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救急隊をやめてゲストハウスで過ごした1年3ヶ月。片道30分の異世界。

ライフコーチの
ひつじです!

というか今日の投稿は
亀時間の元宿直の
夏樹君としてお話しします。
 

何をって、そりゃ、、、、
「寂しいーーーーーーーー!!!!」
を。です。
 

いつもみたいにコーチとしての
投稿をしようと思ったんですけど
筆が全く進まない。
動画を撮る気力が湧かない。
 

亀時間を卒業して生活が一変して
しっかり”ロス”を味わっています。
 

一旦この感情を出し切らねば
前に進めないようになっているみたいです。 
 
 
というわけで今回からの3投稿では
自分のために1年3ヶ月の思い出を振り返ります。
 
 
長くなるんだけどね。
読まれづらいのはわかってるんだけどね。
でも書くぞ。
 

うわあ曝け出すのこわい!
書きます!!
 

消防士の世界の当たり前



 
消防士を辞めてからの1年と3ヶ月の間
鎌倉のゲストハウス「亀時間」で
宿直スタッフをしながら過ごしていました。
 

そもそもなんで亀時間に来たかって、、、、、
それは消防士をしている中で
なんとなく築き上げられていった
「あたりまえ」をゼロにしたかったからです。
 

社会人ってこういうもの。
大人ってこういうもの。
人として生きるってこういうもの。
 

この固定概念を一旦ゼロにしたかった。
消防士と過ごす日常がこの世の全てのはずがない。
もっといろんな生き方があるはずだ。
 
 
こんな話をすると消防士が悪者みたいに
聞こえ始める気がするんですけど
それは不本意だということだけ触れておきますね。
 
 
消防士には小さい頃から憧れ続けて
辞めた今でも同期や先輩方が
かっこよくて仕方がない。
 

災害に立ち向かう彼らへのリスペクトを
同じ現場に立っていた私が忘れてしまうのは違う。
 

話を本題に戻しまして、、、
消防士が持ち得ない価値観を
持って生きる人達に触れてみたかったんです。
 
 
とにかく消防署と家だけの世界から抜け出したい。
知らなかった世界を味わってみたい!
どこか遠くに行ってみたい!

で、目をつけたのが鎌倉。
バイクで30分。
近い笑
 

でもこれが良い冒険でした。
 

 

片道30分の異世界




 
当直明け。
衝動に任せて家に帰らず
職場から直行した鎌倉は
大変刺激的でした。
 
 
普通の住宅街で暮らしていた私からしたら
海や山に囲まれながらお寺やおしゃれカフェが
立ち並び、観光客でごった返す鎌倉の街並みは
異世界の様に感じられます。

 
駅前は原宿みたいに混んでるくせに
少し駅から離れると急に静かになる。
なんだここ。

 
街を歩くのがあまりに楽しいので
宿を取ることに。
 
  
それがたまたまゲストハウスとの
出会いになりました。

 

異世界の住人



  

「仕事を辞めてピアノを弾きながら
世界を旅してきたんだ」
 
 
「毎日サーフィンやっててさ
めっちゃ楽しいんだよね!」
 

 
「車の展示に出展するためにきたんだ。」
 

ラウンジで彼らの口から飛び交う全てが
私の知らない日常でした。
 
その空間で聞くもの見るもの全てが
語り合う彼らの全てが興味深い。
 
 
職場からバイクで30分の街は
私をどれほど遠くへ連れて行くのだろう。
 
 
このゲストハウスのラウンジはどれほど広く
世界と繋がっているのだろう。
 
 
将来の目標が決まった夜でした。
ゲストハウスにもっと深く関わってみたい。
でないと死ねない。
 
 

亀時間の仕掛け


 


亀時間に来たのは、それまで巡った
ゲストハウスの中で一番自分に
合っていると思ったから。
 

ゲストさん同士の距離感が絶妙で
隅っこの方で本を読んでても
カウンターで談笑しながらお酒を飲んでいても
 
 
どんなふうに過ごしていても決して
悪目立ちしない空間と雰囲気。
 
良い。
 

ここでなら、特に肩に力が入ることなく
交流ができる気がする。
 
 
で、その期待は見事に当たりました。
とてもよかった。
 
いろんな人とお話ししました。
 

日本を飛び出て海外でCAをされているお姉様。
 
大企業を辞めて小学生のお子さんと4人で
自給自足生活をしている家族。
 
借金5億円を抱えながら
一大企業を築き上げた敏腕社長。
 
日本の伝統工芸を仕事にしたくて
アメリカから渡ってきた仲良し兄弟。
 

消防士の頃にだって
こんな生き方があるって知っていた。
 

だけど、画面越しに情報としてそれを知るのと
目の前でその人生を歩んできた当人が
熱を込めて語ってくれるのとでは
受け取り方が天と地ほども違う。
 

本当にこんな生き方しても良いんだ。
本当にこんな大人がいても良いんだ。
本当に好きなことに人生を注いでも良いんだ。
 

3ヶ月もすると消防士をしていた頃の私が抱いていた「普通の社会人像」はほぼ消滅していました。

 

私も肩書きに頼らないで、背伸びしないで
好きなことに全力を注いで生きよう。
 

キラキラした人生を目の当たりにして
強く憧れました。
 
 
で、その後人生で一番苦しい時期を
ひっそりと迎えたのですがまた次回お話します。


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