【忘備録】家具のサイズ

韓国料理を食べに行った。
必ず気持ちの良いお母さんの声が店内に響く数回ほど行ったことのあるお店だ。
辛いものが得意ではないが、食べられる範囲の辛いものを提供してくれてるので気に入っている。

韓国の文化で「皿を持ち上げない」テーブルマナーがある。
どうしても持ち上げたくなる気持ちは出てくるものだが、ふとこのお店ではそんな気持ちになりづらいことに気がついた。

タイトルの通り、家具のサイズ、もっと言ってしまえば日本の標準家具のサイズとは異なる海外基準の家具サイズであることだ。
日本の標準的な机の高さは700mm(70cm)で、おそらくほとんどの家庭で使われているものは700mmのダイニングテーブルなどだと思われる。
体感でしかないが、韓国料理屋さんで使われていた机の高さが700より上であったように感じた。(もしかしたら740ほどかなと思う程度。)

もう少し身長がある人であれば、普段通りに持ち上げることも違和感なくできたのかもしれないが少しの違いで大きく気分が変わることもあるのだなと少し面白い気持ちになっていた。もちろん皿の大きさが大きく重いことで持ち上げられないようになっている原因の一つではあるとは思う。

昔ながらのキッチンが800でシンクの深さが深く、日本人の昔の身長に合ったものであったが、現在のキッチンは800-900間でシンクが浅くなることで平均身長が伸びた現在の日本人の腰痛の原因をなくしている。
似たようにKS規格、つまり韓国産業規格に則ってそうなっているのかと思い調べたところ、どちらかといえばお店の趣向の意味合いが強そうだった。

日本人の持ち上げて食べる文化は畳のような低い位置だと食べにくい=持ち上げる、の流れができた話を耳にしたことがある。そのため、韓国ではもしかしたら机の高さが高かったのでは?という仮説をたててみたものの韓国の生活の成り立ちに疎くむしろ器側の熱さや重さで持ち上げられないのだとする話やスジョと呼ばれる箸とスプーンの使い方によって持ち上げない文化になったのだという話まで広がりをみせ簡単には調べ切ることはできなかった。

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