存分VIPごっこをしたことで本音を吐露する様になってくれました。ここからがコーチング本番。腕の見せ所です。
言っても意味ない。
でも言わずにいられるか?
どうやら彼は会社の同じチームメンバーの仕事っぷりに不満があるそう。
直接彼に影響があるわけではないのだけど、どうもお節介を焼きたくなる自分がいるのだそうです。
で、現状は彼がチームメンバーの部の仕事をそっと埋め合わせているようなのですが、その結果かなり働き詰めで、まだまだ就職したてなのに実質そのチームの管理責任者のような仕事っぷりを発揮しているのだとか。
なるほどな。ここだ。
そう伝えるとハッとした顔をされていました。
当初の想定と話の着地点が変わったようでした。
そうか、今この人の課題は会社にあったんだ。
再び思い出したやりたい事。
そういえば、、、、、とクライアントさんが口を開きます。
複雑ですねえ笑
でもそんなものです。
自分の中にある”やりたい事”が実現しやすいシンプルなやりたい事ならば、私を雇うほど真剣に悩んだりしない。実現のためにシンプルな行動をしていれば解決するもの。しかし、私にたどり着いた時点でその根っこにあるものは複雑難解なんです。一緒に感情を出してみて、考えていることをテーブルに並べてみないと自分が心から納得できる”やりたい事”なんか見えないのですよね。
この人は、本音を吐き出してみたことで、自分のやりたい事が一つだけではないことがわかりました。
【一旦まとめ】
”やりたい事”の正体
さて、ここまでクライアントさんが感情を吐き出すことで、自身の「やりたい事」の見え方に変化が生まれた様子を書き連ねてきました。
ここまで書くと思っている事を「言っても意味ないな」なんてい事はないとご理解いただけますでしょうか?
感情を表現することは、自分のやりたい事を理解するための大変重要な打ち手です。
そもそも、私たちが探している「やりたい事」が何かというお話をします。
まとめ①
【やりたい事の正体】
私たちが探している”やりたい事”の正体は”優秀な感情表現ツール”です。
私たちが人間として生きていく中で種として成し遂げたい目的って”子孫の繁栄”とか”生存する事”とかいう肉体的なのをイメージすることが多いと思うのですが、同時に”感情を他者と共有する事”なんていう感情的ものも重要であるとされています。(参照:愛するということ 著:エーリッヒフロム)(参照:欲求後段階説 著:アブラハムマズロー)
人生の大きな目的の中に「感情の共有」があるならば、やりたい事もこれに根ざしている可能性が高いと考える事ができます。
まとめ②
【やりたい事を見つけるには感情を排泄するしかない。】
人のやりたい事が感情と深く結びついているならば、”やりたい事”を明らかにするためには感情を掘り下げるしかない。
しかし、私たちは心の問題を後回しにして数字やデータなんていう可視化された問題にのみ取り組みがちである。しょうがないよね。人間は視覚優位な生き物だもの。可視化されたものに引っ張られるさ。
しかし、そうして心の問題を後回しにすると「なんかうまくいってはいるのに、虚しい、、、、。」みたいな違和感を抱き続けるようになります。
で、思うわけです。
「本当にやりたい事ってなんだっけ?」
ってね。
感情を出しましょう。
感情を出す意味をいろんな方に問われますが、答えは簡単です。「自分の選択に違和感なく生きるため。」これです。
で、日常会話とかで感情を出し続けていると、会話なんて馴染みのある方法では表現することが難しいモヤモヤが存在することがわかります。
私たちはこのモヤモヤを放っておくことはできません。これをどうにか表現したくなる。ではどうすればいいのか?
