これは貴方が物語を届けるまで【小説雑講座】

やぁワトソン。作家探偵の茶鹿秀太だ。

早速で悪いんだけど、君も小説を書いてみないかい?

小説はいいよぉ。

テレビとか映画で見れる予算ん〜億の作品もタダで作れるんだ文字だけで。

しかもネットだと無料で使える小説サイトも充実してるから、たくさんの人に読んでもらえるよ!

今まで小説を書いたことがないって?

それでも苦しまず辛い思いもせず僕より面白い小説を書けますかって?

はい!一生懸命トレーニングすれば僕よりも面白い小説を書けますよ!

早速小説を書いてみよう!とりあえず筆を持って……

舐めてんじゃねぇぞ貴様あああああああああああああああああ!!!(ドスっ)

お前こっちが作品作る時どんだけすんごい苦労してんのかわかっt

(放送禁止)

はいというわけでね。

みなさんもね、小説書いてみたいなぁ〜って思う瞬間ありますよね。

しかし大半の方は作れません。

理由はいくつかあります。

すんごい超大作を思いついてそれを書こうとして筆が止まったり。

設定を散りばめて散りばめて話が全く進まず自分で飽きてしまったり。

「あれ?この時間使って勉強した方がコスパ良くね?」と気付いてしまったり。

ふぇぇ、何から書けば良いか分からないヨォ〜……ってなったり。

まぁ色々あります。書けない理由。

でも僕優しいから書き方教えちゃう……♡

今回こんなことを書いてるのは理由があって。すごく打算的なことを言うと「自分がやってることをちゃんと言語化できるかな」のトレーニングで僕はこれを書いてますし「これを読んで書いた作品とか言われたらめちゃくちゃ気分いいだろうなぁ」となったからです。(素直)

んじゃまぁ小説を書いてみましょう。

いやー書きたいですよね。

もうとりあえずすっごく書いて書いて、面白い話書きたいですよね!!!











はい、じゃあ筆を置いて、絶対に小説の一文すら考えないでください。

よし一回冷静になろう。

君は今何を書こうとしてる?

インディージョーンズ? マーベル作品? ジョンウィック? 鬼滅? 異世界はなんかこうすごい電子機器とともに? どぎつい性癖詰め込み小説?

いきなり書けるわけないだろぉ! そんな作品がさぁあああああ!!!!(グサっ)

ちっ、ペンが今宵も血に飢えておるわ。

そう一回落ち着くんだ。素数でも数えようじゃないか。

君の考えをまず聞きたいんだ。
どんな話を作るつもり?

分量は?ラノベ1冊分で10万文字だぜ。そんなに書くことある? Twitterは140字、noteは2500字がマックスですよ。

じゃあnoteに書くくらいで考えますか。2500字。楽勝ですよ。400字詰めの原稿用紙6枚くらいでしょ? 多いなやってられんわ。

さて世の中いきなり書こうとしたら目の前に広がるのは真っ白な世界。何もできない。

装備を整えましょう。

無人島に持っていきたいものなーに? と一緒です。君は今創作の無人島にいて、何処かから脱出しなきゃいけない。その時に何を持ってく? ゴールにどうやって辿り着く?

コンパスとか地図欲しいよね。スマホも欲しい。なんなら食材はステーキがいいとか。個人的には洗濯機とか温泉とかも利用したい。一通り満足した上でナイフとか松明とか装備してゴールがいいな。

でも何故か無人島ではそうだとしても創作だと「いや何も用意しないでフィーリングで作ってるwそれでも完成するんだよねそれがホンモノってわけw」とかいう再現性の低く偶然の成功体験を積む人がやたらいるんですよね。てんさーい!

まずは地図を用意、移動ルートを決めときましょう。

このお話はどんなお話で、どんなルートでゴールするんだろう。

真っ直ぐゴールを目指したらちょっと退屈だから、楽しいこといっぱいしよう。

あ、でも何かしらうまくいかないとこともある。どうやったら乗り切れるかな?

ここまで考えてからタイムスタートです。RTAJapanぇ……。

さぁRTAと違いスタートから決められたルートをめっちゃくちゃ体力を使い果たし完璧なルート取りで行こうとすると、気づくんです。

「あれ、ここからは別ルートの方が良くね?」って。

その時に行く行かないの舵切りをするのがセンスだね。経験で「この道のほうが面白い」となるか、知識で「この道のほうが面白い」となる方に行くか、納期で「そっち行ったら死んじゃうヨォ!!!」ってなるかどうかです。

でもゴールは同じ。結局はゴールを目指して動くので、問題ないのです。

書けない人は「あれぇ、ここどこぉ?」とスタートはあれどゴールがないので永遠に彷徨い続ける化け物と化します。

そして飽きて「人生リセットボタンぽちぃいいいいい!」と作品を吹き飛ばして消えます。悲しいね。

なんか適当に書きすぎてるからまとめるね。

1、無人島(世界観・設定)を
2、誰が歩く(主人公・キャラ)のかを決めて
3、地図を作って(シナリオプロット)
4、実際に歩く(本文作成開始)

雑にいうとこんな感じ。
雑にいうとね。
これをしっかり準備して書こうって話。

んで大半は1、2、3を布団の中で目を瞑って脳内で話を展開し完成したつもりになるので蜂の巣くらい穴ボコだらけです。

でもさー。そういう時の考える話が一番面白いんですよね。マジで。もうワックワクよ。名シーンラッシュよ。穴ボコだらけなのにやたら楽しいし面白いんですよねぇ。

はぁ、AIがワイの頭ん中の映像全部出力してくんねぇかなぁ(怠惰)

はい、ここまでで2200文字くらいです。

ね?簡単でしょう?

とりあえず書いちまえば文字なんて膨れ上がるもんよ。2ヶ月で20万文字書けるのよ(なお健康被害甚大)

はいじゃあ次回もね、なんか書いていきますので一緒に小説を書きましょー!

ご拝読ありがとうございました!
報酬はスイス銀行へ。
ではまた。

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