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平成ケータイ三国志

時は平成の世。世紀をまたいだこの時代は、電話という通信手段が地面から解き放たれ、国営企業であった電電公社が解体した乱世。我こそが天下を獲らんとする猛者が跋扈する時代でありました。そして世はドコモ、AU、softbankの三国に別れ、互いにしのぎを削り合う、三国時代に突入したします。これこそ世に云う、「平成ケータイ三国時代」と申します。

血で血を洗う戦国時代の動乱の中、最初に天下に名乗りをあげたのがドコモでございます

治世の能臣乱世の奸雄と呼ばれたこの者は、国の機関であった電電公社の能臣として勤めていましたが、解体するやいなや独立。まるで帝を支配下に置くように、電電の威光を背に事業を拡大していき、天下統一へ向かうのでありました。

それに対抗するように現れたのがauでございます

DDI、KDD、IDOの三者が結束「同年、同月、同日に生まれることを得ずとも、願わくば同年、同月、同日に死せん事を」と誓ったかどうかは定かではありませんが、彼らが集まって作ったauは、常にドコモに対抗。ドコモが新機種をだすとauもそれに対抗。従来の携帯電話になかったカラフルなデザインを採用するなど若者を中心に人気を博しました。また、docomoの殿様商売に怒りの声を上げる民からの応援の声も送られておりました。まさに英雄。

そして更に第三国、最初はJフォン、次はvodafoneと党首が次々と変遷するなか三代に「やりましょう」と名乗りを上げたのが、孫の民、孫正義率いるソフトバンク。

ソフトバンクは舶来の玉璽を手に、通信からインターネット分野へと戦線を拡大し新たな時代を切り開いたのであります。

そして世は血で血を洗うケータイ三国時代となり、令和時代はますます激しくなっていくのですが…残念ならばお時間でございます。続きの争いはぜひ皆様の目でご確認くださいませ。


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