その問いの答えとしてたどり着いたものが「あなたが本当にやりたいこと」です。私の場合でいうと、、、、
まとめ③
【やりたい事の事例:ひつじの例】
それこそ言葉で表現すると長くなるので、ここでは簡潔に行きますが
ひつじのやりたい事は
・「人の内面的魅力が淘汰されないように守ること」です。
そしてその手段が
・「対話を通じて人の感情に光を当てる”コーチング”」
とか
・「人の個性を可視化する”絵を描く事”」
だったりするわけです。
あなたの心の根っこを表現できる”やりたい事”はなんでしょうか。
それは土を退けて退けて宝を掘り当てるみたいに、感情を出して出して心を掘り下げてみなければ姿が見えません。
だから感情を出しましょう。
「二つのやりたい事って
相性悪くないですか?」
長くなってしまったので、そろそろ締めに向かいましょう。
最後にもう一つだけ伝えてみようと思います。
何かというと「やりたい事が見つかると、大体人生はややこしくなる。」という事です。
今回のクライアントさんのお話に戻りつつ詳しく説明しますね。
このクライアントさんは今回のセッションを通じて2つのやりたい事が明らかになりました。
「人の成長に直接関わりたい。」
「多くの人の成長に貢献したい。」
彼のプライバシーを気にしながら言葉にするとこんな感じ。きっとこの二つを同時に叶えるのは大変難しい。例えばこの二つを叶える手段を安直に考えるならば「多くの人の元に直接赴き、セッションを提供する。」なんてことになる。
私がやっているコーチングで例えるとイメージしやすいだろうか。
私は今セッションをするとなると1日1人が限界である。事前に前回セッションの資料を振り返り戦略を立てて、4時間くらい直接お話しする時間があって、まとめの資料を作っているとあっという間に一日がなくなる。
これを多くの方に届けようとするならば単純に寝る時間や自分の余暇の時間を削ることになる。しかしこれはしたくない。だって体の健康があっての”やりたい事”だし、自分の余暇で心が潤っていてこその”やりたい事”である。そもそも心身ともにボロボロな人に心を預けたいとは誰も思わないだろうしね。
より多くの人の成長に貢献しようと思ったら、現場のセッションスキルだけではなくて業務効率化を図るITなどの知識が必要かも知れないし、組織を円滑に回すためのコミュニケーション能力も必要だろう。場合によっては”カリスマ性”なんていう属人的能力も求められる。
これらを全て兼ね備えて
「人の成長に直接関わりたい。」
「多くの人の成長に貢献したい。」
この二つを同時に叶えるのは非常に難しい。そもそも1人で叶えられるのか?なんて思ってしまう。
でも、君はこれを叶えずにはいられないだろう。だって好きなのだもの。まるで遠い海外にいる誰かに恋をするように、どれだけ遠かろうと海や移動費なんて壁を乗り越えて辿り着きたくなってしまう。
他の人はきっと「飛行機高いよ、、、、。」とか「言語の壁が、、、、。」なんて言って冷静さを取り戻し、立ち向かうことをやめてしまう壁に、君だけは本気で立ち向かおうとするだろうさ。
だって好きなんだもの。しょうがない。もう理屈がどうとかそういう問題じゃなくなってしまった。だって好きなんだもの。
”それ”をしないと表現できないなんらかの感情があるのだから、君はどれほど難しくとも”それ”をやるさ。
そうした苦しいプロセスが生むものが何かというと、「独自の強みや才能」なのですよね。
だから、、、、、相性が悪い?そりゃそうだろうさ。
「またややこしい組み合わせを持ってきたなあ」と思ったよ。
でもそんなものさ。人のやりたいことなんて簡単に叶いそうもないややこしい組み合わせになってるのよ。だから1人じゃこれを叶えることを諦めてしまう。
でも私はこれらを叶えるために本気で歩み続けた人たちをたくさんみてきている。私自身も己のややこしい”やりたい事”を形にするためにここまで歩んできたし、これからも歩みを止めることはできない。
きっと君もそうよ。もう気づいてしまったら止まれない。それが好きなんだもの。しょうがない。きっとこれからは大変だと思う。
でも、少しずつややこしい自分の”やりたい事”が形になっていくと、君にしか作れない価値が生まれていくことになる。私はこの価値を一緒に見ることが今から大変楽しみです。大変楽しみ。
だからいっしょにこれをみに行こう。
大変だけどね。
でもしょうがない。
これが好きなんだから。
終わりに
随分感情が乗って、最後は個人に向けた論調になってしまいましたね。予定とだいぶ違いますがこれもまたいいでしょう。このまま投稿してみることにします。
最後にまとめますが、この記事を通じて伝えたかったことは2つです。
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ではまた。
【自己紹介】
ひつじと名乗る男
・工藤夏樹 (くどう なつき)
・1997年生まれ
・岩手生まれ神奈川育ち
・AB型
・星野源信者、BUMP OF CHICKEN信者、筋肉信者
都内の大学で救急医療を学び、卒業後は消防署に就職。
消防隊と救急隊を3年間経験したのちに退職。
その後は以下の3軸の活動をはじめる。
・ライフコーチ
・パーソナルトレーナー
・ゲストハウススタッフ
当時の様子↑
現在は「楽しい時間の中に”やりたい事”を見つける」をテーマにライフコーチとして活動しています。
活動の様子
オンラインでカウンセリングをしたり↓
動画を撮ったり、、、
コーチングを受けて移住を決意した方にお会いしに行ったり、、、。
クライアントさんに向けて絵を描いたり、、、。
クライアントさんと一緒にサウナに行ったり。
筋肉、イラスト、サウナなどあくまで楽しい時間を共有する中で生まれる感情から”やりたい事”を探すお手伝いをしております。
コーチングの詳しい様子はこちらにまとめています。
ぜひ読んでね。
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