アーサーコナンドイルは世界的に有名な名探偵シャーロックホームズを生み出したイギリスの小説家であり、ドイルの著作は現代でも多くのファンに愛されています。

　本記事ではコナンドイルがいかにしてシャーロックホームズという魅力的なキャラクターを生み出し、爆発的なヒット作を書き続けたかを時系列に沿って解説いたします。

　＊↑より詳細な情報を追加した動画版も併せてご視聴するとより本記事の内容が理解しやすくなります。

　シャーロック・ホームズのモデル

　シャーロックホームズというキャラクターはコナンドイルの医学の教授であるジョセフ・ベルという人物がモデルとなっています。

　ベルはドイルの大学時代の教授であり、彼の知的かつ洞察力に富んだ性格が後のホームズの原型となりました。

　
　ホームズの名前の由来

　シャーロックホームズという名前は実在のクリケット選手から拝借してきたものでした。

　ちなみに最初はシェリンフォードという名前の予定でしてが、後からシャーロックホームズという名前に変更されました。

　ホームズの登場回数

　シャーロック・ホームズは56編の短編小説と4つの長編小説に登場しています。

　最初の短編小説は1887年に発表され、最後の短編小説が1927年になされるまで、30年以上にわたって執筆され続けました。

　その間、ホームズは多くの謎と事件を解決し、読者たちを魅了し続けました。

　ホームズの推理力の源

　ホームズの卓越した推理力と観察力は、ドイル自身が医学の教育を受けていたことから生まれました。

　医学の知識が彼のキャラクターの魅力と深みに影響を与え、緻密な推理が物語に現れています。

　また、当時はまだ主流ではなかった科学的な捜査方法を小説にいち早く取り入れたのも人気の秘密だと考えられます。

　コナンドイルのホームズへの愛憎

　アーサー・コナン・ドイルは自身が執筆したシャーロック・ホームズに対して愛憎入り混じった感情を抱いていました。

　元々は歴史小説家になりたかったコナンドイルですのでシャーロックホームズの成功により、他の作品が注目されなくなることを心配し、ホームズシリーズが売れ続けることに複雑な感情を抱いていました。

　ホームズの死と再生

　コナンドイルは「最後の事件」でホームズを滝壺に転落させ、その死を描きました。

　ドイルに言わせると”低俗”なシャーロックホームズシリーズで注目されるのは不本意だったためにホームズの死によって強引に終了させました。

　
　だけどファンの要望が強く、彼は後に「ホームズの大冒険」を執筆してホームズを再登場させることになりました。

　ファンによる誹謗中傷

　シャーロックホームズの死をもってシリーズを強引に終了させたコナンドイルの下には怒り狂ったファンからの抗議文や脅迫が大量に届きました（T-T。

　それに屈してホームズを復活させた・・というわけではないのでしょうが、結果的にはシャーロックホームズシリーズを再開して良かったとコナンドイルは語っていたそうです＾＾；。